平成16年度厚生労働科学特別研究

ヒト胚の研究体制に関する研究


.研究の目的

 平成16年7月23日に取りまとめられた総合科学技術会議報告書「ヒト胚の取扱いに関する基本的考え方」の中で、厚生労働省に対し「生殖補助医療研究におけるヒト受精胚の作成・利用についてのガイドライン作成と研究審査のための制度的枠組みの構築」が求められている。
 本研究では、ヒト受精胚を研究目的で作成・利用する場合に、対象となり得る研究の範囲に関する調査や胚・配偶子提供者保護のための手続き、審査体制のあり方などについて研究を行うなど、制度的枠組みを構築するにあたって必要な検討を行う。


.研究期間

平成16年度


.研究者

主任研究者  吉村泰典  慶應義塾大学医学部産婦人科教授
分担研究者  石原  理  埼玉医科大学医学部産婦人科教授
  柳田  薫  国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授
  久慈直昭  慶応義塾大学医学部産婦人科講師
  斉藤有紀子 北里大学医学部医学原論研究部門専任講師
  神里彩子  科学技術文明研究所特別研究員


.主な研究課題

 ・現状の生殖補助医療研究に関する調査
 ・研究の許容範囲について
 ・胚・配偶子の保存や廃棄方法などの取扱い手順案作成
 ・胚・配偶子の提供に係るインフォームドコンセント等の手続き案作成
 ・研究機関や研究に関わる者の具備すべき要件案の作成
 ・研究の登録制度や個人情報の管理体制について
 ・研究の審査体制のあり方について

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