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2023年2月2日 第118回先進医療会議

○日時

令和5年2月2日(木)16:00~

 

○場所

オンライン開催
 

○出席者


【構成員等】

新井座長 竹内座長代理 近藤(正)構成員 近藤(晴)構成員
佐藤構成員 滝田構成員 長瀬構成員 比企構成員 松山構成員
渡辺構成員


【事務局】

医療技術評価推進室長 先進・再生医療開発戦略専門官
研究開発政策課長 研究開発政策課長補佐 他



○議題

1 先進医療Bの総括報告書に関する評価について(告示番号旧5/jRCTc030190194)
(先-1)(別紙1)
 
2 先進医療の保険導入等の検討について
(先-2)(別紙2)(参考資料1)(参考資料2)
 
3 先進医療実施医療機関からの報告について
(先-3)(別紙3)(参考資料3)(参考資料4)
 
4 令和5年度先進医療会議開催予定(案)について
(先-4)

5 その他

 


○議事

16:00開会

 
○新井座長
 それでは、ただいまより「先進医療会議」を開催いたします。
 まず初めに、構成員の先生方の出欠状況ですが、本日は山本先生以外、全員御出席でございます。
 なお、第116回先進医療会議において、座長代理につきましては、私、座長から竹内構成員にお願いしておりましたが、これまで御都合が悪く、会議に御参加いただいておりませんでした。したがいまして、本日は、竹内座長代理より一言御挨拶をいただきたいと思います。竹内先生よろしくお願いいたします。
○竹内座長代理
 どうも御紹介ありがとうございました。
 2018年から、この会議に参加させていただいております。第116回から座長代理を拝命いたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○新井座長
 ありがとうございました。
 それでは、資料の確認を事務局からよろしくお願いいたします。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 事務局でございます。本日もよろしくお願いいたします。
 頭撮りにつきましては、ここまでとさせていただきます。
 それでは、まず資料の確認をさせていただきます。
 議事次第、委員名簿に続きまして、「先進医療Bの総括報告書に関する評価について」として、(先-1)(別紙1)がついてございます。
 続きまして、「先進医療の保険導入等の検討について」として、(先-2)(別紙2)(参考資料1)(参考資料2)がございます。
 続きまして、「先進医療実施医療機関からの報告について」として、(先-3)(別紙3)(参考資料3)(参考資料4)がついてございます。
 最後に、「令和5年度先進医療会議開催予定(案)について」として、(先-4)がございます。
 資料につきましては以上でございます。
 なお、今回の先進医療会議におきましてはウェブ上で行うこととさせていただいております。先生方におかれましては、本日使用する資料一式を事前に送付させていただいております。なお、今回の会議におきましては、送付のみの資料(いわゆるタブレット資料)はございません。よろしくお願いいたします。
 僣越ですが、画面をオフになっている先生方は、よろしければ画面をオンでお願いできますと幸いでございます。よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○新井座長
 ありがとうございました。
 資料等については、よろしいでしょうか。
(首肯する委員あり)
○新井座長
 ありがとうございます。
 それでは、今回検討対象となる技術等に関しましては、事前に利益相反の確認をしておりますが、その結果について、事務局からよろしくお願いいたします。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 事務局でございます。
 今回、検討対象となる技術等に関しまして、利益相反については特にございませんでした。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○新井座長
 ありがとうございました。
 そのほか、出席されている構成員におかれましては、このような事例はないということでよろしいでしょうか。
(首肯する委員あり)
○新井座長
 ありがとうございました。
 次に、事務局から、「先進医療Bの総括報告書に関する評価について」の資料が提出されております。
 1件でありますが、事務局から御説明いただきたいと思います。よろしくお願いします。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 事務局でございます。
 それでは、資料(先-1)に基づいて御説明をさせていただきます。
 今回、旧告示番号5番として実施されておりました、NKT細胞を用いた免疫療法につきまして、千葉大学医学部附属病院から総括報告書の提出がございました。
 まず、技術の概要についてでございますけれども、こちらは、頭頸部扁平上皮がん(診断時のステージがIV期であって、初回治療として計画された一連の治療後の完全奏功の判定から8週間以内の症例(当該期間内にほかの治療を実施していないものに限る)に限る。)が適応症となってございます。
 「医療技術の概要」のところでございますが、末梢血単核球由来の培養樹状細胞にNKT細胞特異的リガンドを提示させて鼻粘膜に投与することで、IV期頭頸部扁平上皮がん初回治療後完全奏功例の微小転移巣において内在性NKT細胞を活性化させ、抗腫瘍効果を得ることを狙った新規の免疫細胞治療は、低侵襲で免疫全体を賦活化し、再発を抑制し、生存期間を延長できる画期的な治療と考えられるとのことでした。
 本研究は、IV期頭頸部扁平上皮がん初回治療後CR例に対して、α-ガラクトシルセラミド(αGalCer)パルス樹状細胞のアジュバント療法としての有効性を、非処理樹状細胞投与を対象とした二重盲検比較試験から明らかにすることが目的であるとなってございました。
 次に、「医療技術の試験結果」:[有効性の評価結果]のところでございますが、症例数は試験計画時に行った統計学的考察により予定した組入れ数に達しておらず、有効な評価はできなかったと考える。ただし、少なくとも実施できた症例数の中での解析では、本治療法における有効性は証明されなかったとのことでございます。
 おめくりいただきまして、[総括]のところでございますけれども、安全性の評価としてはGrade 1,2の有害事象については、αGal-Cerパルス樹状細胞群と非処理群で有意差を認めなかったことに加え、内容も軽度であった。ただし、Grade 5の呼吸不全に関しては、関連が否定できないとなった。今後の頭頸部がん患者を対象とした臨床試験に関しては、呼吸不全に対する安全性の確保が重要であることを示唆する内容であった。ただし、因果関係の確定した重篤な副反応は認めていないため、呼吸機能の観察に重点を置き試験を計画すれば、本治療法には改善の余地があると思われるとのことでございます。
 続きまして、(別紙1)において、御担当者の評価につきまして、説明をさせていただきます。
 (別紙1)の3ページ目を御覧いただければと思います。
 主担当の松山先生の御評価でございますけれども、有効性に関しましては「その他」、安全性に関しましては「B.あまり問題なし」、技術的成熟度に関しましては「当該分野を専門とし、数多くの経験を積んだ医師又は医師の指導の下であれば実施できる」。
 総合的なコメント欄でございますけれども、αGal-Cer刺激樹状(DC)細胞は、NKT細胞を活性化することで抗がん作用を発揮すると期待されている。血中NKT細胞数(濃度)と本医療技術の相関の検討があれば、NKT細胞数が低い患者にαGal-Cer刺激樹状(DC)細胞とNKT細胞の併用療法を行うという説明も合理的である。併用療法を立案する場合、堅固なrationaleを基盤とし、被験者の選定を進めていただきたいとのことでございます。
 また、薬事承認申請の効率化に資するかどうかの助言欄でございますけれども、本先進医療の資料をもって薬事承認につながることはない。しかしながら、NKT細胞との併用療法の開発において、安全性の観点からαGal-Cer刺激自己樹状細胞の臨床データは貴重であり、参考資料としての活用も考慮していただきたいとのことでございました。
 続きまして、副担当の平川構成員の御評価でございます。有効性に関しましては「E.その他」、安全性に関しましては「D.その他」、技術的成熟度に関しましては「D.その他」となっておりました。
 事務局からの報告は、以上でございます。よろしくお願いします。
○新井座長
 ありがとうございました。
 ただいまの事務局からの御説明について、何か御質問等はございますでしょうか。
 特にないようでしょうか。
 それでは、どうもありがとうございました。
 続きまして、「先進医療の保険導入等の検討について」になります。事務局から御説明をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 事務局でございます。
 それでは、(先-2)に従いまして説明させていただきます。
 こちらは、診療報酬改定に併せて既評価技術について検討を行った際に、特別に指摘のあった技術についての案件でございます。これまでも会議で取り扱っていた案件でございますので、途中の4○目から読み上げたいと思います。
 粒子線に係る技術については、令和4年9月8日及び11月10日に開催された第114回及び第116回先進医療会議において、学会から、指摘事項に対する回答及び今後の対応案が提出され、会議で内容を確認しました。その際に、さらなる指摘事項がございまして、学会に照会を行うこととされておりました。
 このたび、学会より回答が提出されたため、その内容を御確認いただきたいというものでございます。
 (別紙2)を御覧ください。こちらは第116回の先進医療会議で御指摘のあった解析の期限等につきまして、1ページ目にございますように、表としておまとめいただいております。それぞれの解析終了予定及び結果報告の終了期限が記載されております。
 おめくりいただきまして、2ページ目に文章としての回答がございますけれども、肺、食道、子宮、転移性腫瘍など、解析を行う上で十分な症例数が見込まれる疾患・病態に関しては、2023年内に解析を行い、本年12月に結果報告をする予定といたします。
 一方で、縦隔腫瘍、脳腫瘍などの希少疾患、頭頸部扁平上皮がん、泌尿器腫瘍など粒子線治療として希少な病態については、2025年の報告とさせていただきます。指摘事項において回答いたしました縦隔腫瘍に関しては、モデルベースドアプローチを含め今年度可能な限り解析し報告させていただきますが、症例数を確保した上で2025年度に最終結果報告とさせていただきますと幸いです。2025年報告としたほかの疾患についても、2025年以前に報告すべき解析結果が出ましたら、その段階で報告させていただきます、とのことでございます。
 なお、(参考資料1)及び(参考資料2)として、これまでの先進医療会議でやりとりを行った指摘事項に対する回答をつけさせていただいております。
 資料につきましては、以上になります。御議論のほどよろしくお願いいたします。
○新井座長
 ありがとうございました。
 ただいまの御説明について、何か御質問等はございますでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 それでは、引き続き、医療機関におかれましては、令和6年度診療報酬改定に向けて、今、御説明があった方法でエビデンスを集積いただくということでよろしいでしょうか。
(首肯する委員あり)
○新井座長
 ありがとうございました。
 次に、「先進医療実施医療機関からの報告について」について、御説明をいただきたいと思います。事務局、よろしくお願いいたします。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 事務局でございます。
 それでは、(先-3)に従いまして説明をさせていただきます。
 こちらは、国立国際医療研究センターにおける先進医療の事案でございます。そして、同センターから報告があったものでございます。
 技術の内容は、告示番号9番、告示日が平成26年1月1日で告示されたものでございます。
 医療技術名は、ウイルスに起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法)でございます。
 適応症は、豚脂様角膜後面沈着物もしくは眼圧上昇の症状を有する片眼性の前眼部疾患(ヘルペス性角膜内皮炎またはヘルペス性虹彩炎が疑われるものに限る。)または網膜に壊死病巣を有する眼底疾患(急性網膜壊死、サイトメガロウイルス網膜炎または進行性網膜外層壊死が疑われるものに限る。)でございます。
 医療技術の概要としましては、ヘルペス性角膜内皮炎、ヘルペス性虹彩炎が疑われる片眼性の前眼部疾患、または急性網膜壊死、サイトメガロウイルス網膜炎、進行性網膜外層壊死が疑われる網膜壊死病巣を有する眼底病変は、ヒトヘルペスウイルスが病因と疑われるのですが、このような症例の前房水を前房穿刺、あるいは硝子体液を手術時に採取して、これらの眼内液からDNAを抽出し、本診断法により HSV-1等のDNAの同定と定量を行う技術とのことでございます。
 (参考資料3)及び(参考資料4)に、平成25年12月5日の技術が認められたときの会議資料をつけさせていただいておりますが、(参考資料4)の6ページ目に、技術の概要図がございます。こちらの技術の概要図の左下にお示ししておりますように、前房水もしくは硝子体液を採取して、PCR検査を行うという技術でございます。
 それでは、(先-3)にお戻りいただきまして、2番目の「経緯・医療機関側の対応について」の欄についてでございます。
 1ポツ目。1月12日、当該臨床研究の研究分担者及び先進医療技術の実施者として登録されていない医師が、被験者から前房水を採取するという侵襲行為を行い、当該先進医療を実施。
 2ポツ目。複数の被験者の診療録について研究責任者が確認したところ、研究分担者でない医師が当該先進医療を実施しており、同意書並びに説明の記録が存在しませんでした。
 3ポツ目。現時点での報告では、1月12日に当該先進医療を実施した当該患者については、有害事象は認められていないとのことでございます。
 4ポツ目。本件の発覚以降、倫理審査委員会の開催が直近で令和5年2月13日であり、当該医療機関事務局において、当該研究の詳細について全例調査中とのことでございます。
 「3.先進医療会議としての対応」のところでございますが、1月20日に当該医療機関から先進医療事務局(厚労省保険局医療課)に報告がございまして、それを受けて、同事務局は新井座長に報告の上で、当該医療機関における当該先進医療の新規組み入れ中止について伝達し、同日から新規組み入れを中止しております。
 (別紙3)につきましては、こちらは医療機関から提出いただいた報告書の速報・暫定版でございます。
 今回は、このように、不適切な事案があったことについて、同センターから先進医療会議に対して、まず、緊急の御報告があったものでございます。
 資料につきましては、以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○新井座長
 ありがとうございました。
 ただいまの御説明について、何か御質問等はありますでしょうか。
 渡辺構成員、よろしくお願いします。
○渡辺構成員
 渡辺ですけれども、この2番のところの一番下に、直近の倫理審査委員会の開催が2月13日という記載があります。通常、倫理審査委員会は定期で行われて、こういう事例があって、緊急報告をこちらにされるような事案であっても、定例の倫理審査委員会まで待たれるのが通例なのか。臨時の倫理審査委員会等を開催して、対応を検討するということは、普通、医療機関ではなされないのかというのを事務局で把握しておられたら、教えていただきたいのです。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 事務局でございます。貴重な御意見ありがとうございます。
 今回の事案に関しましては、ヒトを対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針の下、臨床研究が行われていると伺っております。この指針に基づいて判断を行うのは、当該医療機関の倫理審査委員会と伺っておりまして、その倫理審査委員会の判断の下、もともと定期開催である2月13日にお諮りし、判断することになっていると、同センターからは伺っております。
 以上でございます。
○渡辺構成員
 ありがとうございます。
 基本的に、医療倫理の根幹に関わるような問題なのに、定期まで待たれるのかなと思ったので、お聞きした次第です。ありがとうございます。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 事務局でございます。渡辺先生ありがとうございます。
 貴重な御意見だと思います。こちらも、いただいた意見も含めまして、また、国立国際医療センター事務局とのやりとりは進めさせていただきまして、2月13日に開催いただいた倫理審査委員会の結果も含め、次回、3月2日の先進医療会議で、また、資料等の御報告をさせていただきたいと思っております。
○新井座長
 ほかはよろしいでしょうか。何か御質問等ありますでしょうか。
○佐藤構成員
 佐藤ですけれども、よろしいですか。
○新井座長
 よろしくお願いします。
○佐藤構成員
 報告書を待つことしかないと思っているのですけれども、これは、経緯のところで、「被験者から前房水を採取するという侵襲行為を行い」と書いていますが、これは日常診療の中で、前房水をこの被験者から取るのが、診療としてやるのか、それをやらないのに、被験者から前房水を取るというのは、これは研究だということを分かってないとやらないはずなのですけれども、その辺の報告書を待ちたいと思うのですが、日常診療で取って、それを眼研究に使うのであれば、研究にやるということが分かっていなくて、たまたまやってしまったということは、あってはいけないのですけれども、あり得るのですけれども、普通の臨床でやらないのに、ぶすっと刺すというのをやるので、研究とは知らなかったというのは、ちょっと想像しにくいのですけれども、報告書待ちではあると思うのですけれども、事務局の方、その辺、しっかり確認していただいてですね。そうでないと、この報告書が来て、今までも同様な例が、これはかなり古い研究で、100例にまだ届いてないのですかぐらいの古い話ではないかと思うのですけれども、その辺のところを、報告書が来て、先進医療会議に、我々のところにもう一回かけてくるのではなくて、もう少し前後関係がしっかりした報告書であることを事前に確認していただければと思いました。
 以上です。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 事務局でございます。佐藤先生、貴重な御意見、誠にありがとうございます。
 我々事務局としましても、国立国際医療研究センター事務局に、おっしゃっていただいたことをしっかり確認した上で、また、しっかりした報告書等を求めたいと思います。ありがとうございました。
○新井座長
 ありがとうございました。
 竹内先生、お願いします。
○竹内座長代理
 竹内でございます。ありがとうございます。
 この2.のところですね。1月12日と書いてあるところですが、この件が明らかになった経緯は、事務局で把握していらっしゃるでしょうか。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 事務局でございます。竹内先生、貴重な御意見ありがとうございます。
 事務局としましても、今持っている情報は、このいただいた(別紙3)にある報告書まででございまして、どういうふうにこういう事案が発覚したのかというところも含めて、次回の先進医療会議までにしっかりとしたものが報告できるように、国立国際医療研究センターにはお伝えしたいと思っております。よろしくお願いします。
○竹内座長代理
 ありがとうございます。
 それから、もう一点が、ここに「医師が」と書いてありますが、これは複数の医師なのでしょうか。あるいは、1人の医師なのでしょうか。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 事務局でございます。竹内先生、貴重な御意見ありがとうございます。
 我々のほうでも、1人の医師なのか、複数の医師なのか、その判断は実はまだできておりませんので、その観点も含め、国立国際医療研究センターにはお伝えしたいと思います。ありがとうございます。
○竹内座長代理
 ありがとうございます。
 それから、もう一つは、先ほど少しお話があったように、このことは、ヒトを対象とした倫理指針の下で行われている臨床研究として行われていたということですが、この事案を受けて、国立国際医療研究センターは、臨床研究上の何らかの措置をこの診療科あるいは当該医師に対して何かアクションを起こしたということはないのでしょうか。先ほどの渡辺先生の御指摘に似ているのですけれども。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 ありがとうございます。事務局でございます。
 国立国際医療研究センター事務局が、当該医師らに対して何らかのアクションを起こしているかどうかについての情報は入ってきておりません。一応その指針に基づいて、今のところ行動を取っていると伺っております。それに含まれるものとして、倫理審査委員会の意見を聴き、今回の場合は、IC、同意説明が行われていないところが含まれておりましたので、重大な不適合に該当する、それに準じて処理を行っていくと相手方事務局からは伺っております。
 以上でございます。
○竹内座長代理
 というのは、私も同じような事例を経験したことがございまして、そのときは、社会的にも非常に大きな、重大な不適合ということになって、組織としては、その当該医師あるいは診療科について、かなり迅速に対応して、それを謝罪したという経緯がありましたので、先ほどの渡辺先生や佐藤先生の御指摘のように、同意を取らずにもしかしたら侵襲的な手技をしたということになると、かなり重大な事案なのかなと思いまして、組織として何かアクションがあったかどうかということを把握しておいてもいいかなと思いました。
 以上でございます。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 事務局でございます。竹内先生、本当に貴重な御意見ありがとうございます。
 このような場で、構成員の方々から御意見があったことは、先進医療会議としての懸念事項として、先方にしっかりお伝えさせていただきたいと思っております。ありがとうございます。
○新井座長
 ほかはよろしいでしょうか。
 ただいま、極めて重要な指摘事項を3名の先生からいただきました。この点につきましては、当該医療機関にその内容を伝えまして、十分に調査をいただくということに尽きるかと思います。その上で、その調査結果を3月の会議で、皆様ともよく議論をさせていただいて、その後の対応を決めるという形で行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(首肯する委員あり)
○新井座長
 それでは、どうもありがとうございました。今、御指摘があった点は、かなり重大な内容と認識しておりますので、しっかりと遺漏なきように対応したいと思います。
 どうもありがとうございました。
 それでは、事務局から、「令和5年度先進医療会議開催予定(案)について」の資料が提出されておりますので、事務局から御説明をいただきたいと思います。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 事務局でございます。
 (先-4)を御覧いただければと思います。
 令和5年度の先進医療会議の日程の案をお示ししてございます。構成員の先生方におかれましては、日常診療等で大変お忙しいところとは存じますが、日程の調整をお願いできれば幸いでございます。
 以上でございます。
○新井座長
 ありがとうございました。
 特に、ほかに何か御意見がなければ、「第118回先進医療会議」をこれにて終了とさせていただきます。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 すいません、日程について最後にご連絡してもよろしいでしょうか。
○新井座長
 はい、どうぞ。
○先進・再生医療開発戦略専門官
 次回の先進医療会議の日程は、令和5年3月2日(木)16時からとさせていただきます。会場についてはまた別途ご案内したいと思います。
○新井座長
 ありがとうございました。それでは、「第118回先進医療会議」をこれにて終了とさせていただきます。
 本日は、どうもありがとうございました。
 
 

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