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平成23年10月21日 雇用均等・児童家庭局育成環境課 児童健全育成専門官 富安(7903) 健全育成係長 佐々木(7909) (代表電話) 03(5253)1111 (直通電話) 03(3595)2505 |
報道関係者各位
放課後児童クラブの事故報告集計
平成22年10月1日~平成23年9月30日の期間に報告のあった、放課後児童クラブでの重篤な事故(全治1カ月以上)に関して取りまとめましたので公表します。件数、内容などについて各自治体から報告を求め、集計を行ったものです。
〔主なポイント〕
○報告件数は、35都道府県、261件。
○負傷等の内容は、骨折が大多数を占めるが、おやつを喉につまらせたことによる死亡事例もあった。
○負傷した児童の学年は、1年生が最も多く、学年が上がるにつれ少なくなっている。
○事故の発生場所は、校庭・体育館や遊戯室など、児童が活発に活動する場所で多く発生しているが、クラブ室内等の屋内でも発生している。
○事故の原因は、遊具によるものが最も多く、次いでボール遊びによるものが多い。
1.事故報告概要
放課後児童クラブ(児童福祉法第6条の2第2項に規定する放課後児童健全育成事業)において発生した、「死亡事故や治療に要する期間が30日以上の負傷や疾病を伴う重篤な事故」で、平成22年10月1日から平成23年9月30日までに自治体から報告のあったものを集計。
(1)報告件数
35都道府県、261件
(2)負傷等の内訳
内訳 | 骨折 | 歯の破折 | 打撲・ねんざ | 意識不明 | 死亡 | その他 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
件数 | 215件 | 17件 | 21件 | 0件 | 1件 | 7件 | 261件 |
学年 | 1年生 | 2年生 | 3年生 | 4年生 | 5年生 | 6年生 | その他 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
児童数 | 98人 | 75人 | 69人 | 8人 | 6人 | 3人 | 2人 | 261人 |
場所 | 校庭などの屋外
(敷地内) |
公園などの屋外
(敷地外) |
体育館・遊戯室
などの屋内 |
クラブ室・廊下
などの屋内 |
合計 |
---|---|---|---|---|---|
件数 | 126件 | 30件 | 45件 | 60件 | 261件 |
事由 | 遊具からの転落等 | 球技中の転倒等 | 集団遊び中の転倒等 | 児童同士のふざけあい等 | 階段などにおける転倒・転落等 | 車との接触 | その他 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
件数 | 75件 | 51件 | 31件 | 27件 | 47件 | 7件 | 23件 | 261件 |
2.事故発生の主なケース
・遊具(鉄棒、すべり台、ブランコ等)からの転落。
・球技(サッカー、ドッジボール、キックベース)中の他児童との衝突、転倒。
・集団遊び(おにごっこ、かくれんぼ等)中の転倒。
・他児童から押される、蹴られる、足を掛けられるなど、児童同士のふざけあいによる転倒。
・施設内を走る、階段や段差につまずくなどによる転倒。
・手すりや椅子からの転落。
・帰宅中やクラブに向かう途中における車や自転車との接触。
・出入り口のドアに手(指)を挟む。
・机や棚などに足を強くぶつける。
・おやつを喉に詰まらせる。