人材育成事例096
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平成17年開業。北斗わかば病院および北斗わかば介護施設を経営。神経内科、内科、整形外科外来のほか、デイサービス、デイケアなどを実施。先進の設備、医療機器を備え、入院はもとより、外来および往診にも対応し、広く地域に開かれた医療・看護・介護サービスを展開している。 (医療法人社団 三誠会 ウェブサイト) |
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医療人として、患者様、利用者様、ご家族様の心の内を傾聴し、その解決に向けて個々のQOL(Quality of Life)を損なうことなく、自ら考え実践できる実行力を持つ人財育成を実施する。 |
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医療・介護施設のため、それまで行なわれてきた人材育成は、看護色が強く出ているように感じていたが、それ以外にも様々な職種があるため、新たな方向性を付け加えるという目的もあり、事務部門(総務課および医事課)を対象にした人材育成を強化する職場内研修を、複数回にわたって実施した。具体的には、院内の職場ルールの把握と、労働関係諸法令の理解を深める「労務管理基礎講座」、職員自身のキャリアの棚卸し、自己理解を深めることを通じて、いかに周囲の人たちとの協働関係を築いていくかを学ぶ「キャリア開発研修」、共感力や傾聴力を高めることで様々な場面における問題解決力、目標達成力を磨く「面談力向上研修」、基本マナーや、仕事に対する取り組み姿勢のあり方について再確認する「社会人基礎研修」、医療現場において求められる、より高度なコミュニケーション能力を習得する「アサーション研修」や「メディエーション研修」などを行なった。 |
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平成25年11月に実施した「キャリア診断サービス」により得られた気付きは、まだ具体的な改善に結びついていない。改善行動を浸透させ、見える形にしていくことが求められる。26年度も引き続き、25年度と同様の職場内研修を実施するほか、研修や勉強会の内省化を進め、自ら学び合うことによる理解促進が深められる組織作りを進めていく。研修で学んだことが、実際の行動に結び付くまでには、さらに継続的マネジメント教育や、アングルを変えた気付きの機会を作っていくことが必要と思われる。 |