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2010年8月20日 障害年金の認定(ヒト免疫不全ウイルス感染症)に関する専門家会合(第1回)議事要旨
○日時
平成22年8月20日(金)10:00~12:00
○場所
中央合同庁舎5号館共用第6会議室
○出席者
岩本委員、岡委員、木村座長、白阪委員、根岸委員、花井委員 |
○議題
1 ヒト免疫不全ウイルス感染症に係る障害認定について
2 具体的な症例に関する障害等級の認定手順及び非該当事例について
3 その他
○議事
1 座長選出
2 事務局等により本会合開催の経緯や会合資料の説明
3 委員より以下のような発言があった。
(1)検査数値
・ ヒト免疫不全ウイルス感染症による障害については、「血液・造血器(表面)」及び「その他(裏面)」の障害の診断書様式を使用
しており、本当に必要な項目がなかったという点で、検査数値が欠落している診断書が提出されるため、診断書を別なものにする
とわかりやすく欠落等も少なくなるのではないか。
・ 検査をやっていないから「検査成績」欄の数値が空欄になっている場合でも、斜線を引くなどの書き方の詳細な説明も含めて、こ
の際徹底したらどうか。
(2)一般状態区分の判断
・ 診断書を作成する医師に、何らかの表記(例えば、インターフェロンの治療、その反応、C型肝炎が併存しているケースでは、食
道静脈瘤の有無など)をしてもらえるように、項目をつくるか通知をしないと、判定する認定医にも伝わらない。
・ 障害の程度について、日常生活状況等を一般的な障害の状態に区分した「一般状態区分表」を認定の参考とすることになってい
るが、その区分(「ア」から「オ」)の格差があることから、これを変えることはできるのか、他の障害にも共通しているので変えられな
いのか。
(3)総合認定
・ HIV感染者との合併症の中で一番深刻なのはHCV(C型肝炎ウイルス)による肝硬変や肝がんである。また、中枢神経の障害に
ついても起こると残ってしまうのでこれらの合併症を考慮した診断書作成や総合認定・併合認定の議論が足りない。
(4)その他
・ 診断書を作成する医師のHIV感染症に対する偏見・差別がないようにどのような観点で診断書を書いたらいいのかという周知を
していったほうが良い。
・ HIV感染症に係る身体障害者手帳の交付者数と障害年金の認定者数に相当の差があるので、医療現場でどのような要因によっ
て障害年金の数が減少しているのかということも背景に検討してほしい。
<照会先>
年金局 事業管理課 障害認定企画係 (渡邊、長尾)
TEL 03-5253-1111(内線3603)
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