日中食品安全推進イニシアチブ第一回実務者レベル協議及び現地調査の結果について
1. 日中食品安全推進イニシアチブ第一回実務者レベル協議の経緯
2010年5月31日、東京において「日中食品安全推進イニシアチブに関する日本国厚生労働省と中華人民共和国国家質量監督検験検疫総局との覚書」を締結し、同日開催された第一回閣僚級会合で同覚書に基づく行動計画が策定されました。同行動計画に従い、今般、6月21日から25日の日程で中国にて第一回実務者レベル協議及び現地調査を行いました。
2. 開催日時等
2010年6月22-25日:現地調査
3. 概要等
実務者レベル協議では主に双方の関心事項について意見交換を行いました。
日本側からはねぎの残留農薬の問題、豚肉及び鰻の残留動物用医薬品の問題の原因究明及び改善対策について中国側に要請し、協議の後、衛生管理に関する現地調査を実施しました。今後、現地調査の結果も踏まえ、引き続き協議を行います。
中国側からは調理冷凍ほうれんそうの輸入自粛解除、鶏肉加工品の動物用医薬品及び乳製品を含む食品のメラミン検査命令の解除、放射線照射食品の検査強化の解除の要請がありました。これに対し、日本側より問題点について説明を行い、再発防止対策について具体的な説明を行うよう要請し、調理冷凍ほうれんそう及び鶏肉加工品については協議の後、衛生管理に関する現地調査を実施しました。
また、中国側から対中輸出日本産食品の違反事案について原因究明及び再発防止措置について要請がありました。
4. その他
第二回実務者レベル協議は行動計画に従い9月又は10月に日本にて開催することで合意しました。