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ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 中央社会保険医療協議会(中央社会保険医療協議会調査実施小委員会)> 中央社会保険医療協議会 調査実施小委員会 第57回議事録(2022年12月14日)

 
 

2022年12月14日 中央社会保険医療協議会 調査実施小委員会 第57回議事録

○日時

令和4年12月14日(水)10:00~

○場所

オンライン開催

○出席者

秋山美紀小委員長 飯塚敏晃委員 小塩隆士委員 永瀬伸子委員 
安藤伸樹委員 松本真人委員 佐保昌一委員 眞田享委員 鈴木順三委員
長島公之委員 江澤和彦委員 池端幸彦委員 林正純委員 有澤賢二委員
<事務局>
伊原保険局長 眞鍋医療課長 中田医療技術評価推進室長
荻原保険医療企画調査室長 安川薬剤管理官 宮原歯科医療管理官 他

○議題

○第24回医療経済実態調査について

○議事

 

○秋山小委員長
皆様、おはようございます。ただいまより、第57回「中央社会保険医療協議会 調査実施小委員会」を開催いたします。
なお、本日も新型コロナウイルス感染症対策の観点から、オンラインによる開催としております。
また、今回も会議の公開については、試行的にユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
まず、本日の委員の出欠状況について御報告いたします。
本日は、全員が御出席です。
それでは、これより議事に入ります。
本日は、前回に引き続き、第24回医療経済実態調査について、御審議をお願いしたいと思っております。
前回までの議論を踏まえまして、事務局から資料が提出されておりますので、まず、事務局より御説明をお願いいたします。
○荻原保険医療企画調査室長
保険医療企画調査室長でございます。おはようございます。
それでは、早速ですが、資料に沿って御説明させていただきます。
資料実-1-1を御覧いただきたいと思います。「第24回医療経済実態調査(医療機関等調査)要綱(案)」というふうにしてございます。過去2回、調査実施小委の先生方のほうに御議論いただきまして、その結果を反映したものということで御説明させていただきたいと思います。
変更点について御説明いたします。
2ページ目ですが、(2)の一般診療所につきまして、抽出率、前回までの御提案の中で、15分の1に引き上げるということとさせていただいておりました。次回調査については15分の1とするということで、変更してございます。
おめくりいただきまして、3ページでございます。
(4)の保険薬局についてでございます。
抽出率のところですが、前回、薬局のカテゴリー類型別に調査も項目として加えるということで御説明いたしました。
そのうち1つ、まず、数としては多くない専門医療機関連携薬局につきましては1分の1といたします。
その他の薬局類型については、これまでどおり25分の1とするという変更をしてございます。
続きまして、資料実-1-2を御覧いただきたいと思います。
主に病院調査票のほうをもって御説明させていただきます。こちらも主な変更点を御説明させていただきます。
おめくりいただきまして、4ページでございます。
9に看護職員処遇改善評価料の状況について届出のありなしを質問する項目を追加してございます。
5ページ目でございます。
11から12でございますが、新型コロナウイルス感染症に関する重点医療機関・協力医療機関の指定状況等ということで、前回までの質問項目を再編する形で重点医療機関等の指定を受けているか否かということと、新型コロナウイルス感染症の入院患者について、指定を受けている医療機関以外でも、受入れ実績があるかどうかといったところを問う質問項目と集約してございます。
また、12については、クラスター発生の有無について、ありなしを問う質問に変えてございます。
6ページでございますが、第2損益の部分、2の介護収益につきまして、その内訳については、削除してございます。
7ページでございまして、Ⅲ、医療介護費用でございます。3、委託費について、その内訳としまして、次回から給食委託費と人材委託費、また、人材委託費のうち医療関係職員に伴う紹介手数料について、記入していただく欄を追加してございます。
また、5番の経費につきまして、水道光熱費を内訳として新たに追加してございます。
8ページでございますが、その他の収益、その他の費用についてでございます。
この中で、新たに看護職員等処遇改善事業補助金による収益を記入していただく欄を追加してございます。
また、同ページの税金についてでございますが、税金について内訳というのは、次回調査では問うことはしないということで削除してございます。
この中で、税金については、法人税と住民税の合計を書いていただくということで修正してございます。
9ページでございますが、前回行いました、月次の調査につきましては、次回行わないということで、廃止としてございます。
また、少しページが飛びます、40ページ、保険薬局票の調査票についてでございますが、具体的なページで申し上げますと、41ページでございます。
7番、一般用医薬品備蓄品目数を新たに調査項目として追加してございます。
また、42ページ、10番としまして、地域連携薬局等の認定等の状況、地域連携薬局と健康サポート薬局について、その状況を問う質問を追加してございます。
主だった変更点は、以上でございます。
資料実-1-3などにつきましては、御参考いただければと思っております。
説明は、以上でございます。
○秋山小委員長
ありがとうございました。
どうぞ、引き続き、お願いいたします。
○江郷数理企画官
数理企画官でございます。
引き続き、私からは保険者調査について御説明させていただければと思います。資料実-2を御覧ください。
こちらは、保険者調査の要綱(案)になります。
調査対象につきましては、例年どおり、全保険者を対象として実施いたします。
前回調査からの変更点といたしましては、前回、前々回本委員会でも御提案させていただきましたように、保険者の保有する土地や保養所等の利用状況に関する調査については廃止し、土地や建物の額については決算等で把握することとし、決算状況等に関する分析に重点を置くこととしております。
保険者調査についての説明は、以上になります。
○秋山小委員長
ありがとうございました。
それでは、ただいまの説明を踏まえまして、御審議をいただきたいと思います。
初めに、長島委員、どうぞ。
○長島委員
ありがとうございます。
医療経済実態調査は、コロナ禍において2回目の実施となります。
新型コロナウイルス感染症の第8波により、医療現場は疲弊をしておりますので、本調査が医療機関の負担になることは間違いありません。
一方、次回診療報酬改定の基礎資料となるこの治療は、大変重要なものであり、多くの医療機関から回答をいただきたいという、相反する命題があります。
これまで開催された調査実施小委員会において、コロナ禍に実施された前回調査結果を踏まえた検討等も行われ、ある意味、進化した調査となっていると理解しております。
現状において、考える最善の実施策と考えておりますので、診療側としては、これを了承したいと思います。
私からは、以上です。
○秋山小委員長
ありがとうございます。
続きまして、有澤委員、お願いします。
○有澤委員
ありがとうございます。
今回お示しいただいた調査票(案)などについては、特段異論はありません。
その上で、前回も申し上げましたが、保険薬局の回答率が向上するよう、日本薬剤師会として保険薬局に対して、より一層の周知や協力依頼を行っていく所存です。
厚生労働省におかれましても、回答率が向上するよう、薬局関係者への周知や説明、協力依頼などをお願いできればと思います。
また、お問い合わせの対応など、対象施設、薬局への丁寧なフォローをお願いできればと思いますし、有効回答数を増やすため、せっかく回答いただいたのに無効になってしまいそうなものに対しては、個別に問い合わせて対応するなど、御検討をお願いできればと思います。
私からは、以上です。
○秋山小委員長
ありがとうございます。
続きまして、池端委員、お願いいたします。
○池端委員 ありがとうございます。
私のほうからも全体については、長島委員と同じく賛同したいと思います。
その中で、特にコロナの受入れ状況について、私も重点・協力医療機関以外で、第7波以降になっていると広がっている、そこもできれば知りたいということで、その項目をシンプルに、なおかつ挙げていただいたことに感謝申し上げたいと思います。
また、月次調査等も少しでも負担を減らすという意味で外されたことも評価したいと思います。全体的には、全て私も賛同したいと思います。
以上です。
○秋山小委員長
ありがとうございます。
続きまして、松本委員、お願いいたします。
○松本委員
どうもありがとうございます。
今回示されました調査票(案)や調査の実施(案)につきましては、前回までの議論を反映した内容になっておりますので、特段の異論はございません。
その上で、1点質問がございます。一般診療所の抽出率を20分の1から15分の1にすることに関連してございますが、診療科別のばらつきの対応であるとか、分析精度を高めることについて具体的に考えていることがあれば、教えていただきたいと思います。
私からは、以上に思います。
○秋山小委員長
ありがとうございます。
ただいまの質問に対して、事務局のほうに回答をお願いしたいと思います。
○荻原保険医療企画調査室長
松本委員から御質問をいただきました、診療科別の精度の向上についてでございますけれども、まず、次回調査におきまして、診療科別の回答状況ですとか、有効回答率の状況について精査いたしまして、また、その中で分析結果を踏まえまして、また、さらに次々回の調査に向けて精度を向上していくアプローチをしていくということを考えてございます。
取り急ぎ、今、私どもの考えとしては、以上でございます。
○秋山小委員長
松本委員、いかがでしょうか、よろしいでしょうか。
○松本委員
はい、対応をよろしくお願いいたします。
○秋山小委員長
ありがとうございます。
続きまして、林委員、お願いいたします。
○林委員
ありがとうございます。
今回の調査(案)の提出に対しましては、特段異論はございません。
歯科におきましては、従前から申し上げておりますように、個人立が多く、回答率を上げていくためにも、単月調査の廃止を含めて、簡素化できる部分と、それから把握できる部分のめり張りをしっかりとつけていただきましたことに感謝いたしております。
引き続き、回収率が向上するように、厚労省のほうにおかれましても、御努力のほど、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
○秋山小委員長
ありがとうございます。
ほかに御意見のある方、いらっしゃいますでしょうか。
永瀬委員、お願いいたします。
○永瀬委員
今回、もう少しサンプルを増やすというような話がありましたけれども、一般診療所の診療科区分ごとの回答率を確認したりとか、あるいは地域別の回収状況を確認したりとか、そういう統計が十分ではないようですので、その辺、先ほど厚労省のほうからしてくださるということですけれども、その辺を留意していただいて、よく検討して次回につなげられればいいのではないかなと思います。
以上です。
○秋山小委員長
ありがとうございます。
ほかに御意見のある委員の方、では、飯塚委員、お願いいたします。
○飯塚委員
ありがとうございます。
今回、実-1-1のところで、どういうふうにサンプルが抽出されているかということを詳しく書いておられて、例えば、2ページ目を見ますと、今、議論にありました一般診療所の抽出方法というのが書いてございます。
ウのところですけれども、順番に、グループを分けまして抽出をしていくということで、層化と記載されておりますけれども、この主たる診療科別に分類をして、その区分によって行うということになっていまして、その全体の数に占める主たる診療科の割合が、しっかり抽出されるようにということが意識されておるわけです。
このこと自身は、よいと思いますけれども、結局のところ、抽出率が区分の中で15分の1ということになりますので、そもそもサンプルが非常に少ない医療機関であれば、そのサンプルの中から15分の1が抽出されるということになりますので、回答率いかんにかかわらず、サンプル数が圧倒的に少ないものは少ないということが、確実にここで保障されるというサンプルの形になると思うのですね。
ですので、前回、私、少しお話ししたのですけれども、例えば産婦人科ですとか、産科ですとか、そういったそもそも非常に割合の少ないものを、そこから15分の1を引きますと、もう100施設に満たないという形になって、統計的な信頼性が非常に小さいということが、調査をする以前から明らかに分かっているということですので、今回の結果を見て議論をするというのは、あまりこの問題は解消されないということになるかと思います。
それで、1点、私が申し上げたのは、例えば、主たる診療科別にサンプルを取るということにしますと、内科というのは、主たる診療科のうち、恐らく5割、割6割を占めているわけですね。
ですので、そういったところでは、十分サンプルが取れるのですが、それ以外の分野に関しては、サンプルが取れないということが、細分化した診療科では、もう確定している形になりますので、そういった統計でいいのかということなのだと思います。
それで、代替案としては、全てのものを、例えば5分の1取るというようなことをすると、当然、非常にお金もかかりますし、医療機関の負担も増えると思いますけれども、非常に薄いところを厚めに抽出するというのは、特段問題がないといいますか、小さいのではないかと考えます。
例えば、今回御提示いただいた実-1-1のところで、2ページに、病院のほうですけれども、病院のケのところに、抽出率は、特定機能病院、歯科大学病院及び子ども病院については1分の1、その他については3分の1とするということで、病院内でも抽出率の差をつけていると。
あるいは、その次のページの保険薬局に行きますと、3ページですが、エのところ、抽出率は専門医療機関連携薬局については1分の1、その他については25分の1とするということで、当然サンプルが少ないところについては、非常に厚く取るということをされているわけですから、同様に、一般診療所についても、例えば、内科と内科以外を分けるといった形で、明らかにサンプル数が少ないと思われるものについては、先に手当を打つということを考えるというのが自然ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○秋山小委員長
貴重な御意見をありがとうございます。
もし、事務局のほうで何か回答がありましたらということですけれども、ありますでしょうか。
○荻原保険医療企画調査室長
御質問をいただいた点ですけれども、基本的には抽出率を引き上げていくというのが、1つ、今後考えられる方向性だと思っているのと、過去の調査との連続性という観点というのもございます。
あとは、主たる診療科別というのが、その病院の機能ですとか、薬局の機能のように、かなり仕組みとしてかっちりした分類がされているものかどうかというところもあろうかと思います。そういった点も加味しながら、今回、こういった御提案をさせていただいておりまして、調査できればなと考えてございます。
いずれにせよ、貴重な御指摘をありがとうございました。
○秋山小委員長
次回以降の、また調査の在り方として検討をしていくということになるのかなと思うのですが、飯塚委員、よろしいでしょうか。
○飯塚委員
ありがとうございます。
次回以降といいましても、今の構造的な問題は変わらないわけでして、例えば、今回の医療実態調査で、非常に少ない診療科目に関しての何らかの診療報酬の改定等があって、それを検証したい場合に、非常に難しいことになると思うのですね。
これは、次回以降検証するとおっしゃいましたけれども、何を具体的に検証されるのか、もう少し教えていただければと思います。
○秋山小委員長
では、事務局のほうからお願いいたします。
○荻原保険医療企画調査室長
検証の方法というのも、なかなか難しいかと思います。あくまで、この実態調査につきましては、基礎資料ということになりますので、それぞれの診療科の中での改定の検証というのは、また別途、検証調査も行いますし、それぞれの中でどういった対応が行われているかというのを分析していくというのが、これまでの中医協の御議論だったと思っています。
いずれにしろ、この実態調査は、あくまで基礎資料としての活用ということになりますので、全てに応えられるものではないということかと思っております。その中で、どういった対応をしていくのかということかと考えております。
○秋山小委員長
では、安藤委員、お願いいたします。
○安藤委員
ありがとうございます。
私も今の飯塚委員の御提案、すばらしいと思います。今回の調査の実施までには少し時間があると思いますので、事務局のほうで、できるだけ、今おっしゃった内容を反映できるような形で実施をしていただければと思います。
以上です。
○秋山小委員長
ありがとうございます。
貴重な御意見をありがとうございます。
事務局のほうから、もし、返答がありましたらお願いいたします。
○荻原保険医療企画調査室長
層化の方法そのものについて、何か操作を加えるというのは、正直難しいとは思っておりますが、いずれにいたしましても、全体のサンプルを増やしていくということが、まず重要だと思っておりますので、その中でどういった対応ができるかということかと思っております。
以上です。
○秋山小委員長
ほかに御意見等ありましたら、お願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
飯塚委員、どうぞ。
○飯塚委員
たびたびすみません。どのように、例えば、今、おっしゃいましたけれども、主たる診療科目で分けるのが難しいとおっしゃいましたけれども、そちらを使って層化で抽出をしているということがあるわけなので、一度、どのようにその辺の問題が大きくて、今のような形で、一般診療所については全て同じ抽出率でやらなくてはいけないというふうにお考えなのであれば、もう少しおまとめいただいて、また、議論をさせていただくというのは、いかがでしょうか。
○秋山小委員長
事務局、いかがでしょうか。
○荻原保険医療企画調査室長
次回調査の実施に当たりまして、今、御指摘の点も含めて御提示できればと思います。
○秋山小委員長
永瀬委員、お願いいたします。
○永瀬委員
そもそも、昨年のデータがあるわけなので、そこでどういうふうな回収がされて、どのような偏りがあったのかとか、そういうことは十分検討できるわけですので、そういった点も御覧になると、今後どうするべきかということが、より分かってくるのではないかなと思います。
以上です。
○秋山小委員長
ありがとうございました。
ほかに御意見等ございますでしょうか。
今回、この調査の在り方について、特に統計的な観点から意味のある調査というのを、どのように実施していったらいいのか、改善していったらいいのかという貴重な御意見をいただきました。
様々な制約、時間的な問題だったり、予算という問題など、いろいろあると思いますので、一度ちょっと引き取らせていただきたいと思うのですが、ひとまず、ほかに御意見がないようでしたら、この第24回医療経済実態調査、本日提示された案をもって、今回は実施するということを、この小委員会の総意とさせていただき、この後、開催されます総会に御報告させていただきたいと思ってはいるのですが、いかがでしょうか。それでよろしいでしょうか。
飯塚委員、どうぞ。
○飯塚委員
すみません、今、もう少し実際にどうなっているのかというのを、永瀬委員から御発言がありまして、見たほうがいいのではないかという議論がありましたし、安藤委員からも、もう少し調査の方法について、時間もあるので検討したほうがいいのではないかという御意見がありましたし、私のほうからも、今、御提案したような内容が非常に難しいのであれば、そこを御説明いただきたいとお願いしたところですので、この場で決定いただくというのは、少なくとも3名の方は、あまりそれをよいとは思っていないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○永瀬委員
よろしいでしょうか。やはり予算もあり、その期間もあるので、実施の方向ということはそうなのかなと思うのですけれども、これまで挙げられた点を、やはり検討はしていただきたいと思うのですが。
○秋山小委員長
お願いいたします。
○眞鍋医療課長
医療課長でございます。
貴重な御意見をありがとうございました。
調査の進め方についてでございます。飯塚委員、また、永瀬委員、また、安藤委員、いただいた御指摘、この調査で何を見るかに即しまして、特に診療所の診療科別の収支の状況をどのように把握するか。
その中で、我々としては、全体として抽出率を上げると、その中で見られるものを、より精緻に見られるようにしたいということで御提案をさせていただいているところでございます。
一方で、診療科特性があるということも事実でございまして、そこをより精緻に見えるようにという御指摘だと思ってございます。それが過去のデータもあるのであるから、そこを検証していけば、中できちんと、診療科についても抽出率を変えるなりの対応ができるのではないかと、そのような御提案として伺いました。
その上での現時点での私どもの考えでございますけれども、私どもとしては、これまで議論を積み上げて、そして御提案をさせていただいておりまして、あとは、御発言もありましたけれども、スケジュール的な制約、それから、あと予算的な制約もありますことから、大きくこれを変えることというのは、今のところ、ちょっと技術的には厳しいかなと思ってございます。
一方で、その診療科別に見ると、どこまで精緻に見るかというところに関してなのですけれども、診療所の実態も、例えば、その主たる診療科ごとに取っているわけでございますけれども、プラス、ほかに従たる診療科を持っていらっしゃるような診療所もございます。そういうことも含めて、実態を私どもがどのぐらいの精度で見たいか、見たら、こちらの中医協の議論に資するかということだと思っておりますけれども、その点に関しましては、先ほど、御提言もございましたように、過去の実績を、また、それから中医協の議論の中で、経営実態を見るという観点から、どこまで見るかというところも含めて、私ども一度受け止めさせていただいて、今後の調査設計に生かしていきたいと思ってございます。
一方で、私どもとしては、この令和5年度の調査につきましては、進めないといけない部分もございますので、私ども検討を深めさせていただくということで受け止めさせていただくということで、調査の実施については、進めさせていただきたいと、このように思っております。
○秋山小委員長
御回答ありがとうございました。
よろしいでしょうか。
では、御意見がほかにないようでしたら、この第24回医療経済実態調査は、本日提示された案を持って実施することを、この小委員会の総意とさせていただきまして、この後、開催されます総会のほうで御報告をさせていただきたいと思います。
また、調査実施までの過程において、調査票や記載要領などについて、軽微な修正が生じることも考えられますが、軽微な修正につきましては、基本的に小委員会長であります私のほうで調整を受けることといたしまして、必要と判断した場合には、各委員の皆様に御連絡をするという取扱いをさせていただくということについて、御承認いただくということでよろしいでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○秋山小委員長
ありがとうございます。
それでは、そのようにしたいと思います。
事務局におかれましては、総会で承認をいただき次第、統計法による総務省協議など、具体的な手続に入るようお願いいたします。
それでは、本日の議論は、この辺りとしたいと思います。
次回の日程については、追って事務局から御連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
調査実施小委員会は、これにて閉会といたします。どうもありがとうございました。

 

(了)
<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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