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2016年3月15日 第5回保健医療分野におけるICT活用推進懇談会 議事要旨

大臣官房厚生科学課 政策統括官付情報政策担当参事官室

○日時

平成28年3月15日(火)10:00~12:00


○場所

中央合同庁舎5号館 共用第9会議室


○出席者

森田朗 (構成員) 大山永昭 (構成員) 小黒一正 (構成員)
福田敬 (構成員) 伏見清秀 (構成員) 宮田裕章 (構成員)
矢作尚久 (構成員) 事務局 (厚生労働省) オブザーバー (内閣官房)

○議題

意見交換/その他

○議事

-医療の質の向上など活用の目的に対応した意味のある・価値のあるデータが、現場の負担にならない形で、自律・自走的につくられていき、共有される仕組みやシステムとしていくことが必要。

-目的に応じた本来必要なデータをどのようにつくるかという観点から、どの部分にどういうデータ・情報が使われているかを整理し、これまでの取組の良い点・悪い点を明確にした上で、今後どうするのかを議論すべき。

-データの取得・集積・活用は、行政主導の方法と、医療機関等がデータを提供したいと思うメリット・ベネフィットのあるプラットフォームを作りながら行っていく方法の2つがあり、どのように設計していくかを議論していくべき。

-2つの方法は対立するものではない。行政主導でデータの取得・集積・活用に向けた一定の基盤整備も必要だが、様々な主体の参入・活用の自由度を増していくという方向性もある。臨床現場の理解を得るためには、2つの方法を組み合わせていくべき。

-行政側だけで考えるのではなく、民間側の柔軟な発想を取り込む必要がある。行政で集めたデータと民間で集めたデータとを接続することで、新たな価値が生まれる可能性がある。

-臨床現場にとって、インセンティブ・モチベーションとなる仕掛けが重要。データの測定・入力自体がメリットとなって、現場のモチベーションを上げていくような仕組みが必要。

-例えば、臨床現場で患者情報を入力すると適格な診療サポート情報が還元されるなど、データ測定・入力が現場にとって負荷ではなく、ツール・役立つ情報につながっていく。また、その情報により患者自身も自己管理できるような、それぞれの主体の価値に結びつくような仕組みづくりが重要。

-何のためにインフラを整備するのか、コンセプトを明確にする必要がある。将来の新しい技術革新があった際に、取り込んでいける仕組みとする必要がある。

-患者や医師が安心して情報にアクセスできるセキュリティや個人情報保護が確保された仕組みが必要。

-人材育成の観点や情報リテラシーの面で、医療従事者や患者の教育のあり方等も重要。


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