人材育成事例019
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介護付有料老人ホーム、高齢者向け住宅の運営。※2014年度からは2つの新規事業が誕生しました。1.LIXIL(リクシル)高齢者の住生活相談センターその方に合った老人ホームを自社・他社問わずに紹介、自宅リフォームや売却相談などを行っています。 2.介護計画 百道介護が必要な高齢者やご家族のニーズにあわせ、「要介護認定」の申請代行や、ケアプランの作成をし、居宅介護を支援します。 (株式会社LIXIL シニアライフカンパニーウェブサイト) |
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【キャリア形成支援の基準となるもの】LIXILグループには、5つのLIXI VALUESがあります。これを実現できる人材の育成、キャリア支援を目指しています。LIXIL VALUESを書いた名刺サイズのカードを全従業員が携帯しています。毎朝、全拠点にて唱和を行い日常的に振り返りをしています。 このLIXIL VALUES浸透のために各拠点でワークショップを行い、実現するためには何が必要か、アイディアを出し合い話し合う機会を設けています。 【従業員の声を反映させる】従来は経営陣や人事が主導して育成方針を作成していましたが、直近の2年間では現場主導で人材発掘、育成の方針を立てることにシフトしました。スタッフ満足度調査により上がった意見などを参考にしています。 2013年には、「現場の意見が経営層に伝わっていない」「評価基準が明確でない」という声に対し、LIXILグループが推奨しているPOD(People & Organization Discussion)を導入しました(2014年6月~)。 所属長が現場での仕事ぶりを見て素晴らしい職員を経営層に伝え、次期リーダーの人材情報を集約する機会を設けました。「業務のパフォーマンスは高いか」、「企業価値を上げる活動をしているか」の2軸にて、相対評価をし、人的資源の見える化をし、適正な配置に役立てています。 |
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カンパニー社長と人事総務課長が5つのホームを周り、従業員の声を聴く機会を設けています。 その中で得た意見を制度や仕組みに反映させ、より働きやすい職場つくりをしています。 1.ワークライフバランス■産休・育休の取得がしやすい環境(復帰率100%)。
■子育てと仕事の両立のため時短勤務を奨励。 ■未就学児童がいる家庭に子育て支援金を支給。 ■介護休業時には社会保険料を支援する制度。 ■キャリアリターン制度(退職した方が職場復帰できる制度)を設置。 2.業務の選択■キャリア申告制度により、希望職種の申請ができる。 ■ジョブローテーションにより、様々な介護度(自立者・重介護・認知症)のご入居者に対応できるスキルを身につけることができる。 3.業務効率化■運営本部によりプロジェクトチームを立ち上げ改善実施。 4.スキルアップ支援スキルアップ支援の各研修は、従業員の声をベースにカリキュラムを組んでいます。外部講師については、従業員から自社のレベルや課題に合った講師を紹介することも多々あります。 ※正社員・パート対象 ■介護支援専門員資格取得支援制度
■介護福祉士資格取得支援制度 ■認知症ケア研修 ■タクティールケア認定資格取得支援制度 ■エンゼルケア教育 ■接遇マナー研修 ■TQC研修 ■QCサークル活動 ※正社員対象 ■管理職研修(ホーム長クラス)
■次世代管理職研修(ホームリーダークラス) ■リーダーシップ研修(チームリーダークラス) ■ブラザーシスター指導者研修(入社3年目社員) ■新入社員研修(学卒新入社員) |
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【人材確保】介護業界は慢性的な人手不足であり、人材の確保が必要です。従業員の声を反映させた制度も多く、働きやすい環境ではあると思いますが当社が従業員に求めているのはスペシャリストとジェネラリストとしての成長です。「介護だけやりたい」という人材には厳しい環境とも言えます。 そのため、会社が求めるハードルが高いと感じて退職してしまった方もいます。 一方で、ここ数年はスキルアップ支援の様々な制度に魅力を感じたという成長意欲の高い方の応募や入社が増えてています。 今後目指すのは、「働きやすさもあり、大きくステップアップできる会社」というブランドの構築です。 現在は求人サイトへの掲載や合同説明会の参加、人材紹介などで人材を確保していますが、今後は従業員の口コミで応募者が集まったり、募集告知をしなくとも問い合わせが来るような流れを作ります。 【データベース化】 今後、現場主導で人材発掘、育成の方針を立てるPOD(People&OrganizationDiscussion)を運営する際、スタッフのデータベースが必要になります。 現状のデータベースはスタッフの履歴書が基になっており、教育の管理表は独立して存在しています。 今後これらを一元管理し、異動歴や社内受賞歴なども加え、キャリア支援の根拠となるデータベースを構築します。 【キャリアコンサルタントの設置】働き方が多様化し、キャリアの選択が出来るようになると、何を目指せば良いのかと迷いが出てくる場合があります。上司には話しにくいキャリア相談を、いつでも相談できる窓口を設置する必要があると考えます。 モチベーションの向上、自律を促すなど働きかけができる機関の設置を検討します。 |
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【会長奨励】 |