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平成27年12月25日 【照会先】 労働基準局 監督課 課長 荒木 祥一 中央労働基準監察監督官 黒部 恭志 (代表電話) 03(5253)1111(内線5427) (直通電話) 03(3595)3203 |
報道関係者各位
自動車運転者を使用する事業場に対する平成26年の監督指導、送検の状況を公表します
厚生労働省では、このたび、全国の労働局や労働基準監督署などの労働基準監督機関が、トラック、バス、タクシーなどの自動車運転者を使用する事業場に対して行った監督指導や送検の状況について取りまとめましたので、公表します。
自動車運転者は、依然として長時間労働の実態にあり、脳・心臓疾患の労災認定件数が最も多い職種です。
厚生労働省では、引き続き、自動車運転者を使用する事業場に対し、労働基準関係法令などの周知・啓発に努め、問題があると考えられる事業場については監督指導を行うなど、自動車運転者の適正な労働条件の確保に取り組んでいきます。
【平成26年の監督指導や送検などの概要】
1 監督指導を行った事業場は3,907
事業場。そのうち、労働基準関係法令違反が認められたのは、3,240事業場(82.9%)。
また、改善基準告示※違反が認められたのは、2,373事業場(60.7%)。[別紙P1、1、図(1)]
2 (1)主な労働基準関係法令違反事項は、多い順に ➀労働時間(56.0%) ➁割増賃金(24.3%) ➂ 休日(6.4%)。[同P1、1、図(1)]
(2)主な改善基準告示違反事項は、多い順に ➀最大拘束時間(48.3%) ➁ 総拘束時間(38.3%) ➂休息期間(35.3%)。[同P1、1、図(2)]
3 重大または悪質な労働基準関係法令違反により送検を行ったのは56件。[同P5、2、図(1)]
※ 自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(平成元年労働省告示第7号)
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