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平成22年11月15日 労働基準局監督課 課長 達谷窟(たがや) 庸野 調査官 高渕 憲一 課長補佐 川田代 学 (代表電話) 03(5253)1111(内線5543) (直通電話) 03(3502)5308 |
報道関係者各位
平成22年度「労働時間相談ダイヤル」の相談結果
長時間労働やこれに伴う問題の解消を促す「労働時間適正化キャンペーン」(毎年11月に実施)の一環として、11月6日(土)に各都道府県労働局で一斉に行った「労働時間相談ダイヤル」の相談結果をまとめましたので、お知らせします。
平成22年度の相談件数 787件(昨年度比 114件の減)
(主な相談内容)
賃金不払残業 438件(昨年度比 42件の減)
長時間労働 247件(昨年度比 35件の減)
※相談概要の詳細は別紙参照
「労働時間相談ダイヤル」では、次のような対応を取りました。
・相談者に労働基準法や関係法令の規定、解釈について説明
・相談者の意向も踏まえ、管轄の労働基準監督署や関係機関を紹介
寄せられた事案のうち、労働基準関係法令上、問題があると認められるケースについては、監督指導を行うなど労働基準監督機関において必要な対応を行います。
また、厚生労働省としては、過重労働による健康障害防止や賃金不払残業の解消に向け、以下を重点事項とする「労働時間適正化キャンペーン」(別添)に引き続き取り組んでいきます。
(重点事項)
(1) 時間外労働協定の適正化などによる時間外・休日労働の削減
(2) 長時間労働者への医師による面接指導など、労働者の健康管理に関する措置の徹底
(3) 労働時間の適正な把握の徹底
(別紙)「労働時間相談ダイヤル」に寄せられた相談の概要
○相談件数 787 件 (平成21年度の相談件数 901件)
・労働者本人からの相談 495件 ( 63% )
・労働者の家族からの相談 235件 ( 30% )
○主な相談内容
・賃金不払残業に関するもの 438件( 56% )
このうち、
残業手当が一切支払われていないもの 194件
残業手当が一定の残業時間を超えると一律カットされているもの 60件
残業手当が「定額払い」されているもの 61件
上記の他、労働時間管理が不適切なもの 62件
・長時間労働に関するもの 247件( 31% )
このうち、
1カ月の総残業時間が100時間超 91 件
80時間超100時間以下 58 件
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