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平成22年8月10日

社会・援護局業務課調査資料室

室長補佐 遠藤(3419)

室長補佐 坂井(3483)

室長補佐 橋本(3486)

(代表電話) 03(5253)1111

(直通電話) 03(3595)2466

報道関係者各位


海外での戦没者の死亡状況について、帰還した元上官らから聴き取りした資料を公表します


 先の大戦中に海外で亡くなられた方の死亡認定は、各部隊長からの死亡報告を基に行われていました。
 しかし、大戦末期は内地との通信が途絶するような状況で死亡報告できないケースも少なくなく、その場合は戦後、元の上官や同僚が引き揚げてきた際に聴き取りを行って死亡認定の事務処理をしていました。
 今回公表するのはそうした聴き取り資料の一部です。亡くなられた状況や病気の様子などが記載された貴重な歴史資料であるため、厚生労働省のホームページで公表します。


【公表資料の概要】

・ 資料総数 延べ4,296名分

・ 資料には死亡者氏名、生年月日、本籍地、部隊名、死亡日、死亡の状況、帰還者の氏名などが記載されています。

・ 通常、聴き取りにより作成した資料は死亡認定が済んだ後にその都度、廃棄されていたと思われます。今回の資料は、死亡日・死亡地域を記録した死亡者連名簿などの中に一部残っていたものです。

・ 資料は旧陸海軍別で、死亡地域ごと、死亡年月日順に掲載しました。
(各区分の最後に、詳細不明のものが含まれています)

・ 公表に当たり、個人識別情報(死亡者の氏名・生年月日・本籍地、帰還者の氏名など)は黒く塗りつぶしています。



1 旧陸軍死亡者関係資料
 ・ フィリピン
 ・ 東部ニューギニア、ビスマーク・ソロモン諸島
 ・ インドネシア、西イリアン
 ・ 旧ソ連地域
 ・ 中国東北地区、中国本土
 ・ その他(ビルマ、インド、ボルネオなど)

2 旧海軍死亡者関係資料
 ・ フィリピン
 ・ 東部ニューギニア、ビスマーク・ソロモン諸島
 ・ インドネシア、西イリアン
 ・ 旧ソ連地域
 ・ 中国東北地区、中国本土
 ・ その他(ビルマ、インド、ボルネオなど)

(掲載場所)厚生労働省 トピックス欄
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