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2018年1月31日 第22回「技能検定職種の統廃合等に関する検討会」議事録

人材開発統括官付能力評価担当参事官室

○日時

平成30年1月31日(水) 10時~12時


○場所

厚生労働省仮設第一会議室


○議事

○加藤係員 本日はお忙しい中、第 22 回技能検定職種の統廃合等に関する検討会に御出席いただき、ありがとうございます。

 初めにお手元の資料の確認をお願いいたします。本日配布している資料は、議事次第、技能検定職種の統廃合等に関する検討会開催要綱、当検討会の座席表、資料 1 「平成 29 年度技能検定職種の統廃合等に関する検討会報告書 ( ) 」、参考資料 1 「過去の技能検定職種の統廃合等に関する検討会報告書における職種ごとの結論」となっております。不足等はございませんでしょうか。

 それでは、これからの進行は北浦座長にお願いいたします。よろしくお願いいたします。

○北浦座長 進行役を務めさせていただきます。本日は 3 回目の会合になりますので、報告書の取りまとめを行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 まず、事務局から、これまでの検討状況について御説明をお願いいたします。

○奥野上席職業能力検定官 まず、今年度第 1 回の検討会ですが、昨年 12 5 日に開催されています。まず、前年度以前の統廃合の検討対象作業について報告しております。続いて、平成 29 年度の技能検定職種の統廃合の検討対象職種について、御議論いただいております。そして、機械木工職種及び陶磁器製造職種について、業界団体からのヒアリングを行っています。

 続いて、第 2 回は昨年 12 22 日に開催いたしました。第 1 回で御議論いただいた内容をまとめるとともに、、第1回から継続検討となったものについて、ヒアリング等を実施しました。簡単ですが以上です。

○北浦座長 ただいまの検討状況の御説明に対しまして、何か御質問はありますか。よろしいでしょうか。

 それでは、議題に入ります。議題は「平成 29 年度の技能検定職種の統廃合等の検討会の報告書について」です。配布資料の報告書 ( ) について、構成を中心に事務局から御説明をお願いいたします。

○奥野上席職業能力検定官 資料 1 に基づいて御説明いたします。 1 ページの 1 、はじめにです。資料の構成は、例年作成している報告書をベースにしております。

2 、技能検定職種統廃合等に際しての第 1 次判断です。平成 23 年度から平成 28 年度の職種別受検申請者数の 6 年平均値について、 100 人を下回っているものが記載されております。 100 人を下回っているものの中で、今年度の検討の対象となる 4 職種 ( 機械木工職種、陶磁器製造職種、製版職種、エーエルシーパネル施工職種 ) が選ばれているわけですが、 2 ページの上のほうにあるように、この 9 職種のうち第 1 次判断の基準を満たさない職種のうち、例えば今後 2 年又は 3 年に 1 回技能検定を実施するものについては、それぞれ 50 人以上又は 30 人以上の場合は、各実施年における受検者数が約 100 人に達することから、検討対象から外すことが適当であるということで、金属溶解職種、縫製機械整備職種、酒造職種、ウェルポイント施工職種、印章彫刻職種の 5 職種が検討から外れております。これについて、 3 ページの表 2 でまとめており、その備考欄を御覧ください。平成 29 年度検討対象ということで、 4 職種を挙げています。

 続いて、 4 ページの 3 、統廃合等検討対象職種の概要です。今年度検討となる 4 職種について、それぞれ概要、受検申請者数の推移を職種ごとにまとめています。続いて、 8 ページの 4 (1) 平成 29 年度の受検申請者数の反映等です。平成 29 年度の受検申請者数の速報値を反映したところ、製版職種については、直近 2 年間の受検者数が 100 人を超えていることになります。また、エーエルシーパネル施工職種については、 2 年ごと実施から 3 年ごと実施を導入することにより、年間平均 30 人以上の受検申請者数が確保できるものとしております。以上を踏まえて、製版職種及びエーエルシーパネル施工職種については、今後も継続して第 1 次判断基準を超える受検申請者数を確保することを条件に、存続を認めることが適当としております。

 なお、この第 1 次判断基準ですが、お手元の報告書の最終ページを御覧ください。これも第 1 回、第 2 回の検討会で内容については説明しておりますが、真ん中の 3 、統廃合の判断基準ということで、検討対象職種の選定の第 1 次判断ということで、過去 6 年間の年間平均受検者数が 100 人以下がこの基準となっています。「ただし、以下の場合は検討対象から除外」ということで、1、直近 2 年間の受検者数がいずれも 100 人を超える場合、2、隔年又は 3 年ごとの実施で、各実施年における受検者数が約 100 人に達する場合、1、2については、検討対象から除外されることとなっております。

8 ページにお戻りください。 (2) 技能検定の社会的便益に係る関係業界団体のヒアリングです。機械木工職種と陶磁器製造職種について、ヒアリングで団体の御意向を伺った結果を示しています。

9 ページです。機械木工職種について、 1) から 4) があります。 1) 依然として、従業員数 9 万人以上を抱える産業で、木材の利用拡大が国の施策として取り上げられている。 2) 高品質の木材・木製品を製造していくために一定レベル以上の技能を有する技能者の確保が不可欠。 3) 個々の技能者においても作業における安全を含む知識と技能を習得して、技能士となることが求められている。 4) 従業員が一定レベル以上の技能を有することを顧客に対して明らかにする必要があることから、技能検定を続ける必要がある。このようにされております。関係業界として、平成 31 年度以降、機械木工職種として 110 人以上の受検申請者数を安定的に確保できることから、存続を希望しているとされております。

 続いて、 10 ページは陶磁器製造職種についてです。同じく、ヒアリングの結果を 1) から 3) に示しています。 1) 個性的で特徴のある商品を製造している地域においては重視されており、技能士である必要が高いこと。 2) 絵付け作業に従事する者は技能検定試験により技能を評価される傾向にあり、廃止により技能向上の目標が失われたり、製品への付加価値をアピールする機会を失うおそれがあること。 3) 廃止により絵付け技能の低下や職人離れが懸念される。このような言及がありました。また、 3 年ごとの実施により、絵付け作業で 114 人以上の受検者数を安定的に確保できることから、継続を希望するとされています。

10 ページの (3) 技能検定の社会的便益に係る一般国民への意見募集です。昨年の 12 5 日から 18 日までに、機械木工職種と陶磁器製造職種に関して提出いただいた御意見をまとめています。 27 件の御意見を頂いて、その要旨をまとめたものを 11 ページからの表 5 に示しています。同じ意見をまとめたため、機械木工職種については番号としては 9 番まで、陶磁器製造職種については 2 番までとなっております。いずれの意見も存続を希望するものでした。資料 1 1 から 4 に関しての説明は以上です。

○北浦座長 ただいまの御説明について、何か質問や御意見はありますか。これはこれまでの本検討会での検討状況を整理いただいたものと理解できますが、そういう点で御了解いただけるでしょうか。

                                  ( 異議なし )

○北浦座長 それでは、また何か御質問や御意見がありましたら、後ほど全体の中でお願いいたします。

 それでは、今日の検討事項である「検討対象職種に係る都道府県方式による存続の確認について」の審議に入ります。技能検定の受検状況、社会的便益に係る調査、前回検討会でヒアリングの結果、これらが整理されておりますが、こういったものを踏まえて検討することになっております。事務局から説明事項等がありましたらお願いいたします。

○奥野上席職業能力検定官 参考資料 1 を御覧ください。こちらは過去の技能検定職種の統廃合等に関する検討会報告書における職種ごとの結論ということで、平成 23 年度から平成 28 年度までの職種別の検討結果を取りまとめた結論部分の抜粋です。機械木工職種については、平成 23 年度と平成 25 年度に審議されております。また、製版職種については平成 26 年度にも検討いただいているところです。御覧いただきますと、職種によって、例えば複写機器組立て、木型製作のように廃止という結論になっているもの、また、継続という結論が得られたものがあります。これらの書きぶりなども御参考にしていただきまして、今回の機械木工職種、陶磁器製造職種、製版職種、エーエルシーパネル施工職種について、御検討をお願いできればと考えています。

 また、資料 1 13 ページを御覧ください。これまで第 1 回と第 2 回で御議論いただいた結果などを踏まえて、事務局としてたたき台を示しています。これらについて、御議論の御参考にしていただければと考えております。事務局からの説明は以上です。

○北浦座長  13 ページと 14 ページについては、読んでいただければよいということですか。

○奥野上席職業能力検定官 そうです。

○北浦座長 それでは、お読みいただきながらということで、皆さんから御意見等を頂きたいと思います。参考資料 1 については、過去の書きぶりを参照するための資料ということで、あくまでもこういった例があるということです。廃止の場合も「廃止」というだけでなくて、統合であるとか、団体方式への移行など、いろいろなバリエーションもあるわけで、それぞれ職種の実情に応じて検討されているわけです。それを参考にいただき、今回の 13 ページと 14 ページの書きぶりを御審議いただきたいと思います。

 検討対象職種は 4 つありますが、 4 つとも結論が同じとは限りませんので、 1 つずつ検討していくことにします。まず、機械木工職種を御覧ください。書きぶりとしては、「このため」以降の所が結論ということですが、少なくとも年間平均 30 人以上の受検申請者を条件にして、存続を認めることが適当であるという表現です。これについて、まず御意見や御質問を頂きたいと思います。今日は取りまとめということですから、各委員から御発言を頂ければと思っています。恐縮ですが、席順で和田委員からお願いします。もし何かありましたら、後で追加を頂ければと思います。

○和田委員 機械木工職種については、平成 25 年度にも検討されて、今回こういう形ですので、この案でよろしいのではないかと思っています。

○八木澤委員 同じような意見なのですが、これまでも議論されてきたことであり、この辺が落としどころであろうと思います。

○松本委員 同じく存続を認めることで適当だと思います。

○松留委員 この内容で結構です。

○松井委員 同様です。

○黒澤委員 同様です。

○北浦座長 各委員がこの案で適当であるということです。私も同意見ですので、それを付記いただきたいと思います。

○松留委員  1 つよろしいでしょうか。

○北浦座長 どうぞ。

○松留委員 質問になりますが、条件として「年間平均 30 人以上となること」と書いてあります。ということは、どこかの時点で 30 人を切ることが起こってしまったら、そのときはもう一回審議をするということになるのでしょうか。

○奥野上席職業能力検定官 職種統廃合の検討となる基準に達した場合、その段階で御議論いただくことになります。

○搆検定制度整備プロジェクト推進室長 機械木工職種は、次回は平成 31 年度実施ですので、平成 31 年度の結果が確定した直後の検討会に諮ることになります。検討会に諮る際の基準は、過去6年間の受検申請者数が、年間平均 30 人かどうかということになります。

○北浦座長 ボーダーラインのところは、常に維持する努力をしていないといけないということですね。次に、陶磁器製造職種の文言について御意見を頂きたいと思います。これも恐縮ですが和田委員からお願いいたします。

○和田委員 前回欠席しており、議事録を読ませていただきましたが、なかなか難しいという考え方なのですが、絵付け作業そのものが今後基準の見直しなり、何かそういうことをやろうとしているのかどうかということと、もう 1 つは、場合によっては団体方式に変更可能であれば、そういう方向に向けていったほうがこの職種はいいのではないかと考えております。

○北浦座長 団体方式については言及があったのですか。

○奥野上席職業能力検定官 都道府県方式での存続を希望という御意見を頂いておりまして、伺っている範囲では、指定試験機関方式にすぐに変更できる状況ではないようです。

○和田委員 そういう中で、今後はそういうことも検討していかないと、前回のヒアリングの内容を見ていると、厳しいのかなと思います。絵付け作業というのは非常に特殊であって、なかなか技能の継承とか、業界の便益を得るのもなかなか難しいのかなと感じたものですから、そのような意見を述べました。

○北浦座長 ここでの議論の中枢は、都道府県方式としての存続を認めるかどうかというのが一番大きなところで、それ以外の選択はそれぞれの職種の団体に任されているところがあると思います。ただ、これまでもそういう点についての言及もありましたので、御意見ということで伺っておきたいと思います。次に八木澤委員にお願いいたします。

○八木澤委員 これは判断が難しいと思ったのは、既に手ろくろ作業が廃止されているということで、絵付け作業だけになっているということです。果たして絵付け作業だけで技能検定が成り立つのかというのがポイントになると思います。ですから、その点を配慮しつつも、仕方ないのではないかなという感じですね。

○北浦座長 技能検定職種の構成としても、その辺が変わってきてしまっているということですね。

○八木澤委員 はい。

○北浦座長 松本委員、お願いいたします。

○松本委員 ここに記述のあるところで、平成 30 年度試験というところはよいかと思います。少し重複しますが、陶磁器全体としてといったときのそういったところも配慮して、ほかの絵付けをしない陶磁器についても何かないのかをもう一度遡って精査していく必要があるのかなと思いました。コメントです。

○北浦座長 松留委員、お願いいたします。

○松留委員 「ただし」の後のことも書かれていますし、よろしいかなと思います。

○北浦座長 松井委員、お願いします。

○松井委員 パブリックコメントが 3 件で、少し寂しいですね。この 3 件と先ほどの 24 件は、資料のどの部分でしょうか。

○奥野上席職業能力検定官  12 ページですが、御意見としては 3 件いただいたのですが、同じ趣旨のものをまとめると、 1 2 になったということです。

○松井委員 まとめているのですね。戻りますが、御提案に賛成です。

○北浦座長 黒澤委員はいかがでしょうか。

○黒澤委員 この結論で賛成なのですが、 13 ページの陶磁器製造職種に記載されている文面が、いわゆる私どもがここで議論した内容ということですよね。

○奥野上席職業能力検定官 そうです。

○黒澤委員 そうして考えると、根拠としては非常に消極的だと思っております。 (2) 3 段落目の1、2がありまして、私が前回に強調させていただいた点が、その段落の最後から 3 行目の「市場においてできばえや芸術性や趣向などが評価される」という所だと思いますが、これだけでは、この結論に至るには弱い気がしています。

 もし可能であれば、例えば 9 ページに戻りますが、機械木工職種について、業界団体の方がなぜ技能検定が必要かということで、例えば 4) には、「従業員が一定レベル以上の技能を有することを顧客に対して明らかにする必要がある」が、それが陶磁器製造職種の場合には、、顧客に対して、あるいは新規採用において、技能検定をもって技能を明らかにする必要性がほかの技能検定に比べて薄弱である、というようなことを明記するなどしたほうがいいと思います。

 必ずしもその文言を使わなくてもいいですが、もう少し踏み込んで記載した方がいいのではないかと思います。現時点では、パブリックコメントが 3 つだけだったということ、絵付けをしている陶器もあるけれども、絵付けがないものもあるということ、「趣向や芸術性が評価される特徴がある」ということだけであり、この結論に至る理由としては弱いのではないかなと思います。

○北浦座長 結論はいいのだけれども、その理由をもう少し記載した方がいいのではないかということですね。この点についてはいかがですか。

○搆検定制度整備プロジェクト推進室長 御指摘ありがとうございます。私どもから本日提出した事務局案としては、ヒアリング等でのご議論を整理するにとどめました。本日、更に議論を深めていただいた結果をもとに取りまとめることとしますので、よろしくお願いします。

○松井委員 最終的に統廃合となると、社会的便益の有効性など、統廃合の理由は共通するものがあるので、それが前提でということですよね。

○松留委員 今の話は賛成です。これはどちらかと言うと厳しいですね。その辺の理由に関しては万全を期して書かれたほうがいいかなと感じました。

○北浦座長 それでは、これは 2 次判断に関することだとは思うのですが、その部分をもう少し補記する必要があるという御意見でした。ただ、これは基本的には 1 次判断が優先されますので、量的な面での厳しさが他の職種に比べて相当に厳しい、まずそれが前提となっての 2 次判断だと思いますので、今のような話も、その限りにおいて記載する、もしそれが主の理由のようになってしまうと逆転してしまうということです。そこは検討事項ということです。

 ほかに、陶磁器製造職種についての御意見はいかがでしょうか。書きぶりについては、最後にもう一度最終確認したいと思いますので、今は御意見ということで自由に御発言いただければと思います。よろしいでしょうか。

 それでは、次の 14 ページの製版職種にいきたいと思います。製版職種については、受検者数は見込まれるということで、存続を認めることが適当だという結論ですが、これについては黒澤委員からお願いいたします。

○黒澤委員 異議ないです。

○松井委員 異論はございません。

○松留委員 これで結構です。

○松本委員 同じくです。

○八木澤委員 結構です。

○和田委員 結構です。

○北浦座長 これについては、皆様御異存ないということです。

 最後ですが、エーエルシーパネル施工職種です。これについては、 3 年ごと実施という条件を付けるということで、存続を認めることが適当であるということですが、なお書きに留意点が含まれております。こういうような形で、これも一種の条件のようなものだと思いますが、これを付した形で結論を書いています。これについて御意見はいかがでしょうか。黒澤委員から順にお願いいたします。

○黒澤委員 結構です。

○松井委員 特にありません。

○松留委員 結構です。

○松本委員 結構です。

○八木澤委員 結構です。

○和田委員 結構です。

○北浦座長 ということで、委員の皆様方から御意見は頂戴した形になっています。これをまとめますと、機械木工職種、製版職種、エーエルシーパネル施工職種については、事務局原案で特段の異議がないということですので、この書きぶりということで御了解を得たいと思いますが、これについてはいかがでしょうか。よろしいですか。

                                  ( 異議なし )

○北浦座長 では、その 3 職種については、そのような形でこの書きぶりそのままということで、取りまとめをお願いしたいと思います。

 それから、陶磁器製造職種です。これは、「このため」以下の所ですが、先ほどの議論の中にありましたように、受検申請者数については、他職種に比べ非常に確保が難しく、極めて困難であるということですので、都道府県方式での存続は困難であるという結論になっています。ただ、ただし書があって、これは既に受検準備を行って、平成 30 年度に準備されている方がいるので、この試験を受けていただくということですが、これが実際に何人になるかということもありますので、それを確認した上で最終的な手続に入ることになろうかということです。そういうただし書が付いていますので、平成 30 年度の状況がどうなのかというのはこれからですが、現段階においての判断はこういうことだという書きぶりです。

 この書きぶりについては、先ほどの皆様方の御意見から、前段の部分について、理由の所で特に 2 次的判断に関連するものでありますが、少し補記をすべきだという御意見がありました。先ほどの黒澤委員の御発言なども含めて、事務局で修正をして、その部分については、本日この場でということではなくて、また委員の皆様方に持ち回りその他の方法によって御確認いただくということで、御了解いただきたいと思います。その上で、「このため」以下の文言について、本報告書案として御了解いただけるかどうかを確認したいと思います。いかがでしょうか。

                                  ( 異議なし )

○北浦座長 それでは、ただいまの補記すべき部分はありますが、この陶磁器製造職種についても、この文言でもって報告書の取りまとめをお願いいたします。ただ、手続上、ほかとの調整上、表現ぶりが多少変わる面があるかとは思いますが、内容には変更はないと。いずれにしても、先ほどの点も含めて、皆さん方に最終的には確認いただくようにしたいと思います。そのようなことで取扱いをしたいと思います。よろしいでしょうか。

 皆さん方から御賛同を得ているのでこのような形で取扱いをしたいと思いますが、事務局から今後の取扱いについての御説明をお願いいたします。

○奥野上席職業能力検定官 今後は報告書を取りまとめの上、 2 月中に報告書を厚生労働省のホームページに掲載するスケジュールで進めたいと考えています。

 また、報告書のホームページへの掲載に合わせて、本日の議事録についても、報告書のホームページへの掲載に遅れないタイミングでホームページに公表したいと考えています。議事録の案が仕上がり次第、先生方にはメールで確認依頼をさせていただきたいと思っています。報告書のホームページへの公表の都合上、短期間での御確認依頼となると思いますが、御協力をお願いいたします。

 また、報告書の結論を踏まえて、来年度以降に必要に応じて省令改正の手続を行うこととなります。以上です。

○北浦座長 それでは、各職種についてもただし書やなお書きなど、いろいろな条件が付いているので、その後の状況については、また各委員に結果ということで御報告いただきたいと思います。

 本日の議論はこれで全て終了ということですが、事務局から御発言はありますか。各委員からもよろしいでしょうか。

 本日の議事はこれで全て終了しました。どうもありがとうございました。事務局にお返しいたします。

○加藤係員 参事官の瀧原より、お礼の挨拶を申し上げます。

○瀧原参事官 今日は御議論ありがとうございました。今回の検討会は、非常に難しい議題もあるなか、3回にわたりご議論いただき、 2 回実施したヒアリングでは、結構突っ込んだ御質問等も頂くなど、委員の皆様には大変御尽力をいただきましたことに心より感謝申し上げます。

 この検討会の検討事項は地道なことではありますが、国家試験である技能検定において、非常に大事なことだと思っております。実際に、技能検定は各方面から評価を頂いているものですが、試験の合格だとか、華やかな部分はよく注目されるのですが、一方で、この制度がきちんと長年安定的に、決して評価を下げない形で実施していけるのは、こういう検討会があってのことだと思っております。縁の下の力持ちのようなものではありますが、先生方のお力があって、制度はきちんと運営できており、その意味では、この 3 回にわたる議論は私も非常に勉強になりましたし、これが今後の制度の更なる発展につながっていくものだと思っておりますので、重ねて感謝申し上げます。

 今回は、一部の委員に新しくご参画いただいており、初年度の検討事項がこういう大変難しい内容であったということで、大変御苦労いただきましたこと、御礼申し上げます。これからもしっかりと、様々な課題について皆さんの御知見を踏まえて、適切に制度を運営していきたいと思っていますので、これからも引き続き皆様方の御理解と御協力を頂ければと思います。今回は大変寒い中、かつ少し寒い会議室で恐縮ではありましたが、無事 3 回を終えましたので、あと最後に少し検討会のまとめということで作業は残りますが、きっちりと形にして公表等の作業を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。

○加藤係員 本日の検討会はこれにて終了いたします。本日は誠にありがとうございました。


(了)

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