人材育成事例272
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2004年6月に開設した介護施設で、三階建て施設内に下記の事業所を運営している。 1F ディサービスセンター(通所介護・定員30人) となっている。2F グループホーム(認知症対応型共同生活介護・2ユニット(9人×2)) 3F ショートスティ(短期入所生活介護・定員30人) ケアホームみどりは、「思いやりのある家族的な雰囲気の中で、ひとりひとりの生活を大切にいたします。」をモットーにした施設運営をしている。 街中の介護施設として千歩川のほとり、高岡市中心部から車で数分の距離にあり、近くには、高岡市ふれあい福祉センターや厚生連高岡病院がある。 この立地の良さを活かし、 ・利用者の立場に立った介護 に取り組んでいる。・利用者が満足して帰ってもらえる施設づくり 何よりも重要なことは、「職員の心の温かさ」であり、利用者と同じ目線で常に考えられる人づくりに取り組んでいる。 |
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(1)施設運営方針
利用者並びに家族の立場に立つことにより、地域から感謝される介護施設 ・認知症の要介護者の思いが判る施設
・利便性が高いと評価される施設 ・関連グループ企業全体で助け合える体制により運営する施設 (2)人材育成方針
次の事由を基本とする人材の育成 ・職員一人一人は、施設の財産と考え育成する (3)求める人材像・職員、個々の経験、能力、技能に応じて育成する ・職員が‘やりがい’‘成長’を感じられる組織の一員として育成する ・心温かい介護サービスを提供出来る職員
・素直で明るく介護サービスを提供出来る職員 ・常に向上心を持って自己研鑽する職員 ・介護サービス提供において「三(気、目、心)くばり」が出来る職員 |
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(1)キャリア形成支援の概要 具体的施策として、次のようなことを実施している。 ・OJT………………………現場において利用者・家族のニーズに対応出来る介護職員になる為に徹底した実務研修をしている。
・職務基準書研修……………職務基準書通りに介護サービスが出来て修了ではなく、職務基準書の改訂に取り組む研修も徹底して実施している。
・自己啓発支援制度…………より良い介護サービスの提供に向けて資格取得等に励む職員を支援している。
・ジョブローテーション……三つの介護事業(職場)間を定期的異動により経験することにより、職員の成長を図ることを目指している。
(2)研修計画内容 今年(平成27年)度の施設内研修の主なものは次の通りである。
(3)キャリア診断サービス受診結果 ●診断結果
〔強み〕 職員の約8割が「理想追求型」で残りの約2割が「現状改革型」であり、「現状肯定型」「あきらめ型」に属する職員はいなく、介護職務遂行に積極性が感じられる。 また、職員が「仕事と生活」について良く自己理解している。 〔弱み〕
施設が職員の介護サービス提供力への期待度が高いこともあり、職員の経験、能力、技能等がやや追いついて行っていない感がある。 〔対策〕
弱み克服に向けて、次の視点が検討に試すると考えられる。 ・職員への職場としてのサポートの推進・職員の働き方の裁量性拡大の推進 ●施設の感想
職員のキャリア形成について、施設として、現状意識の把握が率直に図られ、誠に有意義であった。また、日常の職場コミュニケーションから把握できにくい自由意見も匿名ということもあり、正直に記載されていて、施設として、今後の運営上、非常に参考になり、キャリア診断を受診して良かったと考えている。 |
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最近は、介護人材の確保が大命題となっているが、採用した人材の成長がなければ、施設の維持はもちろんのこと発展はない。「人材育成を常に」をモットーとするとともに、より利用者に感謝される介護サービスを提供して、地域に貢献し、愛される施設を目指したい。 数年後、再度、キャリア診断を受診して、職員の成長を確認したいと考えている。 |