人材育成事例180
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輸送用機械器具製造業 |
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当社の人材に対する価値観は『ものづくりはひとづくりから』この一言に集約されています。 経営資源はヒト、モノ、カネ、情報などと言われていますが、その中核はヒト(人)でしかありません。 当社が掲げる「Foundation for tomorrow」のFoundation=土台作り、の土台の中心はヒト(人)であると言えます。ですから、この資源(人的資源)の活用・育成は本来的、長期的に経営の最重要テーマの一つであるとの認識を持って人材育成に取り組んでいます。 方針(1)【プロフェッショナルになる】 社員がそれぞれの仕事のプロとして優れた「術」…スキル、技術、知識を持つ。 方針(2)【「術」だけでなく「心」を育む】 社員が「心」考え方、姿勢、価値観の部分でも優れた人材。 組織人としての基本動作、仕事の基本をおろそかにしない。 この2つの基本方針を軸とし、守山事業所(工場)では、総務部人材育成センターが主となり技能社員の階層別教育(新入社員及び各職責に応じた教育)を実施しています。 |
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守山事業所(工場)では従来より、新入社員教育、ものづくり学校(中堅社員教育)、MKクラブ(班長以上教育)、職長教育を行なっていましたが、基本作業の伝承や各職場の若手リーダーの養成ができていないなどの反省点が出てきました。そこで、2008年度に人材育成強化の立場から、『基本に忠実な人材育成』を方針として掲げ、総務部の組織内に『人材開発センター』を新設し、人材育成を強化する取り組みを始めました。 技能社員の“有るべき姿”を考え教育体系を「必要な設備・施設、必要な教育、教育手法」を基に再構築を行ない、2009年度5月には新たに『新研修センター』を開設。選任講師の配置や、各部門から講師という形で専門教育を行なうなど、新しいシステムのもと人材育成教育を実施しています。 教育体系図 (資料1 参照)
支援による効果、成果 (資料2 参照) |
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『組織風土を向上させる』
「人に優しい社風」は当社の良い面でもあり、これは今後も守って行くべきものです。しかし優しさや穏やかさは容易に「甘さ」「なあなあ」、規律の低下になります。 個人も組織も心が定まり、皆が理念を共有し、理念に沿った行動が当たり前にできている風土。些細な事、基本的な事をおろそかにしない風土。何処に行っても認めてもらえるような社員が育つ風土。そのような組織風土を作りたいと願っています。そして、究極の目的は会社を継続的に成長させることです。 プロフェッショナルになり、心と術の両面を練磨する、人材のレベルが継続して上がり続けることこそが企業の本質的な競争力の向上になります。この目的より今後『組織風土を向上させる』ことにより一層取り組んでいきたいと考えています。 また、守山事業所(工場)では、それに加え「決め事を尊守出来る人材育成」への取り組みを方針としています。 (1)繰り返し教育による規律訓練の徹底(決めた事、決められた事をきっちりする)、そして工場部門であることから(2)座学や技能実習を連動させた教育を行ない、知識面(基本・原理原則を理解)、そして実務から応用に至るまで対応できる人材を育成していきたいと考えています。 |
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