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平成26年12月17日 【照会先】 医薬食品局審査管理課 企画官 中島 宣雅 (4223) 専門官 後藤 貴浩 (4224) (電話代表) 03(5253)1111 (直通電話) 03(3595)2431 |
報道関係者各位
日米欧医薬品規制調和国際会議(ICH)リスボン会合が開催されました
平成26年11月8日から11月13日まで、リスボン(ポルトガル)において、第29回日米欧医薬品規制調和国際会議(ICH)が開催されましたので、概要を報告します。
1.会議の概要
ICH会合は、全体を運営するための運営委員会と、ガイドラインを作成する専門家作業部会がその中心です。
今回、運営委員会では、前回(平成26年5、6月開催)のミネアポリス会合で了承されたとおり、日米欧の規制当局の他、カナダの医薬品規制当局(ヘルスカナダ)及びスイスの医薬品規制当局(スイスメディック)が新規メンバーとして議論に参加しました。
運営委員会では、将来のICHの組織の在り方、会員構成といった、ICH改革における論点について議論がなされ、基本的な方向性について、おおむね合意されました。なお、運営委員会への主な参加者は、次のとおりです。
日本:中島 宣雅(厚生労働省)、安田 尚之(医薬品医療機器総合機構)、 齋藤 宏暢、岸 倉次郎(日本製薬工業協会)
米国:T.ムーリン、J.ブレア(米国食品医薬品庁、FDA)、 P.ホーニヒ、P.ブレイディ(米国研究製薬工業協会)
EU:P.デボイサー、L.リンドストローム(欧州委員会)、 T.サルモンソン(欧州医薬品庁)、S.ルイク(欧州製薬団体連合会)
カナダ:M.ウォード(ヘルスカナダ)
スイス:P. ドェー(スイスメディック)
オブザーバー:L. ラゴ(WHO)
また、今回の会合では、13の専門家作業部会が開催され、それぞれの作業部会ごとに、議論が行われました。開催されたトピック等については、次のとおりです。
○ 開催された専門家作業部会
コード |
内容 |
Q 7 |
原薬GMPに関するQ&A |
Q12 |
ライフサイクル管理 |
E2B |
個別症例安全性報告 |
E6 |
医薬品の臨床試験の実施の基準(GCP) |
E9 |
臨床試験の統計的原則 |
E11 |
小児医薬品の臨床試験 |
E17 |
国際共同治験 |
E18 |
将来利用のためのDNAサンプルの保管 |
S5 |
医薬品の生殖毒性試験法 |
M1 |
ICH国際医薬用語集 |
M2 |
医薬品規制情報の伝送に関する電子的標準 |
M4E |
承認申請資料におけるベネフィットリスク情報の標準化 |
M8 |
電子化申請様式 |
○ ステップが進展したもの
(1) E2B 「 個別症例安全性報告 」
Q&A ステップ4 サインオフ
(2) Q3D 「医薬品の元素不純物ガイドライン」
ステップ4 サインオフ
2.今後の予定
次回会合は 2015年6月6日~11日に、福岡(日本)で日本の議長の下開催されます。なお、次々回会合は米国で開催される予定です。
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