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2022年11月16日 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会 第66回議事録

○日時

令和4年11月16日(水)調査実施小委員会終了後~

 

○場所

オンライン開催

○出席者

永瀬伸子部会長 関ふ佐子部会長代理 小塩隆士委員 飯塚敏晃委員 中村洋委員 秋山美紀委員
<事務局>
伊原保険局長 眞鍋医療課長 中田医療技術評価推進室長
荻原保険医療企画調査室長 安川薬剤管理官 宮原歯科医療管理官 他

○議題

○令和4年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(令和4年度調査)の調査票案について

○議事

○永瀬部会長
ただいまより、第66回「中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会」を開催いたします。
なお、本日も新型コロナウイルス感染症対策の観点から、オンラインによる開催としております。また、今回も会議の公開については、前回と引き続き、試行的にユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
まず、委員の出席状況について、御報告します。
本日は、全員が御出席でございます。
それでは、議事に入らせていただきます。
本日は「令和4年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(令和4年度調査)の調査票案について」を議題といたします。
事務局より資料が提出されていますので、説明をお願いいたします。
○荻原保険医療企画調査室長
保険医療企画調査室長でございます。資料は検-1、検-1参考でございます。
令和4年度診療報酬改定の結果検証調査につきましては、本年6月15日の中医協で御承認いただきました調査計画に基づきまして、2か年に分けて実施することとしてございます。
今年度につきましては、5項目ございます。在宅医療、在宅歯科医療、在宅訪問薬剤管理及び訪問看護の実施状況調査
精神医療等の実施状況調査
リフィル処方箋の実施状況調査
後発医薬品の使用促進策の影響及び実施状況調査
明細書無償発行に関する実施状況調査
以上の5項目につきまして、調査票案を作成してございます。
作成に当たりましては、5つの調査ごとに公益委員、有識者等で構成しました調査検討委員会におきまして、具体的な調査票の内容を御検討していただいてございます。
また、短い期間にもかかわらず、事前に中医協の委員の皆様にも、原案を二度、御確認いただきまして、そこでいただいた御意見につきまして、可能な限り調査票のほうに反映させていただきました。
この短期間におきまして、非常に多大なる御協力賜りまして、誠にありがとうございました。
今後のスケジュールとしましては、本日、調査票案が御承認いただければ、12月に調査を実施いたしまして、督促、回収、集計、分析を経て、調査結果について報告書を作成し、まとまり次第、3月末までに中医協のほうに御報告したいと考えてございます。
それでは、検-1を御説明いたします。
資料は大部で恐縮ではございますが、時間の関係上、ポイントを絞って御説明いたします。
資料のページ番号につきましては、右下の通しのページ数で説明申し上げます。
今回の検証調査におきましては、診療報酬改定による影響を調査することと併せまして、新型コロナウイルス感染症関連の項目も多く加えてございます。
右下の通しページ2ページを御覧いただきたいと思います。
実際に調査を実施する際には、この色は外すことになりますが、本日は御説明用といたしまして、コロナに関する質問には黄色いマーカーを、前回調査から新規に追加した質問には青色のマーカーをつけてございます。
本日は、主に、これら黄色、青色の箇所を中心に御説明いたします。
まず、右下、通しページ3ページ、4ページを御覧いただきたいと思います。
こちらについては、各調査票に共通している点でございますが、調査の概要といたしまして、調査の目的、調査の対象を記載してございます。
調査の手順といたしましては、紙媒体の記入後、郵送、返送していただく方法が原則でありますが、施設票につきましては、回答者の負担軽減のため専用ホームページより、電子調査票をダウンロードし、入力の上、メールへの添付により返送する。オンライン上での回答を選択できるようにしてございます。
また「3.主な調査事項」では、新型コロナウイルス感染症の影響に関する項目、今回新設した項目、前回調査から削除した主な項目について一覧できるようにまとめて記載してございます。
今申し上げた点は、5つの調査とも共通でございます。
それでは、早速ですが、個別の調査票の説明のほうに移ってまいります。
1つ目の調査、在宅医療、在宅歯科医療、在宅訪問薬剤管理及び訪問看護の実施状況調査についてです。
まず、医療機関調査についてですが、7ページからが医療機関調査となってございます。
11ページから、コロナに関する質問が続いた後、今後の情報通信機器を用いた診療の意向について質問してございます。
20ページですが、こちらでは、歯科訪問診療との連携の状況、その後に在宅薬剤管理指導の状況について質問しています。
22ページからは、令和4年度診療報酬改定で新設された評価の実施状況について質問してございます。
29ページでは、末期の悪性腫瘍患者の訪問診療の実施状況について質問してございます。
30ページでは、訪問診療で容態が急変した患者への対応状況について質問してございます。
31ページ、訪問リハビリテーションの実施状況等について質問してございます。
また、32ページにおいては、人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン等の内容を踏まえた内容について説明してございます。
34ページからは、患者票となってございます。
訪問リハビリテーションの実施の有無。
人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン等の内容を踏まえた対応などに関する設問を新たに設けてございます。
続きまして、歯科医療機関調査票でございます。ページで申し上げますと58ページ以降になります。
少し飛ばしていただきまして、65ページですが、65ページでは、病院への歯科訪問診療の実施状況について調査を行います。
続きまして、66ページにおいては、通信画像情報活用加算の実施状況を調査するということとしてございます。
68ページでは、在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料の実施状況を調査してございます。
続きまして、69ページにおきましては、小児在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料の実施状況を調査いたします。
70ページですが、口腔細菌定量検査の実施状況について調査を行ってございます。
71ページですが、他の医療機関等との連携状況についての調査でございます。
77ページでございますが、こちらでは歯科訪問診療の場面における新型コロナウイルス感染拡大の影響について質問してございます。
78ページ目からは、患者票となってございます。
自院での最終の外来受診歴、訪問歯科衛生指導の頻度、歯科衛生士による訪問歯科衛生指導の内容等の設問を新たに設けてございます。
続きまして、保険薬局票でございます。ページで申し上げますと、82ページ以降になります。
84ページですが、在宅患者訪問薬剤管理指導料等の実施状況についてでございます。
86ページですが、他職種との連携についての調査項目でございます。
87ページになりますと、在宅において医療用の麻薬持続注射または中心静脈栄養法を行っている患者の薬学的管理の状況について調査を行うこととしてございます。
89ページですが、在宅患者へのオンライン服薬指導についての調査項目となってございます。
また、89ページ以降、患者票となってございまして、訪問薬剤管理を行ったきっかけ、当該患者の退院時共同指導への薬剤師の参加状況、提供した薬学的管理等の設問を設けてございます。
94ページからは、訪問看護票となってございます。
少し飛びまして100ページになりますが、訪問看護の体制としまして、24時間対応体制加算の届出の有無や、その予定。24時間対応するに当たり、特に負担が大きい営業時間外の対応、職員の負担等の軽減に関する取組などの設問を設けてございます。
101ページですが、令和4年度改定で見直した機能強化型訪問看護ステーションによる地域における人材育成等の取組状況に関する項目などを追加してございます。
続きまして、104ページですが、精神科訪問看護の実施状況として、届出状況などに加えまして、身体合併症への対応状況などについての設問を追加してございます。
111ページでございます。
111ページ以降、利用者票となってございまして、複数回の訪問看護における各回の訪問看護の内容、リハビリ職との連携及びリハビリ職が提供している訪問看護の内容、医療機関、介護、障害福祉等関係者との連携状況などについて調査を行うこととしてございます。
続きまして、2つ目の調査に移ってまいります。精神医療等の実施状況調査についてでございます。通しページ147ページ以降となってございます。
まず、147ページからは、病院票でございまして、医療機関の概要ですとか、入院基本料の届出状況等の基本属性について、調査を行うということとした上で、148ページから順に、令和4年度診療報酬改定に関するものといたしまして、精神科救急急性期医療入院料ですとか、精神科救急医療体制加算、こころの連携指導料、療養生活継続支援加算の状況の届出状況などについての設問を設けてございます。
続きまして、少しページが飛びまして170ページでございまして、病棟票になってございます。
まず、170ページにおきましては、入院基本料等がございますが、それ以降、入院患者の状況、在宅復帰に向けた取組等の実施状況、退院調整に向けたカンファレンスの開催状況、公認心理士を含めました医師、看護師以外の職種の配置などの状況、そういった設問を設けてございます。
続きまして、178ページ目以降、診療所票になります。
医療機関の概要に続きまして、その後、休日、夜間の対応状況、精神保健指定医の業務の実態等の基本属性、地域連携の状況、療養生活継続支援加算の状況、精神疾患患者に対するオンライン診療の実施状況、通院精神療法の実施状況についての設問を設けてございます。
続きまして、193ページ目以降が入院患者票となってございます。
患者の基本属性ですとか、入院時の状況、現在の患者の状況、退院の見通しなどについて調査となってございます。
198ページ目からは、外来患者票となってございます。
直近の入院時の状況ですとか、主傷病、リハビリテーションの有無といった現在の状況、在宅医療、在宅医療の支援状況などについての調査となってございます。
続きまして、3つ目の調査といたしまして、リフィル処方箋の実施状況についてでございます。208ページ目以降が調査票案となってございます。
まず、保険薬局票でございますが、208ページ目以降となってございますが、リフィル処方箋の対応状況、医療機関との連携、リフィル処方箋に関する薬局薬剤師への影響等についての調査となってございます。
214ページ目からは、病院・診療所票となってございます。
リフィル処方箋に関しての制度の認知、発行の有無、回数、トレーシングレポートの受領頻度、患者からの希望の有無、リフィル処方箋発行に係る検討についての今後の見通しなどの調査となってございます。
217ページ目からは患者票となってございまして、リフィル処方箋を交付された経験と、利用意向についての調査となってございます。
続きまして、通しページ225ページを御覧いただきますと、4つ目の調査といたしまして、後発医薬品の使用促進策の影響及び実施状況調査となってございます。
具体的な調査票案、229ページ目以降となっていますが、全体といたしましては、例年の調査票と同様の調査内容としてございますが、前回、昨年に引き続きまして、医薬品の供給不足の影響についての設問を設けているということと併せまして、今回、バイオ後続品に関する設問を追加してございます。
最後、5つ目の調査ですが、明細書無償発行に関する実施状況調査についてでございます。
303ページ目以降が、調査票の案でございます。
303ページ目からは施設票、一般診療所と歯科診療所となってございます。
施設票につきましては、令和4年7月1日時点で、正当な理由の届出を行っていると報告した一般診療所、歯科診療所を対象に実施を行うというものとなってございます。
該当する正当な理由に関する設問に加えまして、現在の明細書の発行状況、発行体制、患者の反応などの設問を設けてございます。
306ページ目からは、施設票、訪問看護ステーションとなってございます。
レセプト請求の方法に関する設問に加えまして、現在の明細の発行状況、発行体制、利用者の反応などの設問を設けてございます。
310ページ目からは、患者、利用者票となってございます。
患者票につきましては、正当な理由の届出を行っている診療所だけではなく、既に無料発行を行っている病院についても調査を行います。
明細書の受取り状況、明細書を受け取った方に費用徴収の有無、内容の確認の有無、明細書を受け取ることのメリットに関する質問を行います。
さらに、明細書発行の希望の有無について質問を行ってございます。
最後、321ページでございますが、電子レセプトデータの活用についてでございます。
検証調査におきましては、調査対象者の負担を軽減し、回答率の向上を図るため、また、幅広い対象について状況を把握するために、NDBデータのレセプト情報より、診療報酬の算定状況などを分析することで、調査の一部をするというものとなってございます。
こちらは、平成27年度以降、毎年実施しておりまして、今年度も引き続き実施したいと考えてございます。
下段の表に調査項目ごとにNDBデータを用いて実施する主なものを提示してございます。
NDBデータは全数調査となりますので、単純に全体としての診療報酬項目の算定傾向などを把握する場合には、こちらのNDBデータを利用したいと考えています。
一方、検証調査に回答した医療機関の状況等において、算定回数とクロス集計して分析するような場合は、NDBデータだけでは利用できません。そのような場合においては、調査票においても算定回数などを御回答いただくということとしてございます。
長くなりましたが、説明は以上でございます。
○永瀬部会長
どうもありがとうございました。
それでは、かなりたくさんありますけれども、ただいまの説明につきまして、何か御質問がありましたら、よろしくお願いいたします。また、御意見等ございましたら、よろしくお願いいたします。
よろしゅうございますでしょうか。かなり事前にもいろいろ御意見があったのが、さらに修正されているようですので、ほかに御意見がないようでしたら、本件につきましては、診療報酬改定結果検証部会として了承するということでよろしいでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○永瀬部会長
ありがとうございます。
それでは、本件につきましては、診療報酬改定結果検証部会として了承されたものとして、私から総会に報告することにしたいと思います。ありがとうございました。
本日の議題は、以上です。次回の日程につきましては、追って事務局より連絡しますのでよろしくお願いいたします。
それでは、本日の検証部会は、これにて閉会といたします。どうもありがとうございました。

<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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