遺伝子治療臨床研究実施計画(平成20年6月9日申請)については、厚生科学審議会科学技術部会がん遺伝子治療臨床研究作業委員会において現在審査中。
研究の名称:ハプロタイプ一致ドナー由来T細胞除去造血幹細胞移植後のHSV-TK遺伝子導入Tリンパ球“Add-back”療法
連絡先 厚生労働省大臣官房厚生科学課 担当 坂本(内線3803) 内田(内線3807) 電話 03-5253-1111(代表) 03-3595-2171(直通) |
平成20年 9月26日
1. 日時平成20年9月19日(金) 13:05〜13:45
場所厚生労働省 専用第21会議室(中央合同庁舎第5号館 17階)
2. 出席委員 吉倉委員長
岩崎委員、小澤委員、神田委員、早川委員、山口委員
(事務局)
厚生労働省 坂本企画官 内田主任研究官
環境省 宇賀神室長補佐 他
3. 議事概要
概要は以下のとおり。
国立がんセンター及び三重大学医学部附属病院より申請のあった遺伝子治療臨床研究に係る「第一種使用規程承認申請(別紙参照)」に関する生物多様性影響の評価について、審議が行われた。
その結果、申請のあった2件の第一種使用規程及び生物多様性影響評価書に関しては、概ね妥当であるとの結論であったが、一部の記載の整備について、事務局より申請者に指示することとされ、記載を整備した上、委員長の確認を得た後に、別途行われている遺伝子治療臨床研究作業委員会で遺伝子治療臨床研究実施計画についての審議が終了した後、併せて科学技術部会に報告することとされた。
(別紙) 遺伝子治療臨床研究に係る「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づく第一種使用規程承認申請の内容
(平成20年9月19日審議分)
1.申請者:国立がんセンター 総長
申請年月日 | 平成20年6月9日 |
遺伝子組換え生物等の 種類の名称 |
単純ヘルペスウイルス1 型−チミジンキナーゼ及び細胞内領域欠損ヒト低親和性神経成長因子受容体を発現し、マウスアンフォトロピックウイルス4070A のenv 蛋白質をエンベロープに持つ非増殖性の遺伝子組換えモロニーマウス白血病ウイルス(SFCMM-3) |
遺伝子組換え生物等の 第一種使用等の内容 |
治療施設におけるヒト遺伝子治療を目的とした使用、保管、運搬及び廃棄並びにこれらに付随する行為 |
治療施設の名称 | 国立がんセンター中央病院 |
備 考 | 遺伝子治療臨床研究実施計画(平成20年6月9日申請)については、厚生科学審議会科学技術部会がん遺伝子治療臨床研究作業委員会において現在審査中。 研究の名称:ハプロタイプ一致ドナー由来T細胞除去造血幹細胞移植後のHSV-TK遺伝子導入Tリンパ球“Add-back”療法 |
2.申請者:三重大学医学部附属病院 病院長
申請年月日 | 平成20年6月9日 |
遺伝子組換え生物等の 種類の名称 |
HLA-A2402拘束性MAGE-A4を特異的に認識するT細胞受容体α鎖及びβ鎖を発現し、Gibbon ape 白血病ウイルスのenv蛋白をエンベロープに持つ非増殖性の遺伝子組換えモロニーマウス白血病ウイルス(MS-bPa) |
遺伝子組換え生物等の 第一種使用等の内容 |
治療施設におけるヒト遺伝子治療を目的とした使用、保管、運搬及び廃棄並びにこれらに付随する行為 |
治療施設の名称 | 三重大学医学部附属病院 |
備 考 | 遺伝子治療臨床研究実施計画(平成20年6月9日申請)については、厚生科学審議会科学技術部会がん遺伝子治療臨床研究作業委員会において現在審査中。 研究の名称:MAGE-A4抗原特異的TCR遺伝子導入リンパ球輸注による治療抵抗性食道癌に対する遺伝子治療臨床研究 |
氏名 | 所属・役職 |
岩崎 一弘 | 国立環境研究所生物多様性の減少機構の解明と保全プロジェクトグループ主任研究員 |
小澤 敬也 | 自治医科大学医学部教授 |
神田 忠仁 | 国立感染症研究所病原体ゲノム解析研究センター長 |
笹月 健彦 | 国立国際医療センター名誉総長 |
島田 隆 | 日本医科大学医学部教授 |
早川 堯夫 | 独立行政法人医薬品医療機器総合機構顧問 |
山口 照英 | 国立医薬品食品衛生研究所生物薬品部長 |
○吉倉 廣 | 厚生労働省医薬品食品局食品安全部企画情報課参与 |
渡邉 信 | 筑波大学生命環境科学研究科教授 |
○委員長 (五十音順 敬称略)
(平成20年4月18日現在)