人材育成事例138
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大手小売り流通チェーンの物流システムの一翼を担うトラック運送業者。 物流センターに納品され、ピッキングを済ませた商品群を複数の店舗に運搬・納品(ルート配送)する。 |
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取引先(受注先)から示されている業務ルールを遵守し、事故・トラブルの発生を未然に防ぐことが出来る人材を育成する。 |
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教育訓練体系図の作成や年間計画の立案など、教育の仕組み作りについては手付かずであるものの、中途採用を含めた新規採用時に行う教育(OJTとOFF-JT)及び定期的に行うOFF-JTなど教育の内容としては充実している。
採用時教育…中堅社員(ドライバー)を車に同乗させることによってOJTを通じた教育を行いながら、社内講師によるOFF-JTを並行して実施、全カリキュラムを終えた後に社内試験を行い、合格することによって新入社員教育を終える。
継続教育…新入社員教育を終えた以降は、中堅社員を含めて定期的にOFF-JTを行っている。
具体的には、交通法規・社内ルール・一般知識などを出題範囲とするペーパーテストを毎月行い、全社員の知識のブラッシュアップに努めている。加えて年1回運転シミュレーションを使用した技能教育を実施。一方、社内ルールを逸脱している社員については、管理者が車に同乗することによってOJTを通じた教育を行う。 |
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教育には継続的に取り組んでいるが、その内容は取引先(受注先)から要請されるカリキュラムが大半を占めている。内容的には充実し、特に問題は見受けられないものの、取引先からの信頼を高めるためにも独自の教育を付加することは重要。その辺りの取り組みをいかに行っていくかが今後の課題。 |