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平成28年9月26日

【照会先】

健康局結核感染症課

感染症情報管理室長 宮川 昭二 (2389)

課長補佐 大塚 和子 (2376)

(代表番号) 03(5253)1111

報道関係者各位


ジカウイルス感染症患者(輸入症例)の発生について

日本国内で、ブラジル以外の中南米の流行地域への滞在歴がある男性1名が発疹等の症状を示し、9月22日に医療機関を受診しました。ジカウイルス感染症の疑い事例として医療機関から自治体(東京都)に届け出があり、9月23日、東京都内の地方衛生研究所における検査の結果、ジカウイルス感染症の陽性が確定しました。

我が国でジカウイルス感染症患者が発生したのは12例目(全て輸入症例)であり、今年2月以降としては9例目になります。

この患者に関する情報等は、以下のとおりです。

 

 

○ 患者に関する情報

(1)概要

     年代:30

     性別:男性

     居住国:ブラジル以外の中南米の流行地域(1週間程度滞在。9月16日に帰国。)

     症状:発熱(38.2℃)、発疹、結膜充血、筋肉痛、頭痛

     現地での蚊の刺咬歴:あり
  6  居住都道府県:東京都

(2)患者の状況

現在、患者は自宅療養中。既に解熱して、状態は安定しています。

 


 

国民の皆様へのメッセージ

 

ジカウイルス感染症は、一般に蚊に刺されることによって感染する疾患です。

ジカウイルス感染症は一般的に軽症であり、重症化するリスクは極めて低いですが、流行地域へ渡航する場合は、長袖・長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用したりして、蚊に刺されないように注意してください。特に、妊婦の方は、流行地域への渡航は控えてください。

性行為感染のリスクを考慮し、流行地域に滞在中は症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。

また、流行地域からの帰国者は症状の有無にかかわらず、忌避剤の使用など蚊に刺されないための対策を、少なくとも2週間程度特に注意を払って行うことが推奨されます。 流行地域から帰国した男女は、症状の有無にかかわらず、最低6か月、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。 

※WHO暫定ガイダンス(9月6日改訂)を踏まえた方針


 

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