第11回補装具評価検討会議事要旨
日時:
平成22年1月27日(水) 10:00〜12:00
場所:
経済産業省別館 1014号会議室
出席:
伊藤 利之 (横浜市総合リハビリテーションセンター 顧問)
諏訪 基 (国立障害者リハビリテーションセンター研究所 所長)
飛松 好子 (国立障害者リハビリテーションセンター病院 診療部長)
仲泊 聡 (国立障害者リハビリテーションセンター病院第三機能回復訓練部部長)
森本 正治 (大阪電気通信大学 医療福祉工学部 医療福祉工学科 教授)
山内 繁 (早稲田大学 人間科学学術院 特任教授)
石井 喬志 (有限責任中間法人日本補聴器販売店協会 理事)
稲垣 平八 (社団法人 日本義肢協会 理事長)
大濱 眞 (社団法人全国脊髄損傷者連合会 副理事長)
松枝 秀明 (一般社団法人日本車いすシーティング協会 副代表理事)
佐野 昇 (社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 事務局長)
亀田 英俊 (東京都身体障害者福祉センター 障害認定課 判定担当係長)
欠席:
樫本 修 (宮城県リハビリテーション支援センター 所長)
君塚 葵 (心身障害児総合医療療育センター 所長)
黒田 大治郎(神戸学院大学総合リハビリテーション学部社会リハビリテーション学科 教授)
坂本 洋一 (和洋女子大学 生活科学系社会福祉学研究室 教授)
田内 光 (国立障害者リハビリテーションセンター病院 副院長)
中邑 賢龍 (東京大学先端科学技術研究センター 特任教授)
野田 徹 (東京医療センター感覚器センターリハビリテーション研究部 部長)
三上 真弘 (学校法人帝京科学大学医療科学部 教授)
宮田 広善 (全国肢体不自由児通園施設連絡協議会 会長)
議事:
1.「補装具評価検討会」の公開等に関する取扱について
本日の会議の非公開及び議事要旨の公開について出席メンバーの了解を得た。
2.補装具の価格改定等について
平成22年度における補装具の価格改定等についての本検討会としてのとりまとめ案について、事務局から説明した後に討議いただいた。
メンバーからの主な意見は以下のとおり。
- 補聴器に係る更なる調査等について早急に対応してほしい。
- 意思伝達装置について、対象者等に応じた支給となることを周知すべき。
- 調査によって利益率が薄くなっているという結果が出たものに関して、他に適切な指標がない場合に、平均的な粗利率を勘案して価格改定を行うことはやむを得ない。
- 電動車いす・車いす等の一定の市場規模を形成しているものについては、実際の販売価格の加重平均値を参考にしていく考え方が妥当である。
- デジタル技術を用いた製品の価格は低下していく可能性があるので、今後も価格の変動を継続的に把握していくことが必要。
- 補装具の適合のための費用については、切り分けて評価することを検討すべき。
- 適切な補装具が選択されているか、更生相談所においてチェックできるよう、更生相談所の判定員の資質の向上が重要。
- 補装具販売業者においては、公費支給であるとの前提で、適切な製品の選定をお願いしたい。
- オーダーメイドで何もオプションを付けない車いすについて、販売業者が赤字にならないか心配。
- 全国一律の価格でなく地域ごとに価格を設定することについて、今後の検討課題とすべき。
- 車いすのクッションとして、座位保持装置の完成用部品を用いる場合の取扱い等については、わかりやすく説明すべき。
3.その他
事務局より、価格改定の日程等に関し、パブリックコメントの実施等について報告した。
【照会先】
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課自立支援振興室 高木・時末・中山
電話(代表):03−5253−1111(内線3073・3089)
FAX:03−3503−1237