照会先

社会・援護局事業課事業推進室
室長   皆川 宏   (内線3412)
室長補佐 土屋 幸久 (内線3457)
 (代表番号)  03(5253)1111
 (直通番号)  03(3595)2469

報道関係者各位

旧ソ連抑留中死亡者遺骨収集応急・埋葬地調査派遣(ハバロフスク地方)におけるDNA鑑定用検体の御遺骨の焼失に関する報告とお詫び

 平成28年10月に実施した 旧ソ連抑留中死亡者遺骨収集応急・埋葬地調査派遣(ロシア連邦ハバロフスク地方)においてDNA鑑定用検体として用いる御遺骨(歯61柱分)について誤って焼失するということが発生しました。下記のとおりその事実を確認いたしましたのでお知らせします。

 御遺族をはじめとする関係者の皆様には多大なご迷惑、ご心配をおかけすることとなりましたことを深くお詫びいたしますとともに、再発防止に努めてまいります。

1.事案の概要
  1. 平成28年10月11日から10月25日までの日程で 旧ソ連抑留中死亡者遺骨収集応急・埋葬地調査のためロシア連邦ハバロフスク地方へ職員を派遣し遺骨収集等を実施。
  2. 10 月22日(土)に収集した御遺骨の 焼骨式を野外にて行ったが、焼骨後に派遣団がテント内に袋に入れて置いていた検体を遺骨箱へ納めようとした時に、検体の袋を確認できなかったため探したところ、テント脇の暖をとるためのたき火の中から袋内にあった物品と焼けた歯の一部を発見した。
  3. 現地の作業員に対し、事実関係や状況の確認を行ったところ明確な回答は得られなかったが、作業監督者より、作業員の誰かが誤って入れたのかもしれないという発言と謝罪があった。
  4. 発見された歯が検体と同一のものであるかは断定できないが、現場の状況から、 その可能性が高いと考えられる。
    焼失したと考えられるDNA鑑定用検体は、21日までに採取した歯61柱分。
  5. なお、10月22日の焼骨前に収集した7柱分の検体については、別の場所に保管していたことから、日本に持ち帰っている。

2.考えられる原因
 焼骨式前日までは御遺骨と採取した検体は施錠できる保管場所で管理していたが、 焼骨式当日は採取した検体を作業のため保管場所から持ち出し、作業後も保管場所 に戻さず、テント 内に置いたまま他の作業を実施していたこと。 また、作業関係者に対する御遺骨や検体の適切な取扱いについての指示が必ずし も十分に行われていなかったこと。

3.関係御遺族への説明
 当該埋葬地の関係御遺族全員に対し、今般焼失した61柱分についてはDNA鑑定 できない事態になったことの御説明とお詫びを行うこととしている。

4.再発防止策
  1. (1)今後は、採取した検体を遺骨箱へ納める直前までは施錠できる保管場所等で保管することとし、作業等のために保管場所から持ち出した場合は、派遣団長が常時目が届く範囲で管理する。
  2. (2)御遺骨や検体の適切な管理について、マニュアルに明記し、説明を行う等、 現 地作業員を含めた関係者全員に周知徹底する。

参考

  1. (参考1)
  2. 派遣期間と収容柱数ロシア連邦ハバロフスク地方
    平成28年10月11日(火)から10月25日(火)までの15日間。
     「【0035】第3762野戦病院スタルト居住地区第1墓地(名簿上の埋葬者183名)」
     「【0036】第3762野戦病院スタルト居住地区第2墓地(名簿上の埋葬者17名)」
     今回  収容柱数 74柱 (累計 収容柱数 209柱)
  3. (参考2)日程表[326KB]
  4. (参考3)概見図[257KB]