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厚生労働省労働基準局監督課
課長 | 大西 康之 |
調査官 | 小林 健 |
中央労働基準監察監督官 | 安藤 英樹 |
電話番号 | 03-5253-1111(内線5522) |
夜間直通 | 03-3595-3202 |
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労働政策審議会に対する今後の労働時間法制
の在り方についての検討の諮問について
経済社会の構造変化により、労働者の就業意識の変化、働き方の多様化が進展し、成果等が必ずしも労働時間の長短に比例しない性格の業務を行う労働者が増加する中で労働者が創造的・専門的能力を発揮できる自律的な働き方への更なる対応が求められるなど、労働時間制度全般に係る検討を行うことが必要となっている。
このような状況を踏まえ、平成16年の労働政策審議会の建議「今後の労働時間対策について」において、労働時間に関する施策の在り方について、引き続き検討していく必要性があるとされており、また、「規制改革・民間開放推進3か年計画」においても、労働時間規制の適用除外の拡大等について指摘されている。
今般、厚生労働省では、以上のような状況にかんがみ、今後の労働時間法制の在り方について、本日付けで、労働政策審議会(会長 菅野和夫 明治大学法科大学院教授)に
別添のとおり諮問した。
(参考)
今後の労働時間制度に関する研究会報告書(ポイント)
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○ | ホワイトカラー労働者の増加と働き方の多様化が進み、その中でも、自律的に働き、かつ、労働時間の長短ではなくその成果や能力などにより評価されることがふさわしい労働者が増加 |
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↓
(1) | 所定外労働の削減や年次有給休暇の取得促進を図ることが必要 |
(2) | 労働者個人の事情に即した働き方の選択ができるよう、現行制度の見直しとともに、新たな労働時間の管理の在り方を検討 |
(3) | その際、心身の健康への影響を未然に防ぐための措置が必要 |
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◎ | すべての労働者が、個人の選択によって、生活時間を確保しつつ、仕事と生活を調和させて働くことを実現するという観点からの検討を行うとともに、その中でも「自律的に働き、かつ、労働時間の長短ではなく、成果や能力などにより評価されることがふさわしい労働者」について現行の労働時間制度では十分に対応できていない部分を検証した上で、労働時間制度全般について、運用や制度そのものの見直しを行うことが必要 |
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生活時間を確保しつつ仕事と生活を調和させて働くことを実現するための見直し
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○ | 年次有給休暇
労働者の希望を踏まえ、使用者が労働者の時季指定を補充することや、時間単位の取得などの取得促進策 等 |
○ | 時間外・休日労働
一定時間を超える時間外労働の割増率の見直し 等 |
○ | フレックスタイム制、事業場外みなし制
フレックスタイム制は特定の曜日を除外することを、事業場外みなしはみなし労働時間の計算方法を見直し |
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自律的に働き、かつ、労働時間の長短ではなく成果や能力などにより評価されることがふさわしい労働者のための制度
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○ | 新しい自律的な労働時間制度
労働時間規制に関わらず、より自由に、弾力的に働くことができ、更なる能力発揮が可能
【対象者の具体的なイメージ】
(1) | 中堅の幹部候補者で管理監督者の手前に位置する者 |
(2) | 研究開発部門のプロジェクトチームのリーダー |
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○ | 現行の裁量労働制、管理監督者
裁量労働制は制度及び運用の改善を、管理監督者は要件の明確化や適正化を図る 等 |
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