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2020年9月24日 患者申出療養評価会議議事録

○日時

令和2年9月24日(木)16:00~

 

○場所

オンライン開催
 

○出席者

【構成員等】
福井座長 五十嵐座長代理 天野構成員 一色構成員 井上構成員 上村構成員 
新谷構成員 大門構成員 田島構成員 辻構成員 寺田構成員 手良向構成員
直江構成員 成川構成員 松井構成員 宮川構成員 山口構成員 山崎構成員
 
【事務局】
医療技術評価推進室長 医療課長補佐 先進・再生医療開発戦略専門官
先進・再生医療迅速評価専門官
研究開発振興課長 研究開発振興課長補佐 他

○議題

1 患者申出療養の実施計画の変更について
  (患-1-1)(別紙1)(患-1-2)
 
2 患者申出療養の追加実施医療機関について
  (患-2)
 
3 患者申出療養として実施された医療技術の総括報告書の評価について
  (患-3)(参考資料1)(参考資料2)

4 その他

○議事

16:00開会


 


○福井座長
 それでは、定刻となりましたので、ただいまより、「患者申出療養評価会議」を開催いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
 まず初めに、本年8月をもちまして、石川構成員、田代構成員が御退任されました。これに伴いまして、この9月より、井上悠輔先生、宮川政昭先生に新たに構成員に加わっていただくこととなりました。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、構成員の先生方の出欠状況ですが、本日は全員御出席です。
 次に、事務局の異動がありましたので、事務局より紹介をお願いいたします。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。本日もよろしくお願いいたします。
 それでは、8月6日、8月7日及び8月11日付の事務局の異動がございましたので御紹介させていただきます。
 まず、横幕章人審議官でございます。
 井内努医療課長でございますけれども、本日は欠席してございます。
 続きまして、笠松淳也研究開発振興課長でございます。こちら、少し遅れている状況でございます。
 続きまして、野村由美子治験推進室長でございます。本日は欠席しております。
 紀平哲也薬剤管理官でございます。
 原澤朋史医療課長補佐でございます。少し遅れております。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○福井座長
 ありがとうございます。
 それでは、資料の確認を事務局からお願いします。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 頭撮りにつきましては、ここまでにさせていただきます。
 それでは、資料の確認をさせていただきます。議事次第、構成員名簿と続きまして、患-1-1、「患者申出療養の試験実施計画の変更について」としている資料がございます。こちらには別紙1がついてございます。次に、患-1-2、こちらも試験実施計画の変更についての資料でございます。続きまして、患-2、「患者申出療養の追加実施医療機関について」としている一枚紙の資料がございます。次に患-3、「患者申出療養総括報告書に関する評価表(案)」としている資料がございまして、こちらには参考資料1、参考資料2がついてございます。
 資料の確認は以上でございます。資料について不足、誤り等がございましたら、事務局まで御連絡ください。
 また、今回の患者申出療養評価会議につきましては、ウェブ上で行うこととさせていただいております。先生方におかれましては、本日使用する資料一式を事前に送付させていただいております。申請書類等につきましては送付させていただいた資料を閲覧していただきますので、発言される先生におかれましては、会議資料のページ又は送付のみの資料のページとあらかじめ御発言いただけますと議事の進行上助かりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○福井座長
 資料等について、よろしいでしょうか。
 それでは、今回検討対象となる技術等に関しましては、事前に利益相反の確認をしております。その結果について事務局から報告をお願いします。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 今回検討対象となる技術等に関しての利益相反については特にございません。
 以上でございます。
○福井座長
 ありがとうございます。ウェブで出席されている構成員の先生方におかれまして、利益相反はないということでよろしいでしょうか。
(首肯する委員あり)
○福井座長
 ありがとうございます。
 次に、事務局から試験実施計画の変更についての資料が提出されております。2件ございますが、まず1件目の説明をお願いします。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 1件目に係る審議につきましては、審議会等会合の公開に関する指針に基づきまして、非公開とさせていただきます。
 なお、本議題に係る議事録につきましては、後日、患者申出療養評価会議のホームページ上で公開させていただきます。
 それでは、恐れ入りますけれども、傍聴の方におかれましては、一時御退席をお願いいたします。先生方におかれましては、退席が完了するまでしばしお待ちいただけますと幸いです。
 (傍聴参加者 退出)
○先進・再生医療迅速評価専門官
 それでは、御説明に移ります。資料、患-1-1に基づきまして御説明させていただきます。
 今回変更申請のあった技術は、告示番号3番、リツキシマブ静脈内投与療法でございまして、適応症は難治性天疱瘡となってございます。
 試験の概要につきましては、こちらに記載させていただいているとおりでございます。
 2ページ目に今回の変更内容が記載されてございます。主な変更内容としまして、1つ目、統計解析担当責任者の変更と利益相反状況確認報告書の提出、2つ目、被験者数の追加に伴う変更、3つ目、被験者数追加に伴う費用の変更に関する変更、4つ目、監査担当責任者の機関名、ユニット名の変更でございます。
 変更申請する理由につきましては、御覧いただきますとおり、1つ目、統計解析担当責任者が変更になったため、2つ目、予定被験者数10名を登録終了後に新規の申出があったため、3つ目、プロトコール作成費用などが不要で、被験者の費用負担が減ったため、4つ目、臨床研究推進センターから監理センターが独立したため、その他、付随して修正が必要と判断される箇所の記載を修正したということでございます。
 変更内容の2点目について補足の説明をさせていただきます。この変更申請に当たりまして、医療機関から別紙1と、追加でお送りさせていただいております患者申出療養評価会議事務局からの確認事項に対する回答2という資料がございますけれども、こちらを御覧いただければと思います。
 まず、別紙1でございますけれども、今回、従来予定していた症例数を追加するに当たりまして、現時点で拡大治験や先進医療といったほかの制度でこの技術が実施できない理由というところを事務局のほうから照会させていただきまして、そちらに対する回答ということでございます。
 別紙1の【回答】のところを御覧いただければと思いますけれども、そもそもこの追加の変更となった起点ですが、ある患者さんからの申出があったということでございます。申出があった時点では、治験・拡大治験、先進医療といったほかの制度で、この技術というのは実施されていない状況ということでございます。
 初回申請の際に、ロードマップを示しておりますけれども、こちらに記載されている医師主導試験は既に終了している状況でございまして、現在、企業が薬事承認申請の準備をしているところと伺っております。
 また、拡大治験についても実施の予定がないということを医療機関のほうは確認しているということでございます。
 また、事務局からの確認事項に対する回答2という資料を御覧いただければと思いますけれども、こちら、追加するに当たりまして、その妥当性を確認するために、現時点での有効性の評価を含めた中間報告を医療機関に提出いただきました。
 また、送付資料を御確認いただければと思いますけれども、この症例数の増加に当たりまして、予定症例数を20例に増加させたということですけれども、今回、15例目の初回投与から1カ月以内に、厚生労働省にそれまでの安全性についての報告を行うという形で計画を変更していただいているところでございます。
 患者申出療養におきまして、このような形で症例数の追加というものを御審議いただくことは今回初めてでございますので、このような形で事務局のほうであらかじめこの技術の現時点での有効性・安全性を確認させていただき、資料のほうを提出させていただきました。この資料を踏まえまして、今回の試験実施計画の変更について御議論いただければと考えております。
 以上でございます。
○福井座長
 ありがとうございます。本患者申出療養の実施計画の変更について判断が必要ということですので、何か御質問、御意見等ございませんでしょうか。
 天野構成員、どうぞ。
○天野構成員
 御説明ありがとうございました。今回の議事の変更申請、幾つかある中で、特に症例数の増加、追加という部分が恐らく患者申出療養の歴史の中で初めてということになるのかと思うのですが、結論から申し上げると、患者の申出を起点とするという本制度の趣旨に鑑みれば、承認申請自体は認めるべきと私も考えますが、一方で、もう一つの患者申出療養制度の趣旨であります、行く行くは薬事承認、保険適用を視野に入れた制度設計ということがあるかと思いますので、野放図に症例追加を認めていくと結果がいつまでたっても出ないという可能性もあるかと思います。
 その点について、今回事務局から既にお示しいただいているとは理解していますが、今後も、例えば現時点での中間報告を可能な限り示していただくであるとか、または、当初、薬事承認に向けたロードマップを提出しているかと思いますけれども、それが現時点でどうなっているのかという進捗状況を示していただくことなどを条件として症例追加を認めるというふうに今回も今後も運用していただくことをぜひ御検討いただければと思います。
 私からは以上です。
○福井座長
 ありがとうございます。事務局から、追加はございますか。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 大変貴重な御指摘をいただき、ありがとうございます。まさに天野構成員おっしゃられましたとおり、この制度につきましては、患者様の申出を起点とするというところもございますし、同時に、保険導入を目指すところというのもございます。その中で、新規技術につきましては有効性・安全性を確認しながら、これまで御議論いただきながら幾つかの技術についてお認めいただいたというところでございます。
 ご指摘いただきましたように、今回、症例の追加は初めてということでございまして、この症例の追加に当たりましても、同じような観点で患者様の申出に基づきながら、一定の有効性・安全性を確認していきながらというところの原則と申しますか、その部分は守ったまま進めていければと考えております。
 以上でございます。
○福井座長
 そのほかにはいかがでしょうか。
 私から確認ですけれども、現在、薬事承認の申請の準備中ということでしたけれども、どれぐらいのタイムスケジュールで考えているのでしょう。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 貴重な御指摘をいただき、ありがとうございます。こちらは医療機関のほうから回答いただいているものでございまして、企業のほうにこういう形で確認していただいたところではございますけれども、具体的なスケジュールについては把握はできていないというところでございます。
 ただ、治験は終了していて、当初のロードマップから大幅に遅れているわけではないのではないかと考えてはおります。
○福井座長
 ありがとうございます。
 辻先生、どうぞ。
○辻構成員
 変更に直接関係することではないのですが、リツキシマブの投与が168日終了後は通常の治療に戻るという認識でよろしいでしょうか。あるいは、その後は、医療機関にお任せしていると理解すればよいでしょうか。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 御質問いただき、ありがとうございます。
 患-1-1の1ページ目に試験の概要がございますけれども、リツキシマブ1000mgを2週間隔で2回投与を行って、その後、外来治療を継続するという形になってございますので、投与された後は通常の治療を行うのではないかと考えております。
○辻構成員
 ありがとうございます。
 それともう一点、これも変更に直接関係するものではないのですが、今回、天疱瘡ということで、指定難病で、以前、幾つか、患者様の都合で断念された例が数例あったと思うのですが、患者申出療養で現在行われている技術の中で、指定難病はほかにはあるのでしょうか。これだけだったでしょうか。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 御質問いただき、ありがとうございます。患者申出療養につきましては、これまで10例の技術をお認めいただいたところでございますけれども、指定難病として指定された疾患に対して行われた技術というのは恐らくこれのみではないかと思います。
○辻構成員
 分かりました。ありがとうございます。
○福井座長
 ありがとうございます。
 宮川先生、どうぞ。
○宮川構成員
 日本医師会の宮川でございます。
 ある程度の条件を緩和することは理解しますが、10例を20例にするということに対してです。1例を許すということであればまだしも、なぜ10例を20例にしなければいけないのでしょうか。
 さらに、試験期間を延長するということですが、それも大幅に延長されています。本来からすれば11例で結果を出して、それをもって薬事承認申請という方向に向かうことをしないのはなぜですか。もちろん医師主導治験が終了しているわけですから、安全性と有効性というよりは、寛解率などをある程度ここで見ているわけです。そうであれば11例で十分だろうと思います。20例にしなければ何らかの結果が出ないのか。患者を救うために11例にするということは、構わないと思うのですが、それを20例のはなぜなのか。そして申請期間を延長するのはなぜなのか御質問させていただきました。
 以上です。
○福井座長
 ありがとうございます。事務局から、よろしいですか、状況説明は。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 重要な御指摘をいただき、ありがとうございます。まず、事務局から補足で御説明をさせていただきますと、お送りさせていただいた資料の中の変更サマリーというところに、今回の研究に伴う変更の内容が記載いただいております。そちらを御覧いただければと思いますけれども、今回、実施期間についての延長の申請はございません。ですので、予定症例数の増加のみという形になっている状況です。
 医療機関のほうに改めて確認しましたところ、当初予定していた期間より早目に10例の方の申出をいただいたという状況になってございます。ですので、今回、というわけではなくて、承認申請の具体的なスケジュールについては事務局も把握していないところではあるのですけれども、企業の承認申請が遅れているので試験計画の延長するというわけではないのではないかと考えております。
 御指摘いただきましたとおり、予定症例を増やす中で、事務局のほうでも指摘事項で、例えば先進医療等、ほかの制度が利用できないかというところを確認させていただいたところではあるのですけれども、企業のほうからの承認申請が進んでいる中で、今申し出ていただいている患者様に対してどのように対応するかというところで、患者申出療養の症例追加を変更されたと認識しております。
この追加の10例という値につきましては、予定より早目にその10例集まってきたというところで、今後、同じ試験期間で見ていく中で、患者様がどのぐらい申出をいただけるかというところをある程度医療機関のほうで推察した上で、この10例という形でお示ししていただいたと理解しております。
○福井座長
 どうぞ、宮川先生。
○宮川構成員
 それは分かるのですけれども、いきなり10例を20例に申請し直すという行為が問題です。1例追加でストップして、11例で、そしてこの期限内判断できないのか。患者申出療養評価は非常に重要です。今までこのように例数を大幅に増やすという事例はありません。なし崩し的に例数がこのように倍加されるようなことは、この制度を形骸化させるのではないかなという思いで御質問させていただきました。
○福井座長
 ありがとうございます。事務局、どうぞ。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 貴重な御指摘をいただき、ありがとうございます。今回、この技術につきましては承認申請というロードマップを進めている中で、少し早目に症例が10例登録されてしまったというところで、11例目の方が来られた。で、承認申請というゴールに向けてどのように患者様に医療を提供するかという観点で変更申請をしていただいたと承知しております。
 決して事務局としてもこのような形が濫用されるといいますか、野放図に使われて、ただ野放図に患者申出医療がやられていくというところにつきましては、やはり保険承認を目指すという制度の趣旨の観点上望ましくないと考えてございます。そのような観点から、企業のほうに確認していただいて、承認申請の準備を行っているところであるという回答を得たというところで、この会議にお諮りさせていただいたというところでございます。
 今後同じような技術につきまして同じような症例の増加等の変更申請があった場合にも、同様の保険導入に向けてのロードマップですとか、それまでの有効性・安全性をきっちりとこの会で確認していただきながら、決してその制度が野放図に濫用されることがないように運営に努めていければと考えております。
○福井座長
 宮川先生。
○宮川構成員
 先進医療に対する制度もあります。そういうものをうまく使っていく、あるいはそのような形に置き換えていくことが重要です。このような形で10例が20例になるようなことを一回でも許すと、今後も当たり前のように起きてしまうということを危惧したわけです。ですから、できれば10例が11例という形でしっかりと結果を出していただいて、もしその枠外になってしまったら、先進医療等含めてその他のいろんな枠組みの中で患者をしっかり救っていくような立てつけをしっかり考えていくということが本来筋なのではないかなと思ったわけです。
 以上です。
○福井座長
 ありがとうございます。以前に数例認めたケースがありました。そのときにはほぼ同時期に複数の患者さんからエントリーの申し込みがあって、それを既に症例数をオーバーしていることが分からないまま引き受けてしまったというケースでした。
 辻先生。
○辻構成員
 宮川先生の御指摘と少し関連するのですが、期間の短縮というのは検討されなかったのかどうかをお聞きしたいのと、もう10例集まったということで、23年までかからずに前倒しする可能性があるのかどうか、あるいは検討したのかどうかをお聞きしたいのと、それから、米国と欧州のほうで適応になったことが、これもまた変更となっていると思いますので、それについて御説明いただければと思います。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 御指摘いただき、ありがとうございます。期間の短縮については、こちら、今回変更申請の内容としても上がってはきておりませんので、特に医療機関のほうでは検討はされなかったのではないかと考えております。
 すみません。2点目の御質問、少し聞きづらかったのですけれども、もう一度御説明いただけますでしょうか。
○辻構成員
 手元資料の38ページで、米国での薬事承認、欧州での薬事承認というところが朱で、変更ということになっていると思うのですが、これは新たに期間内で米国、欧州で適応になったということで理解してよろしいのでしょうか。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 資料にはそのように記載されております。具体的にいつどうなったかというところは、事務局でも把握はしていないところでございます。
○辻構成員
 分かりました。ありがとうございます。
○福井座長
 山口先生、どうぞ。
○山口構成員
 すみません、ちょっと確認したいのですけれども、取扱注意のこの回答2に有効性を中間報告として提出してくださいと書いてありますが、この試験のプライマリーのエンドポイントというのは安全性の評価だと思います。有効性は副次評価項目として出ていると思います。このデータをどのように解釈するかということですけれども、有害事象についてはグレード3が4件で、関連ありが1件しかない。グレード4はないということで、安全性というのはある程度この10例で確認できたと理解していいと思うのです。
 一方で、有効性に関しては、プレドニゾロンを結構長期間服用していて、それに今回投与した薬が上乗せの効果としてあったかどうかということはなかなか判断が難しくて、このまま、確かにこの20例続けても、この治療法が本当に今後有効かどうかということは全く分からなくなってしまうと思います。安全性を確認したのだったら、やはり別な形で試験をやるというのも一つの方法かなと、さっき、宮川先生のお話を聞いていて感じたのですけれども、その辺りはどうなのでしょうか。
○福井座長
事務局、どうぞ。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 御指摘いただき、ありがとうございます。山口先生御指摘いただきましたとおり、こちらの試験計画上のプライマリーエンドポイントは安全性の評価になっているところでございます。そういうところを、評価していただきながら、この継続が、症例の追加が妥当かどうかというところを御議論いただければと考えております。
○山口構成員
 ちょっとよろしいですか。
○福井座長
 どうぞ。
○山口構成員
 プレドニゾロン、こんなに長期に飲んでいたら結構効いて当たり前ではないかなとちょっとそういう気がするのです。この結果で本当に有効なのかどうか、私、この辺詳しくないので分からないのですけれども、その辺りはどういう見解なのでしょうか。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 もともとこの静脈内投与を受けておられる患者様の適応自体がステロイド抵抗性のものですとか、あるいはステロイドを減量する過程で再燃したものという適応症になってございまして、もともと入られた方がステロイドのみでコントロールが非常に難しいという、いわゆる標準治療がなかなか効きにくいという方に対して行われている治療ということもありますので、そういうところも加味されるのではないかなと考えております。
○山口構成員
 ありがとうございます。これからさらに10例追加するかどうかということに関しては、本来、宮川先生のおっしゃるように、私は、安全性が確認できたら、その点で別な試験に変えるべきだとは思うのですけれども、患者さんがたくさん来られて、現実の問題として、難治性、抵抗性のものに対してある程度有望なものをやってみたい人がいる事態であれば、今回10例は認めて、でも、その先についてはやはりきちっと有効性が評価できる形にしたほうがいいのではないかと思います。
 以上です。
○福井座長
 ありがとうございます。よろしいでしょうか。
 私も、6年間の試験計画のうちの半分のところで10例が終わってしまって、本来でしたら、ここで試験中止、終わるわけですけれども、さらにこの時点で患者さんがいるということで延ばしてほしいと。ただ、今までのあらかじめつくられた計画では、この時点で解析をちゃんと行って、次の段階に進むということにはなっていたわけですので、次の段階にどう進むのかということを早急に決めてもらう必要があると思いますので、できましたら、3年かかって10例ですので、3例とか5例を取りあえず認めて、次の段階へのスケジュールを明確にしてもらった上で、さらに認めるかどうかということを考えるという手だてにしたらどうかと、これは私の、先生方の御意見を伺っての折衷的な案ですけれども、そのようにはいかがでしょうか。
 宮川先生、どうぞ。
○宮川構成員
 先生のおっしゃるとおりで、ここで今門戸を開いて、し続けるということが意味があるのかどうかということで、今、11例、患者様が1人追加されたということで、一旦クローズして、そこで検証して、それで、必要であればまたそこである程度次の段階に進んでいくということで、これはここである程度立ち止まって検証していくということをしない限り、本当のことが見えていかないのではないかなと思っています。
 そして、概要図というのを、私、いただいていたのですけれども、そこでは患者申出制度承認から、21年8月30日(予定)と書いてあったので、それで先ほど私、23年の3月までという実施期間と書かれていたので、少し延びたのかなという印象でお話をしたので、この概要図にある21年の8月30日(予定)というのが実際延びたのか、最初からそうでないのか、そのこともちょっと事務局にお聞きしたいと思います。
 どちらにしても、それは枝葉のことですけれども、今お話になったように、ここで一回立ち止まって、しっかりとした検証をして、そしてそれが、12例目、13例目というものを決して受け入れないというわけではなくて、検証をきちっとして、そこでしっかりとした考え方を出していくということが、これは実際に先ほど山口構成員がおっしゃったように、大切な姿ではないかなと思います。
 以上です。
○福井座長
 ありがとうございます。よろしいですか。
 では、先に事務局から、その後、手良向先生、お願いします。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 宮川先生御指摘いただきました概要図がすぐに出てこず、恐縮ですけれども、変更申請の中身としましては、繰り返し御説明になりますけれども、特にその期間が延びたわけではないというところでございます。
○福井座長
 手良向先生、どうぞ。
○手良向構成員
 今の期間の問題ですけれども、参考資料の77ページ、プロトコルの7.2というところに登録期間が書いてあって、2021年8月までと明記されていますから、登録期間を今回延ばすという申請はなかったと理解します。その上で、登録期間はあと1年弱しかないので、今までのペースからいくと、恐らく10例は登録されないと思います。10例増やしたというのは、プロトコル変更に手間がかかるので、最大の数字だと思います。おそらく、せいぜい2~3例しか、その期間内に登録されないのではないかと思います。
 ですので、登録期間を延ばすという話は私も問題だと思いますけれども、症例数を増やすことに関しては、この会議で毎回議論していますけれども、もともとその10例の根拠もないわけで、最初から20例と言っていても別に問題なかったわけです。根拠がないのですから、登録期間の終了までは登録を許すというのが私はいいと思います。来年の8月までは、最大20例ですけれども、許して、そういう患者さんがいれば登録するというのが制度本来の趣旨と思いますけれども、いかがでしょうか。
○福井座長
 どうぞ。
○一色構成員
 挙手機能が使えないので、いきなり割り込みました。すみません。
 この比較表を見てみますと、今、手良向先生がおっしゃったように、20例を目標とするのではなくて、期間内に最大20例まで登録可とするという表現になっておりますので、僕としても、手良向先生のように、この期間を変更するわけではなくて、この期間にもし希望者があれば、そこまでの数は認めるという、そういう趣旨の変更申請だと理解しますので、これは患者様の救済という意味からするとよろしいのではないかなというのが私の意見でございます。
○福井座長
 もともとこの患者申出療養自体が、非常に厳密な研究というよりも、患者さんの救済という側面での制度ですので、そこのところは忘れないで判断したいと思っています。
 直江先生、どうぞ。
○直江構成員
 ありがとうございます。直江です。
 患者さんの気持ちといいますか、治験が既に終わってしまっているので、この患者申出療養がなくなってしまうと、一定期間承認申請をしているというところなのですが、承認が下りるまでの期間は、先進も走っていないし、患者申出療養もないし、治験もないしということになってしまう、ブランクが生じるわけですね。だから、そこを、この一例一例積み上げることによって何とか救えないかという気持ちが半分と、先ほどから御議論あるように、そうやってなし崩し的にこの患者申出療養が一挙に倍になるというのはおかしいのではないかという意見もよく分かるのですね。
 今回はやはり、これだけの患者さんが短期間に集まったということで、ある意味では、予測をたがえたという点があるかと思うのですが、将来的な教訓として、このような場合に患者申出療養が、例えば10例を超えたらもう先進医療に切り替えるとか、何かそういうことを将来的には考えていかなければいけないのではないかという感じがします。
 それが1点と、それから2点目は、ちょっとこれは質問にもなるのですが、先ほどの御議論にもあったように、医師主導治験がもう申請中だということになりますと、承認までの期間がどのぐらいなのかということですが、もしも1年くらいで承認されるのであれば、それほど長期間の延長は必要でないのではないかと思いますが、その点、事務局、いかがでしょうか。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 御指摘いただき、ありがとうございます。
 1点目の患者申出医療と先進医療の切り替えにつきましては制度自体のかなり大きな話にもなろうかと思いますので、今後どのような形がいいかというのは議論が必要かと考えております。
 2点目の今後のスケジュール感の話につきましてですけれども、恐らく申請自体にかかる期間ですとか、あるいは申請の準備にかかる期間等も含まれますので、一般論としましても、このリツキシマブという薬剤の個別具体につきましても、詳細なスケジュールについては事務局のほうからお答えができない状況でございます。
 ただし、当初、この技術をお認めいただいた際にロードマップを医療機関のほうで作成していただいておりまして、そこに治験から薬事承認申請を行うというスキームは既に記載がございました。それを踏まえて、今回、当初の試験期間というものが設定されているものと認識しております。したがいまして、ある程度この期間の中でその薬事承認に向けてのロードマップは動いているのではないかなと考えてはおります。
○直江構成員
 ありがとうございます。とした場合には、先ほどの案にありましたように、当初の研究期間、来年の8月でしたか、当初の案は。そこまでは認めていいのではないかと私は思っております。
 以上です。
○福井座長
 ありがとうございます。
 宮川先生、どうぞ。
○宮川構成員
 宮川でございます。
 今、各構成員のお話を聞いてある程度納得はしております。直江委員のおっしゃったように、来年の21年の8月30日が試験期間となっておりますので、そこまではある程度認め、患者をお救いするというような形で考えていかなければいけません。患者申出療養という大切なこの仕組みを守るために、野放図に増やすのではなくて、一例一例大切にして、それの中身を検証していくという文言をつけて、来年の8月30日までが試験期間ですので、この実施期間が23年の3月と書いてあること自体がよく分からなかったものですからお聞きしたということです。ですから、これはあくまでも試験期間は21年の8月30日までということで了解ということができるのではないかと思います。
 以上です。
○福井座長
 ありがとうございます。
 上村先生。
○上村構成員
 ちょっと確認というか、まず、承認の状況ですね。米国について、今、議論が進んでいる間に少し調べたのですけれども、少なくとも米国の添付文書で読む限りでは、承認は取れているようですね。つまり、USのFDAは承認をしています。ただ、成人に限って、中等度からシビアーな患者さんについては承認を取っているのですけれども、基本的には、正確に読み込めているかどうか分からないですけれども、海外データなどを参考にして承認しているようです。
 日本のこの申請者の今後の承認に向けたストラテジーみたいなものがちょっとはっきりしない部分があって、確かに回答の中では承認申請のことに触れておられるようですけれども、ちょっと資料が出てこなくて、患-1-1、別紙1の最後のところに、「なお、拡大治験については実施の予定がないこと、企業が治験後に薬事承認申請を行う予定を確認しております」と書かれているのですが、見方によっては、これは医師主導治験でファイリングを行うというよりも、医師主導治験に引き続いて企業が企業治験でスタディを行った上で承認申請に向かうというふうにも読み取れるのですけれども、もしそうであればまだ時間がかかるということになりますので、その間にかなり長い空白ができる可能性があるということなのかなと思ったのです。その辺、事務局、この「企業が治験後に」という言い方は、どういう意味で申請者は言われているのかというのは確認できていますでしょうか。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 この治験につきましては医師主導治験のことであると認識をしております。
○上村構成員
 分かりました。そうすると、これは企業が医師主導治験のデータをもって薬事承認申請をするということであれば、今、議論があったように、それまでの空白を埋めるという意味では、やはり患者さんが困らないようにしてあげるという、もともとの患者申出療養の意図にも合致するのではないかなと思います。なので、患者さんがいるのであれば、その間はお認めしてもいいのかなと個人的には思いました。
 ただ、やはりはっきりしておかなければいけないのは、その薬事承認申請というのを行う予定というのが具体的にどの段階で承認申請がなされるのかということですね。そこは明確にしておく必要はあるのかなと思いました。
○福井座長
 ありがとうございます。
 私も、せいぜい3例とか5例ぐらいを取りあえず認めて次の段階に進む、特に薬事承認の申請がどういうタイムスケジュールなのかを確認してもらうことが重要だと申し上げましたけれども、患者さんの救済という意味からは、取りあえずは認めたいと思いますが、それが数で言うのか、先ほど何名かの先生方言われた来年の8月30日までという、タイムスパンで取りあえず認めるということでも、どちらでも私はいいと思います。もし8月30日までということであれば、その期間までは認めて、それまでに次のステップを明確にするというその作業を並行してもらうということではどうかと思いますが、いかがでしょうか。
よろしいですか。
 (首肯する委員あり)
○福井座長
 それでは、来年の8月30日までというその期間を区切って、それまでに次のステップに進むための準備をしてもらうということにしたいと思います。よろしいでしょうか。
 (「賛成です」の声あり)
○福井座長
 ありがとうございます。それでは、そのような条件で認めるということで。
 事務局、どうぞ。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 御指摘いただきましてありがとうございます。今、議題にありました次のステップ、その具体的内容につきましては、必ず医療機関のほうにしっかりとお伝えをして、企業のほうともしっかりと確認をとりながらスケジュールについて把握するように、また事務局のほうでも適宜把握していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○福井座長
 ありがとうございます。それでは、そのようにさせていただきます。
 傍聴の方はお戻りいただく必要がありますので、すみません、先生方、もう少しお待ちいただきたいと思います。
 (傍聴参加者 入室)
○福井座長
 お待たせしました。
 次に、もう一件の資料がございますので、患-1-2だと思いますけれども、事務局から説明をお願いします。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 それでは、患-1-2に基づきまして御説明させていただきます。
 今回変更申請のあった2件目の技術でございますけれども、告示番号1番、パクリタキセル腹腔内投与及び静脈内投与並びにS-1内服併用療法でございまして、適応症は腹膜播種又は進行性胃がんとなってございます。
 試験の概要につきましては、1ページ目中ほどに記載させていただいているとおりでございます。
 2ページ目、今回の変更内容でございますけれども、1番目に実施期間の延長、2番目に安全性情報管理業務の委託先変更、3番目に実施体制の変更となってございます。
 変更申請する理由としまして、1.2020年6月30日時点におきまして、111例の登録症例数中12例で試験治療が継続されております。これらの症例につきましては、治療を終了することによって腫瘍が進行する危険があるため、これら12例に限って治療の継続を計画するというものでございます。
 2.は委託先の体制変更、3.は人事異動に伴うものというところでございます。
 以上でございます。
○福井座長
 ありがとうございます。それでは、ただいまの実施計画の変更につきまして、御質問、御意見等、よろしくお願いいたします。
 どうぞ。
○天野構成員
 御説明ありがとうございました。本件も先ほどの技術と同様の理由になるのですが、まず、そもそも延長、治療の継続ですね。これについては当然、もともとのプロトコールから見ても、また、患者さんに対する人道的な観点からも了承するほかはないと思うのですが、一方で、本試験は、今までの経緯も様々あり、皆様御承知のとおりでありまして、同様の技術が先進医療でも複数走っていて、一部の研究結果についてはネガティブな結果が出ているという状況で、恐らくこの治療に期待を寄せている患者さんも多くいらっしゃる状況があると思います。
 先ほど申し上げたように、今治療を受けている患者さん、継続するのは当然せざるを得ないと思うのですが、一方で、本技術については、現状どのような進捗状況になっているのか。以前に中間報告を御提出いただいたようにも記憶しているのですが、その後どうなっているのかということについて、やはり一度報告を求めるべきではないかと考える次第です。
 私からは以上です。
○福井座長
 ありがとうございます。以前、この研究でたしか複数の症例が複数の施設でほぼ同時期にあったものですから、当初の100例を超えてかなりの数になってしまったといういきさつがあったのも事実ですけれども、進捗状況についてはどうでしょう
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 重要な御指摘いただき、ありがとうございます。この技術につきましては、現時点の進捗状況につきましては、こちら、患-1-2の資料に記載させていただいておりますとおり、12例の方で治療継続中というところのみ事務局は把握しているところでございます。
 この治療、今、中間報告を求めるべきという御意見ございましたけれども、ちょうど1年前に同様の御指摘をこの会議でいただきまして、事務局と医療機関のほうでやり取りをさせていただいたところでございます。その中で、中間報告となるとその解析にかかる費用が追加でかかるというところで難しいと回答いただき、去年の患者申出療養評価会議で、その時点で治療を行っている方のデータを一部提出いただいたというところでございます。
 また再度求めるべきということで会議のほうで御指摘をいただきましたら、医療機関のほうに再度お伝えさせていただこうと思います。
○福井座長
 もう一度中間解析的なものの提出を求めるということでよろしいでしょうか。ずっとこのままというわけにもいかないと思いますので、事務局と東京大学医学部附属病院との間でFやり取りをしていただきたいと思います。よろしいでしょうか。
 それで、この3点についての変更は、本日の時点では認めるということでよろしいでしょうか。
 (首肯する委員あり)
○福井座長
 それでは、そのようにさせていただきたいと思います。ありがとうございます。
 次に、事務局から患者申出療養の追加実施医療機関についての資料が提出されておりますので、事務局から説明をお願いします。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 それでは、資料、患-2に従いまして患者申出療養の追加実施医療機関について御報告させていただきます。
 告示番号6番「マルチプレックス遺伝子パネル検査による遺伝子プロファイリングに基づく分子標的治療」でございますけれども、既に患者申出療養として前例のある医療として、まだ実施医療機関として認められていない医療機関の患者様からの申出に基づきまして、申請元の臨床研究中核病院である国立がん研究センター中央病院において審査がなされまして、今回、東京大学医学部附属病院と京都大学医学部附属病院が追加実施医療機関として認められましたので、その御報告となります。
 事務局からの説明は以上でございます。
○福井座長
 ありがとうございます。この件につきまして、何か御質問、御意見等ございませんでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 一応立てつけとしましては、中心となる臨床研究中核病院のほうで審査したものをこの療養会議でお認めするということですので、認めるということにしたいと思います。
 ありがとうございます。
 それでは、次に事務局から、患者申出療養として実施された医療技術の総括報告書の評価についての資料が提出されておりますので、説明をお願いします。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 患-3の資料を御覧いただければと思います。こちら、「患者申出療養 総括報告書に関する評価表」とさせていただいておりますけれども、前回の患者申出療養評価会議におきまして、この患者申出療養として実施されて終了した医療技術の総括報告書に関する評価表の修正案というものを会議に御提示させていただきまして、そこでまた先生方に追加で幾つか御指摘いただいたところでございます。
 今回、そのいただいた御指摘を反映させたものが患-3でございまして、先週、メールで先生方に御確認いただいたところでございますけれども、再度こちらに御提示させていただいたというところでございます。
 特に御意見等ございません場合は、こちらを評価表として今後使用していただければと思いますので、御確認のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
○福井座長
 ありがとうございます。いかがでしょうか。
 患-3の資料で赤字で書いているところが今回の変更点になりまして、今までのものよりも簡潔な文章になっています。これは以前の会議で御指摘いただいて、この言い方でいいのではないかなと私も思いましたが、いかがでしょうか。
よろしいですか。
 (首肯する委員あり)
○福井座長
 もしよろしいようでしたら、これをお認めいただいて、次から用いるということにしたいと思います。
 本日の議題は、残り「その他」となっておりますけれども、事務局から何かございますでしょうか。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 患-1につきましては様々な御指摘をいただきまして、誠にありがとうございます。事務局としましても、患者申出療養の制度の趣旨に沿いながら、しっかりと運営していきたいと、患者様一人一人の申出に沿った制度という形で今後も進めていければと考えておりますので、先生方におかれましては今後も御指導のほどどうぞよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○福井座長
 構成員の先生方から、何か御意見、御質問。
 辻先生、どうぞ。
○辻構成員
 すみません。先ほどの患-1のところでちょっと聞き漏らしてしまったところがあるので質問したいのですが、医師主導治験というのは、私が調べた範囲では、同じ慶應義塾大学で行われたと認識しているのですが、それでよろしかったでしょうか。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 はい、おっしゃるとおりのものだと思います。
○辻構成員
 分かりました。ありがとうございます。
○福井座長
 ありがとうございます。ほかにはよろしいでしょうか。
 それでは、事務局から次回の日程についてお願いします。
○先進・再生医療迅速評価専門官
 事務局でございます。
 次回は、日程調整の上、後日御連絡をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○福井座長
 それでは、第23回目になりますが、「患者申出療養評価会議」を終了いたします。本日はお忙しい中ありがとうございました。これで終わります。

 

 

 

 

 

 

(了)

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