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2015年1月26日 薬事・食品衛生審議会 総会 議事録

○日時

平成27年1月26日(月)
15:00~


○場所

厚生労働省専用第15・16会議室


○出席者

出席委員(16名)五十音順

 荒 井 保 明、  飯 島 正 文、 五十嵐   隆、 井 部 俊 子、
 大 澤 真木子、 大 野 泰 雄、 川 西    徹、 黒 木 由美子、
 下 田    実、 鈴 木 洋 史、 田 島 優 子、 中 川  俊 男、
◎橋 田    充、 二 村 睦 子、 松 井    陽、 毛 利  資 郎
◎会長 ○会長代理

欠席委員(14名)

板 倉 ゆか子、 大 前 和 幸、 春 日 雅 人、○岸   玲 子、
木 津  純 子、 河 野 康 子、 鈴 木    勉、  寺 本 民 生、
半 田    誠、 望 月 眞 弓、 山 本 茂 貴、  吉 田 茂 昭、
若 林  敬 二、 渡 邉 治 雄

行政機関出席者

神 田 裕 二 (医薬食品局長)
成 田 昌 稔 (大臣官房審議官)
鎌 田 光 明 (総務課長)
森    和 彦 (審査管理課長)
磯 部 総一郎 (大臣官房参事官)
宇 津    忍 (安全対策課長)
赤 川 治 郎 (監視指導・麻薬対策課長)
浅 沼 一 成 (血液対策課長)
三 宅    智 (食品安全部長)
福 本 浩 樹 (大臣官房審議官)
依 田    泰 (企画情報課長)
山 本    史 (基準審査課長)
滝 本 浩 司 (監視安全課長)
藁 田    純 (農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課長  他)

○議事

○総務課長 定刻になりましたので、ただ今から「薬事・食品衛生審議会総会」を開催いたします。私は医薬食品局総務課長の鎌田です。この審議会につきましては、委員の任期が2年となっています。平成27年1月24日で任期が満了し、1月25日から新しい任期となりますが、任期の始まりには総会を開催し、会長を選出するということになっております。本日の会議におきまして、会長が選出されるまでの間、司会を務め、議事を進行させていただきます。

 薬事・食品衛生審議会につきましては、薬事・食品衛生審議会令において委員30名以内と定められております。今回、30名の先生方の任命が行われ、委員として御参画いただくことになったところでございます。本日は、30名の委員のうち16名の先生に御出席いただいておりますので、定足数に達しておりますことを御報告申し上げます。

 それでは、資料の確認をさせていただきます。本日、席上に、議事次第、座席表、委員名簿、資料1~3、さらに、封筒の中に委員の皆様の辞令を入れて配布させていただいております。過不足等あればお申し付けください。

 初めに、神田医薬食品局長から御挨拶申し上げます。

○医薬食品局長 医薬食品局長の神田でございます。初めに、委員の皆様方におかれましては、本日はお忙しい中を御出席賜りまして、誠にありがとうございます。また、今回の改選にあたり、委員をお引き受けいただきまして誠にありがとうございます。

 近年の国民の健康に対する意識の高まりなどを踏まえまして、医薬品の有効性、食品の機能などに対し、国民の関心はますます高まっております。また、急速な少子高齢化ですとか、科学技術の進歩等により、医薬食品行政を取り巻く環境も大きく変化しているところでございます。こうした観点から国民の健康を守るという上で、本審議会が担っている役割についても一層重要性が高まっているものと考えています。

 お手元に「健康寿命の延伸を推進するための組織改革について」という資料がありますが、平成27年度において健康局の「生活衛生課」と「水道課」が医薬食品局食品安全部に移管されまして、仮称ではありますが、局名が「医薬・生活衛生局」、部名は「生活衛生・食品安全部」となり、このような組織改正を行う予定となっております。衛生関係行政等を一元化することにより、効率的かつ効果的な業務運営を行い、日々高まる医薬食品行政に対する国民の期待に応えられるよう、各種の施策に全力で取り組んでまいりたいと考えています。

 まず、医薬品・医療機器行政の分野におきましては、昨年、医薬品医療機器法が施行されており、その中で、医薬品等の添付文書の届出義務化、高度管理医療機器の認証範囲の拡大、再生医療等製品の条件・期限付き承認制度の創設などの抜本改正が行われております。特に、再生医療等製品については、再生医療等安全確保法が合わせて施行されておりまして、臨床研究と治験の規制の整合性が図られたということから、海外からも注目をされており、その実用化の促進が期待されているところでございます。医療機器の認証範囲の拡大についても、優先順位付けを行いまして、認定基準の策定などを着実に進めてまいりたいと考えています。

 このほか、昨年は旧薬事法が三度にわたって改正されており、6月には一般用医薬品のインターネット販売を導入する改正が行われております。また、12月には危険ドラッグの取締り強化のために、幅広い危険ドラッグを検査対象にできるといったような法律改正が行われており、指定薬物の迅速な指定ということも求められております。こうした改正された制度をしっかりと運用してまいりたいと考えております。

 次に食品安全に関する分野におきましては、国民の健康を守ることを最優先に、食品安全委員会などの関係行政機関と連携しながら、科学的根拠に基づきまして、食品等に係る基準値の設定、国内流通食品の監視指導、また近年問題となっております輸入食品に係る安全性確保に向けた取組などを進めてまいります。

 特に、食品の衛生管理対策につきましては、今や国際標準となっている衛生管理の手法であるHACCPの普及・促進に取り組んでまいりたいと考えています。また、食肉等の生食につきましては、薬事・食品衛生審議会の食肉等の生食に関する調査会の報告書を踏まえ、豚についても生食用としての提供を禁止する方向で検討を進めています。豚に限らず、他の食肉等の生食が増加しないように、事業者への指導、消費者への注意喚起等の対策を進めてまいりたいと考えています。

 今申し上げたような課題を抱えているわけですが、委員の皆様方におかれましては、それぞれの専門分野における最新の科学的知見や御経験などを踏まえまして、忌憚のない御意見を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げる次第でございます。簡単ではございますが、総会の開会に当たりましての私の御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

○総務課長 続きまして、委員の方々をお手元の委員名簿に沿って御紹介申し上げます。

 荒井保明委員です。飯島正文委員です。五十嵐隆委員です。なお、五十嵐委員の所属につきまして、名簿におきまして、国立成育医療センターとなってございますが、正しくは、国立成育医療研究センターでございます。大変失礼いたしました。お詫びとともに訂正させて頂きます。本日御欠席ですが、板倉ゆか子委員です。井部俊子委員です。大澤真木子委員です。大野泰雄委員です。本日御欠席ですが、大前和幸委員です。同じく御欠席ですが、春日雅人委員です。川西徹委員です。本日御欠席ですが、岸玲子委員です。同じく御欠席ですが、木津純子委員です。黒木由美子委員です。本日御欠席ですが、河野康子委員です。下田実委員です。本日御欠席ですが、鈴木勉委員です。鈴木洋史委員です。田島優子委員です。本日御欠席ですが、寺本民生委員です。中川敏男委員です。橋田充委員です。本日御欠席ですが、半田誠委員です。二村睦子委員です。松井陽委員です。毛利資郎委員です。本日御欠席ですが、望月眞弓委員です。同じく御欠席ですが、山本茂貴委員です。同じく御欠席ですが、吉田茂昭委員です。同じく御欠席ですが、若林敬二委員です。同じく御欠席ですが、渡邉治雄委員です。

 引き続きまして、事務局の職員を紹介させていただきます。神田医薬食品局長、成田大臣官房審議官、三宅食品安全部長、福本大臣官房審議官です。以上です。

 それでは、ただ今から会長の選出をお願いしたいと思います。薬事・食品衛生審議会令第5条によりますと、委員の互選によって定めることとされておりますが、いかがいたしましょうか。

○松井委員 会長につきましては、橋田充委員にお願いしてはいかがかと存じます。橋田委員は薬学薬物動態の専門家でいらっしゃいますし、関係学会の要職を歴任されており、薬学分野における第一人者であります。また、当審議会におきましても、日本薬局方部会長、要指導・一般用医薬品部会長を務めておいでですし、御経験も豊富でいらっしゃることから、会長にふさわしい方と考えます。以上です。

○総務課長 他にございますでしょうか。ただ今、松井委員から、会長は橋田充委員にお願いしてはどうかという御発言がありましたが、いかがでございましょうか。

                                  ( 異議なし)

○総務課長 ありがとうございました。それでは、御賛同をいただいたものと認め、会長に橋田委員が互選されました。橋田委員は会長席にお移りください。

 では、橋田会長から御挨拶と、以後の進行をお願いいたします。

○橋田会長 橋田でございます。ただ今は過分な御紹介とともに、会長に御推薦を賜りまして身の引き締まる思いでございます。

 本審議会は、先ほど神田局長のお話にもありましたように、医薬品、食品、あるいは様々な化学物質の承認申請、あるいは安全性評価等を行い、国民の皆様の日常生活に一番近いところで、健康を支え、あるいは安心安全な生活を提供するということで、非常に重要な役割、責任を担っております。委員の先生方は、それぞれの御専門の分野で学識経験を積んでおられるわけですが、私は先ほど少し御紹介をいただきましたように、薬学で製剤学、薬物動態学を専門にしております。これに加えまして、少し教育、研究を離れたところで、例えば日本学術会議で医療、あるいは生活科学に関して、いろいろな諸問題に関わる機会を頂いてまいりました。あるいは、レギュラトリーサイエンスの議論の中にも関わらせていただいております。また、薬学の国際機関といたしまして、国際薬学連合、FIPというのがありますが、そこでも長年役職を務めさせて頂き、そういう意味では、国際的な視点からも医療、衛生、あるいは生活といったものに対して考える機会を頂いてまいりました。いずれもわずかな経験ですが、これらを生かしまして、微力ではございますが、本職責を精一杯果たしていきたいと考えております。皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。

 それでは、議事を続けさせていただきます。会長代理の選出ですが、薬事・食品衛生審議会令第5条によりますと、あらかじめ会長が指名すると定めております。本日は御欠席ですが、引き続き、岸玲子委員にお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

                                  ( 異議なし)

○橋田会長 ありがとうございます。続きまして、各委員が所属される分科会につきまして、事務局より説明をお願いします。

○総務課長 薬事・食品衛生審議会令第6条により、当審議会には薬事分科会と食品衛生分科会を置くこととなっております。また、それぞれの分科会の所属につきましては、厚生労働大臣が指名することとされております。委員の皆様のお手元にお配りしております辞令に記載されている分科会が、各委員の先生方の配属される分科会となりますので、御確認をお願いいたします。また、委員名簿にも記載させていただいております。

○橋田会長 御確認いただきましたでしょうか。よろしゅうございますか。それでは、これで本日の議事は終了といたします。

 この後、薬事分科会及び食品衛生分科会の開催となっておりますが、具体的手順につきまして、事務局より説明をお願いします。

○総務課長 薬事分科会につきましては、引き続きこの場所で開催いたします。また、食品衛生分科会につきましては、1月28()となります。それぞれ分科会長及び分科会長代理の選出を行うことになります。結果につきましては、別途御報告させていただきます。以上でございます。

○橋田会長 よろしゅうございますか。それでは、以上をもちまして、薬事・食品衛生審議会総会を閉会いたします。


(了)

備考
この会議は、公開で開催された。

連絡先:医薬食品局 総務課薬事審議会係 対馬(内線2785)

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