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2015年10月23日 第16回「技能検定職種の統廃合に関する検討会」議事要旨

職業能力開発局能力評価課

○日時

平成27年10月23日(金)
9時30分~11時30分


○場所

厚生労働省 専用第21会議室


○議題

(1)平成27年度の技能検定職種の統廃合等について
  a.検討対象職種の説明
  b.業界団体からのヒアリング
(2)報告事項
  a.前年度以前の検討対象職種の状況
  b.前年度以前の統廃合等検討対象作業の状況
  c.平成27年度の技能検定作業の統廃合等の検討の予定

○議事

○大内検定官 それでは、定刻となりましたので、ただいまから平成27年度第1回(通算16回)「技能検定職種の統廃合等に関する検討会」を開催させていただきます。

 それでは、本日の検討会開催に当たり、当課課長の宮本より御挨拶申し上げます。

○宮本能力評価課長 おはようございます。担当課長の宮本でございます。

 ことしの4月に着任いたしまして、この検討会の参加は初めてでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 本日の統廃合等検討会の開催に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。

 本日お集まりの専門調査員の皆様方には、日ごろから技能検定制度の見直しの推進、あるいは社内検定を含めた幅広い職業能力検定制度の見直し、さらには技能競技大会など、能力評価、技能振興全般にわたり、お力添えをいただいておりますことに、この機会をかりて厚くお礼申し上げます。まことにありがとうございます。

 本年度も、行革重要方針、平成20年度の技能検定の職種等の見直しに関する専門調査員会による取りまとめ報告書で示されました基準などに基づきまして、技能検定職種の統廃合にかかわる具体的な検討を進めるべき時期に至りました。私ども事務局のほうで精査の上、この後、説明申し上げる幾つかの職種について具体的な審議をお願い申し上げることになった次第でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○大内検定官 委員の皆様は、本年度から2年間専門調査員への御就任をお願いしているところですけれども、全員、前年度と同じ方々ですので、紹介につきましては省略させていただきます。

 また、事務局に人事異動がございましたので、紹介をさせていただきます。

 まず、能力評価課長の宮本でございます。

 続きまして、主任職業能力検定官の佐々木でございます。

 続きまして、上席職業能力検定官の宇野でございます。

 続きまして、能力評価課係員の牛膓でございます。

 続きまして、お手元の資料の御確認をお願いいたします。

 お配りしておりますダブルクリップどめの資料を議事次第に従いまして確認させていただきます。配付資料の欄をごらんください。配付資料は、議事次第と検討会開催要綱と資料一式をとじたものになっております。

 1ページ目、資料1-1 技能検定の作業の統廃合等について

 2ページ目、資料1-2 技能検定制度における作業の統廃合等に係る検討対象の選定基準等について

 5ページ目、資料1-3 作業別受検申請者数の推移(過去6年間)

 6ページ目、資料2-1 平成26年度「技能検定」の実施状況まとめ

13ページ目、資料2-2 検定職種別受検申請者数の推移(過去6年分)

14ページ目、資料2-3 統廃合等検討対象職種の概要

21ページ目、資料2-4 統廃合等検討対象職種の社会的便益に係る業界団体へのヒアリング項目

23ページ目、資料2-5 パブリックコメントのイメージ

31ページ目、参考1-1 技能検定の作業統廃合の状況について(平成19年度~27年度)

32ページ目、参考1-2 技能検定(都道府県方式)作業数の推移(平成14年度~)

34ページ目、参考2-1 職種カテゴリごとの平均評点及び8割値

39ページ目、参考2-2 技能検定の職種統廃合の状況について(~平成26年度実施の検討会分)

40ページ目、参考2-3 技能検定職種数の推移(平成14年度~)

41ページ目、参考3-1 技能検定の職種(作業)、等級区分及び対象とする技能の内容

資料について不足等ございませんでしょうか。もしございましたらお願いします。

本日は、本年度の検討対象職種について関係業界団体からのヒアリングを行った上で、委員の皆様に御検討いただくことになりますが、本検討会について、本日は関係業界団体からの自由な意見を聴取することから、ヒアリング部分については非公開で行うこととさせていただきます。そのため、関係業界団体に係るヒアリング以外の報告事項などを先に進め、その後、傍聴されている方に御退席いただきまして、関係業界団体のヒアリングを行いたいと思います。

次に、座長の選任に入らせていただきます。

座長の選任については、本検討会開催要綱の中で互選により選出するという形になっておりますが、事務局からの御提案として、引き続き北浦先生に座長をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

(了承)

○大内検定官 それでは、本検討会の座長を北浦先生にお願いしたいと思います。

 北浦先生におかれましては、今後の議事進行についてよろしくお願い申し上げます。

○北浦座長 北浦でございます。議事の進行というよりは皆さん方の議論をスムーズに運ばせていただくお手伝いをさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 それでは、本日の議事に入ってまいりたいと思います。

その前に、記録を残すと思いますが、出席の委員の方と欠席の委員の方がいらっしゃると思いますので、欠席された委員の方はどなたかということは言っていただきたいと思います。

○大内検定官 本日欠席の委員ですけれども、梅津委員と大野委員と八木澤委員が御欠席ということで既に御連絡を頂戴しております。

○北浦座長 ありがとうございました。

それでは、議事のほうに入ってまいりたいと思います。

議事次第にありますように、本日は報告事項と検討対象職種に対してのヒアリングという大きな2つが議題になろうかと思っております。

まず、報告事項のほうから入りたいと思いますが、作業の統廃合等につきまして、幾つかの資料が出ております。これについて事務局のほうから御報告をお願いいたします。

○宇野上席職業能力検定官 まず、前年度以前の統廃合等検討対象作業の状況についてでございますが、平成25年度に6作業について検討するということになっておりました。そのうち化学洗浄作業を除く5作業については統合あるいは廃止ということで結論が出ておりましたが、平成25年度中に化学洗浄作業の検討がまとまらずに、また引き続き26年度も団体の方で検討を進めていただいたところでございます。

先般、理事会が開催されまして、団体の総意といたしまして、今まで技能検定試験の後期に実施していたものを前期期間中に実施をお願いしたいということと、試験の内容がボイラーに特化しているということで試験問題の書きぶりについて見直しをということで、団体からの御要望がございました。

これを受けまして、今年度、専門調査員会を開催し、試験の細目の見直しや、来年度以降実施する試験の実施スケジュール、後期にやっていたものを前期にかえるというような調整をした上で、対応したいと思います。しかしながら、28年度の、前期に関しましては既に試験の準備に着手していないと間に合わないものでございますので、化学洗浄作業に関しましては、29年度から実施し、その実施状況を見た上で引き続ききちんとウォッチしていきたいと思っております。

 前年度以前の検討対象作業に関しては以上でございます。

 続きまして、27年度の検討対象作業について御説明させていただきます。

 資料1-1にございます「作業の統廃合等に係る検討対象の選定基準」は、今年の1月に見直しをし、「(2)作業の廃止の検討対象の選定基準」の中で直近10年間の実施公示のない作業については廃止の対象とするということで、検討対象を変更したところでございまして、具体的にこの上の数値に該当するもの、10年以上休止しているものを拾い出すと、一番下の検討対象作業ということで14作業が該当しております。こちらの作業に関しましては、事務局と業界団体の方で検討を進めた上で、その後、専門調査員会での審議を経て、その状況を改めて審議が調った段階でこの検討会の方にも御報告させていただこうと思っているところでございます。

 現時点では幾つかの作業につきまして、再開の御要望が出ているものと、業界団体自体が既に解散していたり、業界として検定のニーズがないというようなお返事をいただいているところもございますので、これらにつきまして、今年度中にも引き続き審議をした上で御報告させていただきます。

 資料1-2は先ほどの資料1-1の上のポンチ絵を文章化したものでございますので、説明は省略させていただきます。

 資料1-3に関しましては、先ほどの検討対象作業に加えて基準に当てはまるものの一覧を入れております。ここの基準に当てはまるものの中でここに挙がってこないものとしては、平成25年や平成26年に検討済みのものが一部含まれておりますが、御参考までに一覧として御提示させていただいたところでございます。

 資料1-1から1-3までの説明につきましては、以上でございます。

○北浦座長 ありがとうございました。

 ただいまの説明につきまして、何か御質問等ございましたらお願いいたします。

 よろしいでしょうか。

 それでは、続きまして、本年度の統廃合等の検討対象につきまして、また今回ヒアリングを行いますが、ヒアリング対象につきまして御説明をお願いしたいと思います。

○宇野上席職業能力検定官 資料2-1、6ページをご覧ください。今年の8月7日に記者発表いたしました平成26年度の技能検定の実施状況の資料でございます。26年度は受検申請者の合計が688,575人ということで、前年に比べて3万3,406人、4.6%減少しております。職種別に見たものが8ページの3のところにございますが、全等級作業の中の多い順に並べたもの、ファイナンシャル・プランニングというのが最も多いのですが、この受検者数が6.9%減少しているのが26年度の減少要因の一番大きいところでございます。

 都道府県方式のみを見た場合には、通しページの10ページの表の下に出ておりますが、215,567人ということで、前年に比べて3,000人弱増加しているところでございます。

13ページ、資料2-2をご覧ください。これらの中で年平均100人を下回っている職種を一覧にしたものでございます。

 金属溶解からウェルポイント施工までは、隔年または3年ごと実施で、50人または30人という基準を超えておりますので、検討対象から除外させていただこうと思っております。

 残ったのが酒造から印章彫刻までの4職種でございますけれども、このうち機械木工に関しましては、平成25年に統廃合して、職種統廃合の検討を評価する6年間の期間がまだ経過していないので、現時点で統廃合の検討を行うということは見送った上で、6年経過した平成28年の実施状況が出た段階で検討対象とすることでいかがかということと、印章彫刻に関しましても、平成21年まで毎年実施していたものでございまして、平成24年から3年ごと実施、これも今年試験を実施する予定がございますので、27年の数値を見た上で職種統廃合の検討対象に入れることが妥当ではないかと思いまして、事務局としては、酒造と枠組壁建築、2職種に関しまして、今年度の検討対象にしたいと考えさせていただいているところでございます。この職種を対象とするということでいかがか、御審議をお願いいたします。

○北浦座長 ありがとうございました。

 まず、説明につきまして何か御質問等ありましたらお願いしたいと思います。

 よろしゅうございますか。

 先ほど金属溶解からウェルポイント施工までは対象外という説明がなされていましたけれども、正確に言うと複写機組立てと木型製作と製版、その3職種については既に議論として終わっていて廃止。

○宇野上席職業能力検定官 木型製作と複写機組立てに関しましては廃止、製版に関しましては、今年度、試験内容の見直しをし、次回の実施状況を見た上でもう一度検討するということになっております。

○北浦座長 同じ対象外でもちょっと意味合いが違う、そういう確認ですね。

○宇野上席職業能力検定官 はい。

○北浦座長 よろしいでしょうか。

 それでは、今、御説明がありましたように、今年度の検討対象職種の問題で黄色い網かけのかかっている4つの職種の中で考える、こういうことでございますが、そのうち機械木工と印章彫刻については、それぞれ何かしらの改変が行われておりますので、その日が浅いということで、これは対象から除外して、残る酒造と枠組壁建築、この2つについて検討したい、こういうお話でございます。これについて皆さん方の何か御意見ありましたらどうぞお願いいたします。4つのうち2つに絞るということですが、いかがでしょうか。

(了承)

○北浦座長 特段御意見もなかったようではありますので、本年度の検討職種といたしまして、酒造の職種と枠組壁建築の職種、この2つについて議論していくというふうにしたいと思います。

 それでは、これら2つの職種に関連しますヒアリングを行う必要があるわけですが、各業界団体からのヒアリングをどのような形で進めるのか、事務局から御説明をお願いいたします。

○宇野上席職業能力検定官 ここからは非公開となりますので、傍聴者の方は退室をお願いいたします。

(~業界団体ヒアリング~)

○北浦座長 大体、議論は出されたと思いますが、何か御意見を加えるところ、あるいは追加して何か資料など求めるという点がありましたら、どうぞ。よろしいですか。

これは、数の問題からいくと時期変更でゼロの年があって、その翌年がその影響を兼ねて2年間ブランクになっているので、そこが100ずつ出ていたら、多分、対象にならない可能性もあったというところですね。ただ、平成21年ぐらいは少ないのですけれども、その前から減ってきていたのでしたかね。ちょっと統計がないのでよくわからないのですが、21年が少ないのです。

○宇野上席職業能力検定官 資料の通しページの15ページの枠組壁建築職種の昭和56年からの推移、数字はちょっとないのですけれども、イメージ的につかめるかなと思います。このとき、たしか22年段階で少なかったので、一回、統廃合検討会の俎上に上がりまして、ツーバイフォー協会さんにお伝えしたところ、合格者に祝い金を出すとか、そういう取り組みをしたところ、受検者数が倍増したという実績がございます。

○北浦座長 時系列的に見ると平成5年からドングリなので、頑張ってみてもどのぐらい伸びるかというのはあるかなという感じはします。ボーダーとは言わないけれども、かなりぎりぎりで、これが倍増していくとか、トレンドとしてそういう絵は描きにくいのかなと思います。

 いかがですか。よろしいでしょうか。御指示もよろしいですか。

○松本委員 意見ではないのですけれども、「木造技術者を教育する機関が存在せず」という書きぶりがちょっときつかったかなと思います。実際にやっていますので。

○北浦座長 そうですね。

○松本委員 それはおまけです。

○北浦座長 この資料というのは別にどこかに出るわけではないのですね。

○宇野上席職業能力検定官 これは関係者限りの資料なので、オープンにはならない予定です。

○北浦座長 おっしゃるとおり、ちょっと刺激的なところになっていますね。

 よろしいでしょうか。

それでは、まだ御意見等もあるのかもしれませんが、一応時間になってきておりますので、本日の議論としてはここまでにしたいと思います。

 事務局のほうで今後の日程につきまして、御説明をお願いいたします。

○宇野上席職業能力検定官 今後、昨年同様、パブリックコメントの実施を考えておりまして、23ページの資料2-5に基づきまして、2週間程度、11月中旬ぐらいまでを目処に国民からの意見募集をしたいと思っております。その結果も踏まえまして、次回、112710時から今年度第2回目の検討会を厚生労働省共用第8会議室で開催し、議題としましては、今年度の職種統廃合検討会報告書のまとめを行いたいと考えております。

○北浦座長 きょうの結論をそこで出す、こういうことですね。よろしいでしょうか。何かありましたら。

 では、特別の御発言もないようですので、本日の検討会はこれで終わります。どうもありがとうございました。


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