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2017年1月20日 平成28年度第2回水道水質検査法検討会議事要旨

医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部水道課

○日時

平成29年1月20日(金)13:30~16:40


○場所

中央合同庁舎第5号館専用第15会議室


○出席者

浅見真理、五十嵐良明、石本知子、小林憲弘、神野透人、鈴木俊也、
高木総吉、土屋かおり、中村弘揮、林幸範、森元俊夫

○議題

(1) 検査方法告示等の改正について
(2) 妥当性評価ガイドラインの改定について
(3) 提案検査法について
(4) その他

○議事

(1)検査方法告示等の改正について

◎検査方法告示の改正について

・「水質基準に関する省令の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法」(平成15年厚生労働省告示第261号)に、臭素酸に係る検査方法として「液体クロマトグラフ—質量分析法」(別表第18の2)を追加するとともに、その他所要の改正を行うことについて、平成281216日から平成29年1月16日までの間意見募集を行った 結果、4件の意見が寄せられた。回答及び今後の改正方針に関する事務局の案に沿って今後、検査方法告示及び関連する通知を改正することが了承された。

 

◎農薬類目標値見直しに伴う検査方法について

・平成29年4月に目標値が見直される予定の農薬類については、現在の検査方法で対応が可能であることが確認でき、検査方法についての修正は行わないことが了承された。

・新規に対象農薬リストに追加される予定のテフリルトリオンについては、複数機関による妥当性評価により別添方法20の2(LC-MS一斉分析法)で検査が可能であるとの検証結果が報告され、テフリルトリオンの検査方法を別添方法20の2とすることが了承された。

 

◎陰イオン類の検査における混合標準液の使用について

・告示と混合比率の異なる混合標準液の使用及び混合標準液の保存性について委員から検討の提案があり、検討の結果使用が可能であることが示された場合、告示を改正する方向で検討することが了承された。

 

◎臭素酸の検査における亜硝酸ナトリウム溶液の添加の有無について

・臭素酸の「イオンクロマトグラフ-ポストカラム吸光光度法」(別表第18)において、亜硝酸ナトリウムの添加が必須となっているが、近年の検討により添加せずに分析が可能であることが報告された。今後告示の改正に向けて検討することが了承された。

 

◎次年度以降の検査方法告示等の改正について

・以下の3点について今後検討を行うことが了承された。

 (1)検水の濃度範囲

告示の各別表に示されている検水の濃度範囲について、改正の必要が高いものについて妥当性評価を行った上で改正に向けて検討する。

 (2) LC-MS 法の塩素酸および亜塩素酸分析への適用

 新たに加えられた臭素酸のLC-MS法(別表第18の2)について、塩素酸および亜塩素酸の分析が可能かどうか検討する。

 

 (3)農薬類の検査方法の改正

 オリサストロビンのEZE異性体及 びプロチオホスのオキソン体について、検査対象へ追加すべきかどうか及び検査方法について検討する。

 

(2)妥当性評価ガイドラインの改定について

・妥当性評価ガイドラインについて、検量線の妥当性評価を追加する等改正を行うことが了承された。平成30年4月からの適用を目標に、平成29年度上半期に改正する方針が了承された。

 

(3)提案検査法について

◎提案検査法の募集(第4期)について

・8月26日から1130日の期間で提案募集を行った結果、計6件の提案があった。

・事前審査の担当者を決定し、平成29年度第1回の検討会で事前審査結果の報告及びその後の取扱いの決定を行うことが了承された。


(了)

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