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2019年6月26日 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会 第58回議事録

○日時

令和元年6月26日(水)9:07~9:24

 

○場所

厚生労働省講堂(低層棟2階)

○出席者

松原由美部会長 関ふ佐子部会長代理 田辺国昭委員 荒井耕委員 中村洋委員 秋山美紀委員
<事務局>
樽見保険局長 渡辺審議官 山本審議官 森光医療課長 古元医療課企画官
樋口保険医療企画調査室長 田宮薬剤管理官 小椋歯科医療管理官 他

○議題

○平成30年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(令和元年度調査)の調査票案について
 

○議事

○松原部会長
ただいまより、第58回診療報酬改定結果検証部会を開催いたします。
まず、委員の出欠状況について報告します。本日は全員が御出席です。
なお、会議冒頭のカメラの頭撮りはここまでとさせていただきます。
(カメラ退室)
○松原部会長
それでは、議事に入らせていただきます。
「平成30年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(令和元年度調査)の調査票案について」です。
事務局より資料の説明をお願いします。
○樋口保険医療企画調査室長
保険医療企画調査室長です。
資料の議事次第と、検-1、あと、検-1の参考でございます。
平成30年度診療報酬改定の結果検証調査につきましては、2カ年に分けて実施することといたしておりまして、今回、2年目となる令和元年度に調査を実施する5項目につきまして調査票案を作成いたしました。作成に当たりまして、各調査ごとに、公益委員、有識者等で構成いたしました調査検討委員会におきまして、具体的な調査内容を御検討いただいております。また、中医協委員の皆様にも事前に原案を御確認いただきまして、そこで幾つかいただいた御意見につきまして、可能なものを調査票に反映しております。今後のスケジュールといたしましては、本日、調査票案が承認いただければ、7月から8月に調査を実施いたしまして、その後、督促、回収、集計、分析を経まして、調査結果について報告書を作成し、まとまり次第、中医協に御報告したいと考えております。
それでは、資料検-1を開いていただければと思います。資料が非常に多くて恐縮でございますけれども、時間の関係上、なるべく簡潔に御説明申し上げたいと思います。資料のページ番号につきましては、中央下に調査票ごとのページ数、右下に調査項目ごとの通しのページ数がついておりますので、右下の通しのページ数で御説明申し上げたいと思います。
まず、2ページ進んでいただきまして、資料で言うと3枚目になります。右下に外-1でありますが、「かかりつけ医機能等の外来医療に係る評価等に関する実施状況調査(その2)」でございます。これは昨年度のその1に続いての調査となります。
調査の目的でございますけれども、この調査は前回診療報酬改定におきまして、外来における効果的・効率的な医学管理や医薬品の適正使用を推進する観点から、生活習慣病管理料の療養計画の様式や要件の見直し、オンライン診療について評価の新設、抗精神薬の長期処方、多剤処方の適正化を行ったことなどを踏まえまして、これらの影響の検証や関連した取り組みなどの実施状況について調査を行うものでございます。
次に、2ページ目、調査の対象でございます。調査は3種類ございます。かかりつけ医機能に関する施設調査といたしまして、オンライン診療料届出施設について約1,200施設、機能強化加算届出施設から500施設、機能強化加算の届出のない施設から500施設を調査いたします。また、オンライン診療料の届出施設の患者調査、そしてかかりつけ医機能に関する患者調査も実施することとしております。あと、精神科医療の実施状況に関する施設調査といたしまして、精神病棟入院基本料等を算定する病院500施設、精神科デイケア等の届出を行っている診療所500施設を対象に調査を行います。また、リハビリテーションの実施状況等に関する施設調査として、リハビリテーション料を算定している病院400施設、同じく診療所400施設を調査いたします。
調査票の具体的な内容につきましては、外-4ページ以降になっております。まず、かかりつけ医機能に関する調査の施設票でありまして、施設の概要、各種診療料、加算の算定状況、機能強化加算、生活習慣病管理料、ニコチン依存症管理料、オンライン診療料につきまして調査することとしております。
最後に13ページ目に、当該医療機関に通院する個別の患者が有する疾患や投薬の状況についての設問も設けているところでございます。
14ページ目からがオンライン診療に関する調査の患者票でございます。患者の基礎的な情報、オンライン診療を受けたことがあるかどうかや、オンライン診療に関する考えなどにつきまして調査いたします。
また、17ページ目から、かかりつけ医機能に関する調査の患者票でございます。患者の基礎的な情報、かかりつけ医を決めているかどうかや、かかりつけ医を決めた理由などにつきまして調査することとしております。
22ページ目から、精神科医療の実施状況調査の病院票でございます。施設概要、職員の状況、処方料でありますとか、措置入院後の通院、在宅精神療法、精神科在宅患者支援管理料などの算定状況、精神科デイケア、精神科訪問看護などの状況につきまして調査いたします。
30ページ目からは診療所票でございますが、病院票とほぼ同内容となっております。
36ページ目からは、リハビリテーションの実施状況調査の病院票でございます。入院患者、外来患者に対しますリハビリテーションの提供状況などについて調査を行います。
42ページ目からは、診療所についても同様の調査を行うこととしております。
続きまして、右下のページ番号、動-1とございますが、「医療従事者の負担軽減、働き方改革の推進に係る評価等に関する実施状況調査(その2)」でございます。こちらも昨年度のその1に続いての調査となっております。
調査の目的でございますが、前回改定におきまして医療従事者の勤務環境改善の取り組みがさらに進むよう、病院での負担軽減などの体制整備について、医療従事者全体に拡大するとともに、カンファレンスのICTを用いた場合の評価などを行ったことを踏まえまして、勤務環境改善の実施状況、ICTを用いた情報共有、連携の実施状況について調査を行うものでございます。
調査の対象は、昨年度調査と同様でございますので、割愛いたしますけれども、施設調査、医師調査、看護師長調査、薬剤部責任者調査の4種類でございます。
動-3ページ目以降が、各調査票案でございます。これは昨年度の主な変更点のみ御説明いたします。
まず、施設票でございますが、動-6ページ目でございます。各診療報酬の項目に関する調査に総合入院体制加算の設問を追加いたしました。
また、9ページ目でございますが、医師の勤務状況、医師の負担軽減策に関する調査に、労務管理の状況につきましての設問を追加したものでございます。
また、13ページ目に勤務環境改善マネジメントに関する設問を追加しております。
その後、医師票、看護師長票、薬剤部責任者調査票と続いております。23ページ目から25ページ目の看護師長調査の中で、看護職員の負担軽減策の取り組み状況でありますとか、その効果につきまして、昨年度調査で自由記載で多く上がっていたような項目を調査項目に追加いたしました。
また、25ページ目から29ページ目におきまして、他職種との連携状況などにつきまして、医師との連携状況に関する調査項目も追加することとしております。薬剤部責任者票につきましては、最後のところでございますが、病院薬剤師がどのような業務を分担すれば、病院全体の働き方改革に貢献できると思うかという設問を追加するなど、一部変更いたしております。
続きまして、右下のページ番号、歯-1からが、かかりつけ医歯科医機能の評価や歯科疾患管理料の評価の見直しの影響及び歯科疾患の継続的管理などの実施状況調査でございます。
調査の目的でございますけれども、前回の改定におきまして、かかりつけ歯科医機能をより推進する観点から、歯科疾患の重症化予防に関する継続的な管理や、地域連携などの実績の評価など、かかりつけ歯科医機能、強化型歯科診療所の施設基準の見直しを行ったこと、また、歯科医療機関における院内感染防止対策を推進する観点から、歯科初診料及び再診料の引き上げとともに、院内感染防止対策に関する施設基準の新設を行ったことなどを踏まえまして、これらの見直しにつきまして検証するというものでございます。
次に、調査の対象でございますが、調査は2種類ございまして、施設調査といたしまして、いわゆるか強診、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所から2,000施設、また、か強診以外の施設から1,000施設の合計3,000施設に対して調査を行うこととしております。
また、患者調査といたしまして、それぞれの施設の患者に対しても調査を行うこととしております。
歯-4ページ目以降が各調査票の案でございます。
まず、施設票につきましては、医療機関の概要、職員の配置や患者の受診状況、院内感染防止対策の実施状況、歯科疾患管理料や各種診療料、加算の算定状況、地域年金の取り組み状況、明細書につきまして調査を行うこととしております。
また、患者票につきましては、14ページ目からでございますが、患者の基礎的な情報、医療機関を選んだ理由、か強審などの施設基準の認知度や診療内容、明細書の受取状況などについて調査を行うこととしております。か強診以外の診療所の患者票につきましても、基本的には同じ内容を調査することとしております。
続きまして、右下のページ番号、薬-1からでございますが、かかりつけ薬剤師・薬局の調査でございます。
調査の目的でございますけれども、前回の改定におきまして、多剤・重複投薬の削減の取り組みなど、薬局における対物業務から対人業務への転換を促すための措置が講じられたこと、また、患者の服薬情報を一元的かつ継続的に把握することを目的といたしまして、かかりつけ薬剤師・薬局の評価や、いわゆる大型門前薬局の評価の適正化などが行われましたので、このような点につきまして調査を行うものでございます。調査の対象は4種類で、保険薬局調査、診療所調査、病院調査、そして保険薬局に来られている患者に対する調査の4種類がございます。
薬-4ページ目以降が各調査票案でございまして、まず、保険薬局票でございますが、薬局の概要、勤務する薬剤師数や24時間対応の状況などの体制、かかりつけ薬剤指導料、地域支援体制加算などの届出状況、残薬の解消、多剤・重複投薬の削減のための取り組み、医療機関等との連携、在宅薬学管理などにつきまして調査することとしております。
続きまして、12ページ目から診療所票でございます。施設の概要、医薬品の処方状況や保険薬局との連携状況などについての調査をいたします。
病院票につきましては16ページ目からでございますが、診療所票とおおむね同様のものとなっております。
最後に、21ページ目からは患者票でございまして、患者の背景情報、医療機関や薬局の利用状況、本日利用した薬局につきまして、かかりつけ薬剤師についての考え方や意見につきまして調査を行うこととしております。
最後の調査項目でございますが、後発医薬品の調査です。資料のページ番号で言いますと、後-1からでございます。こちらは毎年調査を実施しているものでございまして、調査内容の主な変更点といたしましては、後発医薬品の中でバイオ後続品と呼ばれるものにつきまして、一般の後発品と分けて調査を行うという形にことしから見直しをさせていただいております。
あと、最後のページに資料を入れておりますけれども、「電子レセプトデータの活用について」という資料でございます。内容を簡潔に申し上げますと、改定の答申の附帯意見を踏まえまして、検証調査において調査対象者の負担を軽減し、回答率の向上を図るために、また、幅広い対象につきまして状況を把握するという趣旨で、NDBデータのレセプト情報から診療報酬の算定状況などを分析することで調査の一部とするというものでございます。
長くなりまして恐縮でございますけれども、説明は以上でございます。
○松原部会長
どうもありがとうございました。
事務局からの説明につきまして、御意見等ありましたら、どうぞ。
中村委員。
〇中村委員 2つお願いをしたいと思います。まず初めに、これは非常に重要な資料になりますので、ぜひ回収率の向上の絶え間ない努力をお願いできたらと思います。特に、まだ回答されていない方々、あるいは施設の方への再度のお願い等していただくことによって、回収率の向上を図っていただければと思います。
それから、2点目はスケジュールに関してです。事前に質問票をいただいて、私からも幾つか意見をお伝えして、いろいろと反映していただきまして、どうもありがとうございます。また、他の先生方からもおそらくいろいろな意見をいただいたのかなと思いますが、もしかすると調整する時間もなく、なかなか反映できなかった部分もあるのではないかと思っています。できればもう少し前倒しで調査票をいただければ、調整する時間もできたのではないかと思っていますので、スケジュールの調整を次回からお願いできればと思います。
○松原部会長
回収アップの取り組みと、スケジュールをもっと前倒しでという御意見、ありがとうございました。
ほかに御質問、御意見等、ございますか。
ほかに御意見等ないようでしたら、本件につきましては、診療報酬改定結果検証部会として了承するということでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と声あり)
○松原部会長
ありがとうございました。
それでは、本件につきましては、診療報酬改定結果検証部会として了承されたものとして、私から総会に報告することにしたいと思います。
本日の議論はこのあたりにして、次回の日程につきましては、追って事務局より連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
本日はこれにて閉会いたします。どうもありがとうございました。
○古元医療課企画官
ありがとうございました。
会場の準備が整いましたら、続きまして、保険医療材料専門部会を開催させていただきます。よろしくお願いいたします。
 
 

<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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