人材育成事例047
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
教育訓練方針 1 教育訓練の目的 教育訓練の目的は、全職員が金庫の基本方針を十分認識し、その職責を完遂するために必要な知識、技術、心構えを訓練し、それら訓練された内容が日常の業務活動に無意識のうちに適用される水準まで意欲、能力を向上させることにあります。 2 後継者の育成 企業は優秀な人材を育成し得たときに、その繁栄が約束されます。 金庫は、永続的な発展を念願し、教育訓練を通じて、広い視野と良識のある人格を備え、強い責任感と正しい信念をもつ後継者を育成します。 3 教育訓練期間 教育訓練は、採用の当初から退職時まで実施します。 人の資質、能力は決して固定したものではありません。 教え、訓練し、育てることによってそれを向上させることができます。いかに優秀な資質、能力の持主であっても、必要に応じて絶えず訓練しなければ向上が停止するのみならず退歩するものです。 4 教育訓練実施上の心構え 訓練の効果は、訓練する者と、される者との心構えによって大きく左右されます。 訓練を行なう者は、その本質を十分理解し、認識し、正しい訓練を実施し、あらゆる機会をとらえて自ら範を示し、また、訓練を受ける者は、謙虚に参加し、自己啓発に努めなければなりません。 全職員は、教育訓練に格別の関心をもち、教育訓練業務全般のよき理解者として、つねに積極的に協力しなければなりません。 5 教育訓練の機会均等 金庫の教育訓練は、全職員に対して公平に行なわれ、かつ継続的に実施されます。 6 教育訓練参加の順序 金庫で行なうすべての教育訓練は、必ず上位者から順次下位におよぼすものとします。 上位者がすすんで研さんしなければ部下の指導もできないし、教育訓練の実は上がりません。 関係者は、この方針とともに、教育訓練業務管理規程および職場内訓練実施要領を忠実に、組織的に実施する責任があります。 正しい教育訓練は、基本方針達成のための基本的要素の一つですが、それは全職員が「金庫の教育訓練業務活動は、公平で全職員の幸福を目標として行なわれている」と確信するとき、はじめて可能となります。 |
|||||||||||||||
<キャリア形成支援の導入に至った背景、時期> 信用金庫人としての成長は、お客様との信頼関係をつくり、お客様とともに成長することです。現在の信用金庫を取り巻く経済、金融環境で数ある金融機関の中から、お客様に当金庫を選んでいただくためには、他の金融機関では真似のできない当金庫の特色を生かしたサービスで、お客様の経営課題の発見と解決をはからなければ真の顧客満足は得られません。今後とも地域に信頼され、お客様に対する金融サービスの質的向上やニーズに適切に応えていくためには、職員が専門知識を持ってコンサルティング機能の充実を図ることが必要不可欠な要件となることから、若手職員を中心としたキャリア支援に目を向け始めました。 <支援の内容> 職員の自発的な業務知識習得への要望に対しては、本部専門担当部署が企画し講師となって土曜日にオープン講座を開催しています。さらに自己啓発の支援においては、通信講座、教材、資格試験等の紹介をはじめ、資格試験の合格者について、奨励金や図書カード、国家・公的資格手当を支給し、ハイレベルな国家資格の取得の場合、通学制講座を対象とする受講費用の補助なども行なっています。 <支援に対する従業員の反応、満足度等> 職員個人の自己啓発による自主的な取り組みを支援していくという立場でありますが、スキルや専門知識の習得に取り組みやすい仕掛けづくりや職員と金庫の双方向のかかわりが職員の期待する水準を満たしているのか、満足度ははかりずらい面がありますが、若手男性職員の期待充足度は比較的に高く、女性の期待充足度は低いと感じています。 <支援による効果、成果(業績との関係など)> キャリア支援施策は、他の人事施策とあいまって、人材の確保、職員の定着率向上や就業意欲の向上、ひいては生産性の向上をもたらし、中長期的に金庫業績にプラスの影響をもたらす可能性が高いと感じています。 |
|||||||||||||||
若手職員の早期育成が課題のひとつでありますが、新人導入時の研修、年3回のフォロー研修、2年次研修、3年次研修を開催するほか、ロードマップを新たに制作し、これまで考えなかった視点や気づきを得て、仕事を中心とした人生における目標が明確となるような、キャリアを考える枠組みを示していきたいと考えています。 | |||||||||||||||
【会長奨励】 |