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平成23年12月26日

雇用均等・児童家庭局育成環境課子ども手当管理室

室長 鹿沼均(7911)

室長補佐 角園太一(7904)

調整係長 伊藤丈泰(7915)

(代表電話) 03(5253)1111

(直通電話) 03(3595)2519

報道関係者各位


平成23年「子ども手当」の使途に関する調査結果

~使い道と使用金額を調査~


 厚生労働省は、平成23年6月に支給された「子ども手当」について、その使い道と使用金額に関する調査を行いました。このたび、調査結果をとりまとめましたので公表します。
調査対象は、中学生以下の子どもをもつ保護者10,000人で、インターネットを通じて実施しました。
 使い道と使用金額については、6月の「子ども手当」の支給(平成23年2月分から5月分までの4か月分、月額1万3千円)後から9月末日まで(調査期間)の状況を調査するとともに、残額がある人については、今後の使用予定も聞きました。使い道別の使用金額を調査するのは今回が初めてです。


調査結果のポイント ※(   )内は別添資料の掲載ページ

1.子ども手当の使途(P3~P4)

○子ども手当をどのような使い道に使ったか(使う予定か)を複数回答で聞いたところ、1「子どもの教育費等」(46.4%)、2「子どもの生活費」(30.4%)、3「子どもに限定しない家庭の日常生活費」(22.3%)の順となった。一方で、「わからない・使い道をまだ決めていない」という人も16.5%いる。

○一番上の子どもの学齢区分別にみると、「0-3歳」を除く全ての区分で、「子どもの教育費等」が最も高い回答割合となっている(4-6歳46.0%、小1-3年生48.5%、小4-6年生51.3%、中学生59.5%)。なお、「0-3歳」で最も高いのは「子どもの生活費」33.8%。(図表は別添資料P4を参照)

2.子ども手当の使途別使用(予定)金額(P5~P6)

○子ども手当ての満額(13,000円×4か月分=52,000円)支給を受けた人(n=7,611人)が、どのような使い道にいくら使ったか(使う予定か)を聞いたところ、その平均額は金額が多い順に1「子どもの教育費等」17,878円(支給額の34.4%)、2「子どもに限定しない家庭の日常生活費」8,282円(同15.9%)、3「子どもの将来のための貯蓄・保険料」7,936円(同15.3%)となった。一方で、「わからない・使い道をまだ決めていない」額は6,893円(同13.3%)となっている。
○そのうち、子どもに限定した使い道である、「子どもの教育費等」、「子どもの将来のための貯蓄・保険料」、「子どもの生活費」、「子どものおこづかいや遊興費」を合わせると、使用(予定)金額は34,820円となり、支給額の7割弱にのぼる。

○一番上の子どもの学齢区分別にみると、「0-3歳」を除く全ての区分で「子どもの教育費等」に最も多く使用されており、学齢が高くなるほど使用金額も多くなっている(4-6歳17,719円・34.1%、小1-3年生16,845円・32.4%、小4-6年生18,772円・36.1%、中学生24,998円・48.1%)。
なお、「0-3歳」では「子どもの将来のための貯蓄・保険料」が12,874円(24.8%)で最も多い。

3.使い道を子どものために限定できない理由(P6)

 子ども手当を、子どものために限定しない用途に使ったと回答した人(使用予定含む)にその理由を尋ねたところ(複数回答)、「家計に余裕がないため」が72.2%と最も多く、次いで「使い道は自由だと考えるため」(21.8%)、「家族の将来を考えて貯蓄しておく必要があると考えるため」(14.6%)などとなっている。

4.子ども手当の支給による家庭の変化(P7)

子ども手当てが支給されることによって生まれた家庭の変化について、
・「子どもの将来や子育てについて家族で話し合ったり考える機会が増えた」
・「子どもの意見を聞く機会が増えた」
・「子どもの数を増やす計画を立てた」
・「子ども支援のあり方について考える機会が増えた」
の4項目で、あてはまるかどうかを5段階評価してもらった。
その結果、「非常にあてはまる」「ややあてはまる」と答えた人は「子ども支援のあり方について考える機会が増えた」で計40.8%、「子どもの数を増やす計画を立てた」では計13.6%だった。

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