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2015年12月9日 第3回保健医療分野におけるICT活用推進懇談会 議事要旨

政策統括官付情報政策担当参事官室 大臣官房厚生科学課

○日時

平成27年12月9日(水) 10:00~12:00


○場所

中央合同庁舎第5号館 厚生労働省 省議室(9階)


○出席者

森田朗 (構成員) 大山永昭 (構成員) 小黒一正 (構成員)
工藤卓哉 (構成員) 福田敬 (構成員) 伏見清秀 (構成員)
武藤真祐 (構成員) 宮田裕章 (構成員) 矢作尚久 (構成員)
事務局 (厚生労働省) オブザーバー (内閣官房)

○議題

第1回・第2回懇談会での議論について
医療等分野における番号制度の検討状況について
意見交換

○議事

・事務局より、第1回・第2回懇談会での議論の状況、医療等分野における番号制度の検討状況等について説明後、意見交換を行った。主な意見は、以下のとおり。

-単にICTの利活用の議論だけすればよいというものではなく、保健医療というシステムの中で、ICTの利活用の位置付けを整理した上で議論すべき。ICTを利活用する理由、利活用に向けた阻害要因をしっかりと考える必要がある。

ICTの利活用以外にも、人材教育や制度改革など、実施すべきことがある。懇談会では、ICTで何が出来るのか、その上でどこから始めていくべきかなど実効性ある議論をする。

-ICTの利活用に当たっては、統制の中で利活用に向けたインセンティブをつけていくのか、市場の中で利活用を図っていくのか、方向感を議論すべき。

-ICTの利活用に当たって達成すべき 「価値」としては、医療や予防による国民の「安心」・「満足」や、「国際貢献」などが考えられるのではないか。

-ICTを使って達成しようとする世界観が日本で実現できていけば、新興国に対しても、そのような世界観が提供できるというような視点も重要。

-ICTを利活用する強みは、保健医療の質と効率を高めるため、ネットワークによって離れたものを繋ぎ合わせること、非常に複雑で大量のビッグデータを解析すること、さらに、ミクロ的な分析とマクロ的な分析を結合できるということではないか。

 -例えば、 医療機関から感染症の状況がリアルタイムで集められるようにするなど、世の中にとって重要でわかりやすく、かつ即効性を期待できるのがICTではないか。

ICTの利活用については、デジタル化の議論と、それによる情報処理で本質的な効率化・合理化ができるというテクノロジーの議論をセットでした上で、それを現場どのように反映していくかを考えていくことが必要。

情報を入力する者のマインドセットが重要。皆で情報共有をして、国民・患者のためになるような記録をする習慣・教育が必要。データの質というのは重要。

-情報の入力については、現場に負荷をかけるべきではない。現場のアシストをしながら質の高い情報を得られる仕掛けを考えていくことが必要。また、情報の入力について、現場にとってのメリットを示すことも必要。

データがたくさん収集できても、それを活用する人材の養成が遅れている。人材の裾野を広げていくことで、データの活用の幅が広がっていくのではないか。


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