2017年6月19日　技能実習評価試験の整備等に関する専門家会議（第12回）　議事要旨

１　築炉職種について
　築炉職種について、前回会議において、確認するとされた試験基準、細目について、事務局より資料の配付及び説明が行われ、本会議として、了承された。

２　牛豚食肉処理加工業職種について
　前回会議で座長一任の上了承とされた牛豚食肉加工職種について、会議における指摘を　踏まえて修正された審査基準、評価試験等の資料が配布され、修正箇所について事務局より説明が行われた。

３　介護職種について
　○　 介護職種を移行対象職種として技能実習評価試験及び審査基準を整備することについて、一般社団法人シルバーサービス振興会による介護職種の概要、技能実習の目標、必須業務、関連業務、周辺業務、試験実施機関の概要等に関する説明の後、主に以下の点に関し質疑が行われた。
　・　介護の評価試験の検討に当たっては、直接的に介護を必要とする高齢者を対象とする職種であることから、評価試験の内容を十分に検討すべき旨の意見があった。
　・　介護を行う上で、介護の対象となる高齢者との意思疎通についてはどう評価するのか、採点基準、評価基準はどのようなものかとの質問があり、試験実施方法の考え方の説明があった。
　・　日本語能力について、高齢者が方言を話した場合、技能実習生が対応できるのかとの質問があり、実習現場において日常使われている言語になるので、特段問題は生じない旨の回答があった。
　・　具体的な試験方法、評価方法、客観的な評価基準、試験の公平性の担保、既存の介護関係の能力評価制度等との比較、日本語能力等について質問があり、考え方の説明があった。
　・　既存の介護資格等とのレベルの比較について質問があり、次回以降示す旨の回答があった。
　○　次回以降、試験内容や評価基準等について引き続き議論を行うこととなった。
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４　技能検定職種について
　○　移行対象職種である技能検定職種に係る３号審査基準の整備について、冷凍空気調和機器施工職種（冷凍空気調和機器施工作業）、鉄筋施工職種（鉄筋組立て作業 ）、サッシ施工職種（ビル用サッシ施工作業）、防水施工職種（シーリング防水工事作業）、コンクリート圧送施工職種（コンクリート圧送工事作業）、ウェルポイント施工職種（ウェルポイント工事作業）、水産練り製品製造職種（かまぼこ製品製造作業）、ハム・ソーセージ・ベーコン製造職種（ハム・ソーセージ・ベーコン製造作業）、染色職種（糸浸染作業、織物・ニット浸染作業）、ニット製品製造職種（丸編みニット製造作業）、婦人子供服製造職種（婦人子供既製服縫製作業）、紳士服製造職種（紳士既製服製造作業）、寝具製作職種（寝具製作作業）、帆布製品製造職種（帆布製品製造作業）、布はく縫製職種（ワイシャツ製造作業）、鋳造職種（鋳鉄鋳物鋳造作業、非鉄金属鋳物鋳造作業）、鍛造職種（ハンマ型鍛造作業、プレス型鍛造作業）、金属プレス加工職種（金属プレス作業）、鉄工職種（構造物鉄工作業）、仕上げ（金型仕上げ作業、機械組立仕上げ作業）、機械保全職種（機械系保全作業）、家具製作職種（家具手加工作業）、塗装職種（建築塗装作業、鋼橋塗装作業）、紙器・段ボール箱製造職種（印刷箱打抜き作業 、印刷箱製箱作業、貼箱製造作業、段ボール箱製造作業）について、事務局より説明がされた後、主に以下のような点に関し質疑が行われた。
　・ 　審査基準における必須業務の考え方について質問があり、事務局より、技能検定の試験細目（実技）にある項目については原則として必須業務に盛り込まれる旨の回答があった。
　・　 3号審査基準と試験細目の比較一覧表の作成を求める意見があり、事務局より作成する旨回答した。
　○　検討の結果、一覧表の確認については座長一任とされ、本会議として当該職種の第３号審査基準の整備について了承された。