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平成27年12月11日

【照会先】

大臣官房国際課

国際協力室長 山谷 裕幸 (7301)

課長補佐    江副 聡  (7292)

(代表電話) 03(5253)1111

報道関係者各位


ランセット誌への安倍総理寄稿

「世界が平和でより健康であるために」について

本日(冊子版は12日)、安倍総理の寄稿がランセット誌電子版に掲載されました。我が国が、議長国を務める来年5月の伊勢志摩サミットや、9月のG7神戸保健大臣会合等を通して、国際保健に貢献していく決意を示したものです。ランセット誌は、世界で最も評価が高い医学専門誌の1つで、2年前にも安倍総理は寄稿しています( リンク )。

 

我が国は、総理のリーダーシップのもと一丸となり、WHOを含む国際機関、NGOを含む市民社会等と連携し、国際保健への貢献を続けていきます。

 

寄稿の要旨は以下の通りです。

(1)  日本は、「人間の安全保障」を提唱し、それを「積極的平和主義」政策の基礎とするとともに、各国の取組を促進してきた。日本は、「保健」を、その中心的な要素であると考えている。

(2)  本年の国連総会で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」では、我が国が交渉のプロセスで重視したUHCが目標に取り上げられた。

(3)  我が国が重視する国際保健分野の課題には以下がある。

公衆衛生危機に対応する国際保健の体制構築

 国際保健体制の再構築とWHOのさらなる改革が必要であるが、WHOは引き続き主導的な役割を果たすべきである。また、WHOの緊急対応基金の設立と世界銀行のパンデミック緊急ファシリティの努力を支持する。両者が相互補完的な役割を果たすよう、WHOと世界銀行の連携を求める。

強靱で持続可能な保健システムの強化による生涯を通じた健康増進

 保健システムの強化は、公衆衛生危機が発生するリスクを軽減し、発生時の被害を最小化する。その中で、感染症対策に加えて、耐性菌(AMR)対策も重要な課題である。世界最速で高齢化が進む我が国は、生涯を通じた健康増進へのアプローチにより、保健システムの持続可能性を維持しつつ、健康寿命の延伸に取り組む。

(4) 我が国は、来年議長国を務める伊勢志摩サミットやG7神戸保健大臣会合等を通じて、国際保健に大きく貢献していく。


 

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