鼻炎用内服薬 |
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リスクの程度の評価 | A 薬理作用 | B 相互作用 | C 重篤な副作用のおそれ | C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | D 濫用のおそれ | E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) | F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) | G 使用方法(誤使用のおそれ) | H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | 用法用量 | 効能効果 | |||||||||
評価の視点 | 薬理作用 | 相互作用 | 重篤な副作用のおそれ | 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | 薬理に基づく習慣性 | 適応禁忌 | 慎重投与 (投与により障害の再発・悪化のおそれ) |
症状の悪化につながるおそれ | 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) | 使用方法(誤使用のおそれ) | スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | |||||||||
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) | 併用注意 | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 使用量に上限があるもの | 過量使用・誤使用のおそれ | 長期使用による健康被害のおそれ | ||||||||||||
抗ヒスタミン成分 | 塩酸ジフェニルピラリン | ハイスタミン注 | 抗ヒスタミン作用及び抗アセチルコリン作用 | 中枢神経抑制剤・アルコール・モノアミン酸化酵素阻害剤(相互に作用を増強) | ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明) | 0.1〜5%未満(眠気、頭痛)、頻度不明(排尿困難、めまい、けん怠感、神経過敏、口渇、悪心・嘔吐、下痢、便秘、喀痰喀出困難)、自動車の運転等危険を伴う機械の操作 | 頻度不明(過敏症) | 本剤の成分過敏症の既往歴のある患者、緑内障(眼圧を上昇)、前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患(排尿困難、尿閉等) | 高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 | 通常成人1回1〜2管(塩酸ジフェニルピラリンとして2〜4mg)を1日1〜2回皮下又は筋肉内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 | 皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、小児ストロフルス、薬疹、中毒疹)、じん麻疹、アレルギー性鼻炎、感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽 | |||||||||
マレイン酸カルビノキサミン | なし | |||||||||||||||||||
d-マレイン酸クロルフェニラミン | ポララミン錠2mg | 抗ヒスタミン作用 | 中枢神経抑制剤・アルコール・MAO阻害剤・抗コリン作用を有する薬剤(相互に作用を増強)、ドロキシドパ,ノルエピネフリン(血圧の異常上昇) | 痙攣・錯乱・再生不良性貧血・無顆粒球症(頻度不明) | ショック(頻度不明) | 5%以上又は頻度不明(鎮静、神経過敏、頭痛、焦燥感、複視、眠気、不眠、めまい、耳鳴、前庭障害、多幸症、情緒不安、ヒステリー、振戦、神経炎、協調異常、感覚異常、霧視、口渇、胸やけ、食欲不振、悪心、嘔吐、腹痛、便秘、下痢、頻尿、排尿困難、尿閉等低血圧、心悸亢進、頻脈、期外収縮、鼻及び気道の乾燥、気管分泌液の粘性化、喘鳴、鼻閉、溶血性貧血、肝機能障害(AST(GOT)・ALT(GPT)・Al-Pの上昇等)、悪寒、発汗異常、疲労感、胸痛、月経異常、0.1%未満(血小板減少),眠気を催すことがあるので自動車の運転等危険を伴う機械の操作 | 5%以上又は頻度不明(過敏症) | 本剤の成分又は類似化合物に対し過敏症の既往歴、緑内障(緑内障の増悪)、前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患(症状の増悪)、低出生体重児・新生児(痙攣等の重篤な反応があらわれるおそれ) | 眼内圧亢進、甲状腺機能亢進症、狭窄性消化性潰瘍、幽門十二指腸通過障害、循環器系疾患、高血圧症、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 | d-マレイン酸クロルフェニラミンとして,通常,成人には1回2mgを1日1〜4回経口投与する。なお,年齢,症状により適宜増減する。 | じん麻疹,血管運動性浮腫,枯草熱,皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎,皮膚そう痒症,薬疹),アレルギー性鼻炎,血管運動性鼻炎,感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽。 | |||||||||
抗ヒスタミン成分 | メキタジン | ゼスラン錠 | ケミカルメディエーター拮抗作用、抗ヒスタミン作用、抗アレルギー作用 | 中枢神経抑制剤・アルコール(眠気)、抗うつ剤 ・MAO阻害剤 ・アトロピン様作用を有する薬剤(口渇、排尿困難) 、メトキサレン(光線過敏症) | 肝機能障害・黄疸・血小板減少(頻度不明) | ショック、アナフィラキシー様症状 (頻度不明) | 0.1〜5%未満(眠気、けん怠感、ふらふら感、口渇、胃部不快感)、0.1%未満(AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇、血小板減少、頭痛、めまい、下痢、便秘、食欲不振、嘔吐、胃痛、腹痛、胸部苦悶感、心悸亢進、排尿困難、咽頭痛、浮腫、顔面潮紅、視調節障害、月経異常、味覚異常、口内しびれ感)、頻度不明(黄疸)、自動車の運転等危険を伴う機械の操作。 | 0.1%未満(過敏症) | 本剤の成分、フェノチアジン系化合物及びその類似化合物に対し過敏症の既往歴、緑内障(緑内障を悪化)、前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患(排尿困難等) | 腎障害、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、授乳婦,低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児 | 過量投与で眠気、悪心、嘔吐、軽度の抗コリン作用性障害 | 他のフェノチアジン系化合物:長期投与又は大量投与により角膜・水晶体の混濁、網膜・角膜の色素沈着 | 1.通常成人1回メキタジンとして6mgを1日2回経口投与する。なお、年令、症状に応じて適宜増減する。2.通常成人1回メキタジンとして3mgを1日2回経口投与する。なお、年令、症状に応じて適宜増減する。 | 1.気管支喘息、2.アレルギー性鼻炎、じん麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症) | ||||||
血管収縮成分 | 塩酸プソイドエフェドリン | なし | ||||||||||||||||||
血管収縮成分 | 塩酸フェニレフリン | ネオシネジンコーワ注1号 | 塩酸フェニレフリンは選択的α1刺激薬である。 | MAO阻害剤(MAO阻害薬で治療中又は治療後3週間以内の患者:血圧の異常上昇)、三環系抗うつ剤・分娩促進剤(本剤の作用が増強) | 0.1〜5%未満(胸内苦悶、呼吸困難、頭痛、悪心・嘔吐、手足のしびれ感、手足のふるえ感、紅疹)、頻度不明(心悸亢進、徐脈、血圧異常上昇、発汗) | 頻度不明(過敏症) | 原則禁忌:心室性頻拍(症状を悪化)・本剤の成分過敏症の既往歴 | 高血圧、重篤な動脈硬化症、甲状腺機能亢進症、高齢者、心疾患、徐脈、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児 | 過量投与 徴候・症状 :心室性期外収縮、一過性の心室性頻拍、頭重感、手足の疼痛、脳出血、頭痛、肺水腫等の症状があらわれる。 |
〔皮下注射及び筋肉内注射〕 通常成人1回2〜5mgを皮下注射又は筋肉内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、その範囲は1〜10mgとし、初回量は5mgを超えないこと。また、反復投与を行う場合には、10〜15分おきに行うこと。 〔静脈内注射〕 通常成人1回0.2mgを注射液そのまま、又は約10mLの生理食塩液、リンゲル液、若しくは5%ブドウ糖液等に混入して静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、その範囲は0.1〜0.5mgとする。また反復投与を行う場合には10〜15分おきに行うこと。 〔点滴静脈内注射〕100mLの血液、リンゲル液又は5%ブドウ糖液等に対し、0.5〜1.0mgの割合で混入し、血圧を測定しながら滴数を加減して点滴静注する。 〔局麻時の作用延長〕 通常、20mLの局所麻酔剤に対して1mgの割合で混入して使用する。 高齢者減量 |
各種疾患若しくは状態に伴う急性低血圧又はショック時の補助治療、発作性上室頻拍、局所麻酔時の作用延長 | |||||||||
副交感神経遮断成分 | ベラドンナ総アルカロイド | 硫酸アトロピン | ムスカリン性アセチルコリン受容体に対する競合的遮断薬 | 抗コリン作用を有する製剤(三環系抗うつ剤・フェノチアジン系薬剤・イソニアジド・抗ヒスタミン剤等を経口用剤として用いる場合)[相加的に抗コリン作用増強]、MAO阻害剤(経口用剤として用いる場合)[抗コリン作用増強]、強心配糖体製剤(経口用剤として用いる場合)[強心配糖体製剤の毒性を増強]、眼科用剤:三環系抗うつ剤、フェノチアジン系薬剤、抗ヒスタミン剤(本剤の作用増強) | 経口剤:頻度不明(散瞳、視調節障害、緑内障、口渇、悪心・嘔吐、嚥下障害、便秘、排尿障害、頭痛、頭重感、記銘障害、心悸亢進、呼吸障害、顔面潮紅)、眼科用剤:頻度不明(続発性緑内障、眼圧上昇、血圧上昇、心悸亢進、幻覚、痙れん、興奮、悪心・嘔吐、口渇、便秘、顔面潮紅、頭痛、発熱)、視調節障害・麻痺、散瞳のため自動車の運転等危険を伴う機械の操作 | 経口剤:頻度不明(過敏症)、眼科用剤:頻度不明(アレルギー性結膜炎、眼瞼結膜炎) | 緑内障(病状の悪化)、前立腺肥大による排尿障害(症状の悪化)、麻痺性イレウス(症状の悪化)、本剤に対し過敏症の既往歴、眼科用剤:緑内障および狭隅角や前房が浅いなどの眼圧上昇の素因(急性閉塞隅角緑内障の発作) | 前立腺肥大、うっ血性心不全、重篤な心疾患、潰瘍性大腸炎、甲状腺機能亢進症、高温環境、高齢者、妊婦、授乳婦、小児・乳児(眼科用剤では全身副作用が起こりやすい) | (眼科用剤)長期にわたり散瞳していると虹彩が癒着 | 経口剤:硫酸アトロピンとして、通常、成人1日1.5mgを3回に分割経口投与、非薬物性パーキンソニズムの場合には、硫酸アトロピンとして、通常、成人最初1日0.5〜1mgを3回に分割経口投与し、以後漸次増量。 眼科用剤:硫酸アトロピンとして、通常、0.5〜1%液を1日1〜3回、1回1〜2滴ずつ点眼 |
経口用剤:胃・十二指腸潰瘍における分泌ならびに運動亢進、胃腸の痙攣性疼痛、痙攣性便秘、胆管・尿管の疝痛、有機リン系殺虫剤・副交感神経興奮剤の中毒、迷走神経性徐脈及び迷走神経性房室伝導障害、夜尿症、その他の徐脈及び房室伝導障害、非薬物性パーキンソニズム、麻酔前投薬 眼科用剤:診断または治療を目的とする散瞳と調節麻痺 |
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ヨウ化イソプロパミド | なし | |||||||||||||||||||
消炎酵素成分 | 塩化リゾチーム | レフトーゼ錠 | 抗炎症作用: 瘢痕形成・組織修復作用: 膿粘液の分解と排出作用: 出血抑制作用 |
ショック、アナフィラキシー様症状・SJ症候群・Lyell 症候群 (頻度不明) | 0.1〜5%未満(下痢、胃部不快感、悪心・嘔吐、食欲不振)、0.1%未満(口内炎等)、頻度不明{肝機能障害(AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP、LDHの上昇等、めまい} | 0.1%未満(過敏症) | 本剤の成分過敏症の既往歴、卵白アレルギー(アナフィラキシー・ショックを含む過敏症状) | アトピー性皮膚炎、気管支喘息、薬剤アレルギー、食物アレルギー等のアレルギー性素因、両親、兄弟等がアレルギー症状の既往歴、高齢者 | 作用機序は解明されていない点も多く、用量・効果の関係も必ずしも明らかにされていないので、漫然と投与しない。 | 1.慢性副鼻腔炎の腫脹の融解、痰の切れが悪く、喀出回数の多い気管支炎、気管支喘息、気管支拡張症の喀痰喀出困難、小手術時の術中術後出血の場合、通常、成人は1日塩化リゾチームとして、60〜270mg(力価)を3回に分けて経口投与する。2.歯槽膿漏症(炎症型)腫脹の緩解の場合、通常、成人は1日塩化リゾチームとして、180〜270mg(力価)を3回に分けて経口投与する。高齢者減量 | 1.慢性副鼻腔炎の腫脹の緩解、痰の切れが悪く、喀出回数の多い気管支炎、気管支喘息、気管支拡張症の喀痰喀出困難、小手術時の術中術後出血(歯科、泌尿器科領域)の場合 2.歯槽膿漏症(炎症型)腫脹の緩解の場合 | |||||||||
消炎酵素成分 | セラペプターゼ | ダーゼン5mg錠 | ・抗腫脹作用 ・喀痰・膿汁の融解・排泄促進作用 | 抗凝血剤(抗凝血剤の作用が増強) | 間質性肺炎、PIE症候群、AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸(0.1%未満) | 皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)及び中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、ショック、アナフィラキシー様症状(0.1%未満) | 0.1〜5%未満(食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐)、0.1%未満(下痢、鼻出血、血痰等の出血傾向) | 0.1〜5%未満(過敏症) | 本剤の成分過敏症の既往歴 | 薬物過敏症の既往歴、血液凝固異常、重篤な肝障害又は腎障害 | 作用機序は解明されていない点も多く、用量・効果の関係も必ずしも明らかにされていないので、漫然と投与しない。 | セラペプターゼとして、通常成人1日15〜30mgを1日3回に分けて毎食後に経口投与する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減する。製剤別の通常成人用法・用量は次のとおりである。 ◇ダーゼン5mg錠:1回1〜2錠宛、1日3回毎食後に経口投与 ◇ダーゼン10mg錠:1回1錠宛、1日3回毎食後に経口投与 ◇ダーゼン顆粒1%:1回0.5〜1g宛、1日3回毎食後に経口投与 本剤の体内での作用機序はなお解明されていない点も多く、また、用量・効果の関係も必ずしも明らかにされていない。従って漫然と投与すべきでない。 |
・手術後及び外傷後、慢性副鼻腔炎、乳汁うっ滞(乳房マッサージ及び搾乳を行っている場合)の症状の腫脹の緩解 ・気管支炎、肺結核、気管支喘息時の喀痰喀出困難 ・麻酔後の喀痰喀出困難 |
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抗炎症成分 | グリチルリチン酸二カリウム | 点眼のみなので、グリチルリチン酸モノアンモニウム:グリチロン注一号を使用 | 抗炎症作用 | ループ利尿剤・チアジド系および その類似降圧利尿剤 (低カリウム血症)、甘草(偽アルドステロン症) | 偽アルドステロン症(頻度不明)、横紋筋融解症(グリチルリチン酸または甘草を含有する製剤) | 偽アルドステロン症、ミオパシー、低カリウム血症(低カリウム血症、高血圧症等を悪化) | 高齢者、妊婦小児等 | 長期連用により偽アルドステロン症 | グリチルリチンとして、通常成人1日1回40mgを皮下注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 | 薬疹 |
鼻炎用点鼻薬 |
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リスクの程度の評価 | A 薬理作用 | B 相互作用 | C 重篤な副作用のおそれ | C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | D 濫用のおそれ | E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) | F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) | G 使用方法(誤使用のおそれ) | H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | 用法用量 | 効能効果 | |||||||||
評価の視点 | 薬理作用 | 相互作用 | 重篤な副作用のおそれ | 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | 薬理に基づく習慣性 | 適応禁忌 | 慎重投与 (投与により障害の再発・悪化のおそれ) |
症状の悪化につながるおそれ | 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) | 使用方法(誤使用のおそれ) | スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | |||||||||
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) | 併用注意 | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 使用量に上限があるもの | 過量使用・誤使用のおそれ | 長期使用による健康被害のおそれ | ||||||||||||
血管収縮成分 | 塩酸テトラヒドロゾリン | ABCスプレー点鼻薬、塩酸塩がなく、硝酸塩を使用 | 直接局所粘膜に適用すれば粘膜の充血、腫脹を除去する。 血圧上昇作用はエピネフリンと類似であり、作用の発現はエピネフリンより遅い。 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 (急激な血圧上昇) | 頻度不明(傾眠、頭痛、めまい、振戦、不眠症、脱力感、血圧上昇、心悸亢進、不整脈、熱感、刺激痛、乾燥感、反応性充血、鼻漏、長期使用で反応性の低下等) | 頻度不明(過敏症) | ・本剤に対し過敏症の既往歴・2歳未満の幼児・乳児(全身症状)・モノアミン酸化酵素阻害剤を投与中(急激な血圧上昇) | 冠動脈疾患、高血圧症、甲状腺機能亢進症、糖尿病、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、小児 | 連用又は頻回使用により反応性の低下や局所粘膜の二次充血を起こすことあるので、急性充血期に限って使用するか又は適切な休薬期間をおいて使用すること。 | 連用又は頻回使用により反応性の低下や局所粘膜の二次充血を起こすことある。小児において、過量投与により、発汗、徐脈、昏睡等の全身症状があらわれやすい。眼科用として使用しないこと。 | 連用又は頻回使用により反応性の低下や局所粘膜の二次充血を起こすことある。 | 本剤は原則として6 歳以上の小児及び成人に用いる。通常、成人3〜5時間毎に2 〜3 回鼻腔内に噴霧するか、又は2〜4滴を鼻腔内に点鼻する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 | 上気道の諸疾患の充血・うっ血 | |||||||
塩酸ナファゾリン | 0.05%プリビナ液「チバ」、塩酸ナファゾリンの配合剤しかなかったため、硝酸ナファゾリンの点鼻薬を用いた | 血管平滑筋のα-アドレナリン受容体に直接作用して血管を収縮させる。アドレナリンより強い末梢血管収縮作用を有し、作用持続時間も長い(ウサギ耳殻血管)。 | MAO阻害薬(急激な血圧上昇) | ・頻度不明(眠気等の鎮静作用(特に小児)、神経過敏、頭痛、めまい、不眠症、血圧上昇、悪心・嘔吐、熱感、刺激痛、乾燥感、嗅覚消失、反応性充血、長期投与で顆粒球減少・反応性の低下) | 頻度不明(過敏症) | 本剤の成分に対し過敏症の既往歴、2歳未満の乳・幼児(ショック)、MAO阻害剤の投与を受けている(急激な血圧上昇) | 冠動脈疾患、高血圧症、甲状腺機能亢進症、糖尿病、交感神経作用薬による不眠・めまいなどの既往、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、小児 | 連用又は頻回使用により反応性の低下や局所粘膜の二次充血を起こすことあるので、急性充血期に限って使用するか又は適切な休薬期間をおいて使用すること。 | 眼科用として使用しないこと。過量投与により、主な全身作用として、血圧上昇と二次作用として臓器虚血がみられる。幼・小児では過量投与により、顕著な鎮静があらわれ、発汗、徐脈、昏睡等の全身症状があらわれやすい。連用・頻回投与により顆粒球減少、反応性の低下、局所粘膜の二次充血を起こすことがある。 | 連用・頻回投与により顆粒球減少、反応性の低下、局所粘膜の二次充血を起こすことがある。 | 通常、成人鼻腔内には、1回2〜4滴を1日数回、咽頭・喉頭には1回1〜2mLを1日数回塗布又は噴霧する。なお、年齢、症状により適宜増減する。局所麻酔剤への添加には、局所麻酔剤1mLあたり0.05%液2〜4滴の割合で添加する。 | 上気道の諸疾患の充血・うっ血、上気道粘膜の表面麻酔時における局所麻酔剤の効力持続時間の延長 | ||||||||
塩酸フェニレフリン | ネオシネジンコーワ5%点眼液、点鼻薬がなく点眼薬を使用 | 塩酸フェニレフリンは選択的α1受容体刺激作用薬である。健常成人における散瞳は迅速であり、また、通常5〜6時間で正常に復す。 | MAO阻害薬(急激な血圧上昇)、三環系抗うつ薬(急激な血圧上昇)、シクロプロパン、ハロタンなどで全身麻酔する前には、本剤の投与を休止する | 頻度不明(結膜炎、眼圧上昇、血圧上昇)自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させない。 | 頻度不明(過敏症) | 狭隅角や前房が浅いなどの眼圧上昇の素因(急性閉塞隅角緑内障の発作) | 高血圧症、動脈硬化症、冠不全または心不全などの心臓疾患、糖尿病または甲状腺機能亢進症、小児、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 | 長期にわたる散瞳は虹彩が癒着するという報告がある(点眼の注意) | 通常1回、1〜2滴宛点眼する。 | 診断または治療を目的とする散瞳 | ||||||||||
抗ヒスタミン成分 | 塩酸イプロヘプチン | なし | ||||||||||||||||||
マレイン酸クロルフェニラミン | 外用がないのでポララミン錠2mgを使用 | 抗ヒスタミン作用 | 中枢神経抑制剤・アルコール・MAO阻害剤・抗コリン作用を有する薬剤(相互に作用を増強)、ドロキシドパ,ノルエピネフリン(血圧の異常上昇) | 痙攣・錯乱・再生不良性貧血・無顆粒球症(頻度不明) | ショック(頻度不明) | 5%以上又は頻度不明(鎮静、神経過敏、頭痛、焦燥感、複視、眠気、不眠、めまい、耳鳴、前庭障害、多幸症、情緒不安、ヒステリー、振戦、神経炎、協調異常、感覚異常、霧視、口渇、胸やけ、食欲不振、悪心、嘔吐、腹痛、便秘、下痢、頻尿、排尿困難、尿閉等低血圧、心悸亢進、頻脈、期外収縮、鼻及び気道の乾燥、気管分泌液の粘性化、喘鳴、鼻閉、溶血性貧血、肝機能障害(AST(GOT)・ALT(GPT)・Al-Pの上昇等)、悪寒、発汗異常、疲労感、胸痛、月経異常、0.1%未満(血小板減少),自動車の運転等危険を伴う機械の操作 | 5%以上又は頻度不明(過敏症) | 本剤の成分又は類似化合物に対し過敏症の既往歴、緑内障(増悪)、前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患(増悪)、低出生体重児・新生児(痙攣等の重篤な反応があらわれるおそれ) | 眼内圧亢進、甲状腺機能亢進症、狭窄性消化性潰瘍、幽門十二指腸通過障害、循環器系疾患、高血圧症、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 | d-マレイン酸クロルフェニラミンとして,通常,成人には1回2mgを1日1〜4回経口投与する。なお,年齢,症状により適宜増減する。 | じん麻疹,血管運動性浮腫,枯草熱,皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎,皮膚そう痒症,薬疹),アレルギー性鼻炎,血管運動性鼻炎,感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽。 | |||||||||
抗アレルギー成分 | クロモグリク酸ナトリウム | インタール点鼻液 | 抗原抗体反応に伴って起こるマスト細胞からの化学伝達物質(ヒスタミン等)の遊離を抑制することによってアレルギー性鼻炎の発現を防止する.また,ヒト末梢静脈血由来の炎症性細胞(好酸球,好中球,単球)の活性化に対して抑制作用をもつ. | アナフィラキシー様症状(0.1%未満) | 0.1〜5%未満(鼻内刺激感)0.1%未満(鼻出血、頭痛) | 0.1%未満(過敏症) | 本剤の成分に対し過敏症の既往歴 | 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 | 噴霧吸入させること。内服しても効果は得られない | 1日6回(起床時,日中約3時間ごとに4回,就寝前),1回各鼻腔に1噴霧(クロモグリク酸ナトリウムとして2.6mg)ずつ噴霧吸入する.症状の緩解が得られれば,その後の経過を観察しながら減量すること. | アレルギー性鼻炎 | |||||||||
殺菌成分 | 塩化ベンザルコニウム | 0.1w/v%ヂアミトール水 | ・本剤は使用濃度において、栄養型細菌(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、真菌等には有効であるが、結核菌及び大部分のウイルスに対する殺菌効果は期待できない。イオン界面活性剤であるので、表面張力を低下させ、清浄作用、乳化作用等を示す。・作用機序は、陰電荷を帯びる細菌に陽電荷を帯びる塩化ベンザルコニウムが菌体表面に吸着・集積され、菌体たん白を変性させ殺菌作用をあらわす。 | 頻度不明(過敏症) | 粘膜、創傷面または炎症部位に長期間または広範囲に使用しないこと | ・原液は皮膚・粘膜に付着及び眼に入らないように注意する(刺激性がある) 。・炎症または易刺激性の部位(粘膜、陰股部等)への使用:正常の部位への使用より低濃度とすることが望ましい。また、使用後は滅菌精製水で水洗する。・深い創傷または眼に使用する希釈水溶液は、調製後滅菌処理すること。・経口投与しないこと。浣腸には使用しないこと。・密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状があらわれることがあるので、使用しないことが望ましい。 | ・粘膜、創傷面または炎症部位に長期間または広範囲に使用しないこと(全身吸収による筋脱力を起こすおそれがある)。 | 効能・効果:用法・用量 (塩化ベンザルコニウム濃度)(1)手指・皮膚の消毒:通常石けんで十分に洗浄し、水で石けん分を十分に洗い落とした後、塩化ベンザルコニウム0.05〜0.1%溶液に浸して洗い、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。術前の手洗の場合には、5〜10分間ブラッシングする。(2)手術部位(手術野)の皮膚の消毒:手術前局所皮膚面を塩化ベンザルコニウム0.1%溶液で約5分間洗い、その後塩化ベンザルコニウム0.2%溶液を塗布する。(3)手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒:塩化ベンザルコニウム0.01〜0.025%溶液を用いる。(4)感染皮膚面の消毒:塩化ベンザルコニウム0.01%溶液を用いる。(5)医療用具の消毒:塩化ベンザルコニウム0.1%溶液に10分間浸漬するか、または厳密に消毒する際は、器具を予め2%炭酸ナトリウム水溶液で洗い、その後塩化ベンザルコニウム0.1%溶液中で15分間煮沸する。(6)手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒:塩化ベンザルコニウム0.05〜0.1%溶液を布片で塗布・清拭するか、または噴霧する。(7)膣洗浄 塩化ベンザルコニウム0.02〜0.05%溶液を用いる。(8)結膜嚢の洗浄・消毒 塩化ベンザルコニウム0.01〜0.05%溶液を用いる。・炎症または易刺激性の部位(粘膜、陰股部等)への使用:正常の部位への使用より低濃度とすることが望ましい | ||||||||||||
殺菌成分 | 塩化ベンゼトニウム | ハイアミン液、塩化ベンゼトニウム10w/v% | 芽胞のない細菌、真菌類に広く抗菌性を有し、グラム陽性菌には陰性菌よりも低濃度で効果を示す。一方、結核菌及び大部分のウイルスに対する殺菌効果は期待できない | 頻度不明(過敏症) | ・原液は皮膚・粘膜に付着及び眼に入らないように注意する 。・炎症または易刺激性の部位(粘膜、陰股部等)への使用時は低濃度・経口投与しないこと。・密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状があらわれることがあるので、使用しないことが望ましい。 ・深い創傷又は眼にしようする場合の希釈液は注射用蒸留水か滅菌精製水を使用 |
全身吸収による筋脱力をおこすおそれがあるので、粘膜、創傷面又は炎症部位に長期間又は広範囲に使用しない。 | (1)通常石けんで十分に洗浄し、水で石けん分を十分に洗い落した後、塩化ベンゼトニウム0.05〜0.1%溶液(本剤の100〜200倍希釈液)に浸して洗い、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する、術前の手洗の場合には、5〜10分間ブラッシングする(2)手術前局所皮膚面を、塩化ベンゼトニウム0.1%溶液(本剤の100倍希釈液)で約5分間洗い、その後塩化ベンゼトニウム0.2%溶液(本剤の50倍希釈液)を塗布する(3)塩化ベンゼトニウム0.01〜0.025%溶液(本剤の400〜1,000倍希釈液)を用いる(4)塩化ベンゼトニウム0.01%溶液(本剤の1,000倍希釈液)を用いる(5)塩化ベンゼトニウム0.025%溶液(本剤の400倍希釈液)を用いる(6)塩化ベンゼトニウム0.02%溶液(本剤の500倍希釈液)を用いる(7)塩化ベンゼトニウム0.1%溶液(本剤の100倍希釈液)に10分間浸漬するか、または厳密に消毒する際には、器具を予め2%炭酸ナトリウム水溶液で洗い、その後塩化ベンゼトニウム0.1%溶液(本剤の100倍希釈液)中で15分間煮沸する(8)塩化ベンゼトニウム0.05〜0.2%溶液(本剤の50〜200倍希釈液)を布片で塗布・清拭するか、または噴霧する | (1)手指・皮膚の消毒(2)手術部位(手術野)の皮膚の消毒(3)手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒(4)感染皮膚面の消毒(5)腟洗浄(6)結膜のうの洗浄・消毒(7)医療用具の消毒(8)手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒 | ||||||||||||
抗炎症成分 | グリチルリチン酸二カリウム | ノイボルミチン、点鼻薬がなかったため、点眼薬の添付文書を使用 | 抗アレルギー作用、角膜上皮再生促進作用を有する | 頻度不明(眼の刺激感) | 頻度不明(過敏症) | 点眼用にのみ使用 | 通常、1回2〜3滴を1日5〜6回点眼する。なお、症状により適宜増減する。 | アレルギー性結膜炎 |
点耳薬 |
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リスクの程度の評価 | A 薬理作用 | B 相互作用 | C 重篤な副作用のおそれ | C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | D 濫用のおそれ | E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) | F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) | G 使用方法(誤使用のおそれ) | H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | 用法用量 | 効能効果 | |||||||||
評価の視点 | 薬理作用 | 相互作用 | 重篤な副作用のおそれ | 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | 薬理に基づく習慣性 | 適応禁忌 | 慎重投与 (投与により障害の再発・悪化のおそれ) |
症状の悪化につながるおそれ | 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) | 使用方法(誤使用のおそれ) | スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | |||||||||
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) | 併用注意 | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 使用量に上限があるもの | 過量使用・誤使用のおそれ | 長期使用による健康被害のおそれ | ||||||||||||
フェノール | フェノール | 本剤は、使用濃度においてグラム陽性菌、グラム陰性菌、結核菌には有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及び大部分のウイルスに対する効果は期待できない。 | 頻度不明(過敏症) | ・損傷皮膚及び粘膜(吸収され中毒症状発現) | ・原液または濃厚液が皮膚に付着した場合には腐蝕及び吸収され、中毒症状を起こすことがある ・眼に入らないように注意すること。 ・本剤は必ず希釈し、濃度に注意して使用すること。 ・炎症または易刺激性の部位に使用する場合には、濃度に注意して正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。 ・外用にのみ使用すること。 ・密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状及び吸収され、中毒症状があらわれるおそれがあるので、使用しないこと。 ・長期間または広範囲に使用しないこと。[吸収され、中毒症状を起こすおそれがある。] ・誤飲を避けるため、保管及び取扱いには十分注意すること。 |
長期間に使用しないこと。(吸収され、中毒症状の発現のおそれ。) | 効能・効果 用法・用量(本品希釈倍数) ・手指・皮膚の消毒:フェノールとして1.5〜2%溶液を用いる。(50〜67倍) ・医療用具、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒 :フェノールとして2〜5%溶液を用いる。(20〜50倍) 排泄物の消毒:フェノールとして3〜5%溶液を用いる。(20〜33倍) 下記疾患の鎮痒 痒疹(小児ストロフルスを含む)、じん麻疹、虫さされ 液: フェノールとして1〜2%溶液を用いる。(50〜100倍) 軟膏:フェノールとして2〜5%軟膏を用いる。(20〜50倍) |
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アミノ安息香酸エチル | アミノ安息香酸エチル軟膏「マルイシ」 を使用 | 過敏症 | 本剤に対し過敏症の既往歴 | 眼には使用しないこと。 | 適宜患部に使用する。 | 下記疾患における鎮痛・鎮痒 外傷、熱傷、日焼け、皮膚潰瘍、そう痒症、痔疾 |
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塩酸プロカイン | 塩酸プロカイン注「ホエイ」 局所麻酔に類似のため使用 |
合成局所麻酔薬の原型であり、感覚・求心神経線維のNa+チャネルを遮断し、活動電位の伝導を抑制することにより局所麻酔作用を発現する。粘膜への浸透性が悪いので表面麻酔としては無効である。代謝産物が血管拡張作用を有し、速やかに吸収されるのでエピネフリンの添加が必要である。 | 振せん、痙れん等の中毒症状(頻度不明) | ショック(頻度不明) | 頻度不明(ねむけ、不安、興奮、霧視、めまい、悪心・嘔吐、メトヘモグロビン血症) | 頻度不明(過敏症) | 重篤な出血やショック状態(脊椎、硬膜外麻酔時:症状が悪化)、注射部位またはその周辺に炎症(脊椎、硬膜外麻酔時:効果が急激に発現)、敗血症の患者(脊椎、硬膜外麻酔時:敗血症性の髄膜炎がおこるおそれ)、メトヘモグロビン血症〔脊椎麻酔を除く〕 (症状が悪化するおそれ)、本剤または安息香酸エステル(コカインを除く)系局所麻酔薬に対し過敏症の既往歴 |
高齢者、妊婦または妊娠している可能性のある婦人、妊娠末期の婦人 | 使用に際し、目的濃度の水性注射液として使用する。 脊椎麻酔(腰椎麻酔) 5〜10%注射液とし、通常、成人には塩酸プロカインとして、低位麻酔には50〜100mg、高位麻酔には150〜200mgを使用する。 硬膜外麻酔 (基準最高用量:1回600mg)1.5〜2%注射液とし、通常、成人には塩酸プロカインとして、200〜400mgを使用する。 伝達麻酔 1〜2%注射液とし、通常、成人には塩酸プロカインとして、10〜400mgを使用する。 浸潤麻酔 (基準最高用量:1回1,000mg)0.25〜0.5%注射液とし、通常、成人には塩酸プロカインとして、1回1,000mgの範囲内で使用する。歯科領域麻酔 2%注射液にエピネフリンを添加したものを用い、伝達麻酔、浸潤麻酔には、通常、成人には塩酸プロカインとして、10〜100mgを使用する。 ただし、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する。 必要に応じエピネフリン(通常濃度1:10万〜20万)を添加して使用する。 |
脊椎麻酔(腰椎麻酔)、硬膜外麻酔、伝達麻酔、浸潤麻酔、歯科領域における伝達麻酔・浸潤麻酔 | ||||||||||
アクリノール | アクリノール液 | グラム陽性、陰性菌に有効で、特に連鎖球菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、淋菌に対し、静菌及び殺菌作用がある。作用機序は、生体でアクリジニウムイオンとなり細胞の呼吸酵素を阻害するといわれている。 | 頻度不明(塗布部の疼痛、発赤、腫脹等潰瘍、壊死) | 頻度不明(過敏症) | ・大量服用時には、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、肝機能障害 ・外用にのみ使用し、内服しないこと | 0.05〜0.2w/v%の液として使用する。 | 化膿局所の消毒、泌尿器・産婦人科術中術後、化膿性疾患(せつ、よう、扁桃炎、副鼻腔炎、中耳炎) | |||||||||||||
メントール | 内服のみ |
口腔咽喉薬(せき,たんを標榜しないトローチ剤を含む)、口内炎用薬 |
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リスクの程度の評価 | A 薬理作用 | B 相互作用 | C 重篤な副作用のおそれ | C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | D 濫用のおそれ | E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) | F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) | G 使用方法(誤使用のおそれ) | H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | 用法用量 | 効能効果 | |||||||||
評価の視点 | 薬理作用 | 相互作用 | 重篤な副作用のおそれ | 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | 薬理に基づく習慣性 | 適応禁忌 | 慎重投与 (投与により障害の再発・悪化のおそれ) |
症状の悪化につながるおそれ | 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) | 使用方法(誤使用のおそれ) | スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | |||||||||
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) | 併用注意 | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 使用量に上限があるもの | 過量使用・誤使用のおそれ | 長期使用による健康被害のおそれ | ||||||||||||
殺菌消毒成分 | 塩化セチルピリジニウム | スプロールトローチ | 口中で頻繁に遭遇する病原細菌である溶血性連鎖球菌や黄色プドウ球菌またカンジダ等の真菌に対して、強力な殺菌作用を現す。 | 0.1%未満(口腔、咽頭の刺激感等) | 5%以上又は頻度不明(過敏症) | 口腔内で唾液により徐々に溶かしながら用いる(噛み砕いたり、飲み噛んだりしない)(トローチとしての注意) | 1回1錠を1日3〜4回かまずに口中で徐々に溶解して使用する。 | 咽頭炎、扁桃炎、口内炎 | ||||||||||||
塩酸クロルヘキシジン | 塩酸クロルヘキシジントローチ:ダントローチ・ヒビテン | 抗菌剤の中でも広範囲の微生物に作用する部類に属し、特にブドウ球菌などのグラム陽性球菌には、低濃度でも迅速な殺作用を示す。一方、大腸菌などのグラム陰性菌にも比較的低濃度で作用することが知られているが、グラム陽性菌にくらべ感受性に幅がみられる。 真菌類の多くにも感受性をしめすが、全般的に細菌類よりも抵抗性がみられる。 |
0.1〜5%未満(舌のしびれ、味覚異常、口内炎、黒舌症、胃部不快感、胃部膨満感、嘔吐、下痢等) | 頻度不明 (過敏症) | クロルヘキシジンに対して過敏症の既往歴 | 口腔内で唾液により徐々に溶かしながら用いる(噛み砕いたり、飲み噛んだりしない)(トローチとしての注意) | 通常、1回1錠(塩酸クロルヘキシジンとして5mg)を1日3〜5回、2時間ごとに投与し、口中で徐々に溶解させる。 | 口内炎、抜歯創を含む口腔創傷の感染予防 | ||||||||||||
ポビドンヨード | イソジンガーグル | 殺細菌に対する効果、殺ウイルス(コクサッキーウイルス、エコーウイルス、エンテロウイルス)効果を有する。 またヒト免疫不全ウイルス(HIV)に対しては、イソジンガーグルの30倍希釈液で30秒以内に不活化した。その他ポリオウイルスに対しても効果が認められた。 |
ショック、アナフィラキシー様症状(0.1%未満) | 0.1〜5%未満(口腔、咽頭の刺激感、悪心)、0.1%未満 (口腔粘膜びらん、口中のあれ、不快感) | 過敏症(0.1%未満) | 本剤又はヨウ素に対し過敏症の既往歴 | 甲状腺機能に異常 | 抜歯後等の口腔創傷時(血餅の形成が阻害されると考えられる時期)にはげしい洗口は避ける。眼に入らないようにする。用時希釈して使用。含そうにのみ使用 | 用時15〜30倍(本剤2〜4mLを約60mLの水)に希釈し、1日数回含嗽する。 | 咽頭炎、扁桃炎、口内炎、抜歯創を含む口腔創傷の感染予防、口腔内の消毒 | ||||||||||
ヨウ化カリウム | 内服のみ | |||||||||||||||||||
ヨウ素 | プレポダインソリューション | ・使用濃度において、栄養型細菌(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、結核菌、真菌、一部のウイルスに有効である。 ・細菌、真菌に対する殺菌効果、結核菌に対する効果が認められる。 |
アナフィラキシー様症状(0.1%未満) | 0.1%未満 (そう痒感、灼熱感、皮膚潰瘍、皮膚変色、接触皮膚炎 、血中甲状腺ホルモン値(T3、T4値等)の上昇あるいは低下などの甲状腺機能異常) | (0.1%未満)過敏症 | 妊娠中及び授乳中の婦人への長期にわたる広範囲の投与 | 本剤またはヨウ素に対し過敏症の既往歴、甲状腺機能に異常、重症の熱傷、新生児、膣内投与、妊婦の膣内長期投与(新生児に一過性の甲状腺機能低下) | 眼に入らないよう注意。外用にのみ使用する | 妊娠中及び授乳中の婦人への長期にわたる広範囲の投与で先天性甲状腺機能低下症の乳児、 溶液の大量かつ長時間の接触によって皮膚変色、接触皮膚炎 |
1.本剤を塗布する。 2.本剤を患部に塗布する。 |
1.手術部位(手術野)の皮膚の消毒、手術部位(手術野)の粘膜の消毒 2.皮膚・粘膜の創傷部位の消毒、熱傷皮膚面の消毒 |
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アクリノール | アクリノール液 | グラム陽性、陰性菌に有効で、特に連鎖球菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、淋菌に対し、静菌及び殺菌作用がある。作用機序は、生体でアクリジニウムイオンとなり細胞の呼吸酵素を阻害するといわれている。 | 頻度不明(塗布部の疼痛、発赤、腫脹等潰瘍、壊死) | 頻度不明(過敏症) | ・大量服用時には、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、肝機能障害 ・外用にのみ使用し、内服しないこと | 0.05〜0.2w/v%の液として使用する。 | 化膿局所の消毒、泌尿器・産婦人科術中術後、化膿性疾患(せつ、よう、扁桃炎、副鼻腔炎、中耳炎) | |||||||||||||
抗炎症成分 | アズレンスルホン酸ナトリウム | 含嗽:アズノール錠 | 消炎作用及び創傷治癒促進作用、ヒスタミン遊離抑制・白血球遊走阻止作用を有する | 0.1%未満(口中のあれ)、頻度不明(口腔・咽頭の刺激感) | 抜歯後等の口腔創傷時(血餅の形成が阻害されると考えられる時期)にはげしい洗口は避ける。 | アズレンスルホン酸ナトリウムとして、1回4〜6mg≪アズノール錠:2〜3錠≫を、適量(約100mL)の水又は微温湯に溶解し、1日数回含嗽する | 咽頭炎、扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎、口腔創傷 | |||||||||||||
塩化リゾチーム | レフトーゼ錠 | 抗炎症作用: 瘢痕形成・組織修復作用: 膿粘液の分解と排出作用: 出血抑制作用 |
ショック、アナフィラキシー様症状・SJ症候群・Lyell 症候群 (頻度不明) | 0.1〜5%未満(下痢、胃部不快感、悪心・嘔吐、食欲不振)、0.1%未満(口内炎等)、頻度不明{肝機能障害(AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP、LDHの上昇等、めまい} | 0.1%未満(過敏症) | 本剤の成分過敏症の既往歴、卵白アレルギー(アナフィラキシー・ショックを含む過敏症状) | アトピー性皮膚炎、気管支喘息、薬剤アレルギー、食物アレルギー等のアレルギー性素因、両親、兄弟等がアレルギー症状の既往歴、高齢者 | 作用機序は解明されていない点も多く、用量・効果の関係も必ずしも明らかにされていないので、漫然と投与しない。 | 1.慢性副鼻腔炎の腫脹の融解、痰の切れが悪く、喀出回数の多い気管支炎、気管支喘息、気管支拡張症の喀痰喀出困難、小手術時の術中術後出血の場合、通常、成人は1日塩化リゾチームとして、60〜270mg(力価)を3回に分けて経口投与する。2.歯槽膿漏症(炎症型)腫脹の緩解の場合、通常、成人は1日塩化リゾチームとして、180〜270mg(力価)を3回に分けて経口投与する。高齢者減量 | 1.慢性副鼻腔炎の腫脹の緩解、痰の切れが悪く、喀出回数の多い気管支炎、気管支喘息、気管支拡張症の喀痰喀出困難、小手術時の術中術後出血(歯科、泌尿器科領域)の場合 2.歯槽膿漏症(炎症型)腫脹の緩解の場合 | ||||||||||
グリチルリチン酸二カリウム | グリチルリチンニカリウムは点眼のみ、ここではトローチが主なのでグリチルリチンモノアンモニウムの注射(グリチロン注一号)の添付文書を使用 | 抗炎症作用 (1)抗アレルギー作用 (2)アラキドン酸代謝系酵素の阻害作用 |
甘草を含有する製剤、ループ利尿剤・チアジド系および その類似降圧利尿剤 | 偽アルドステロン症(頻度不明)、横紋筋融解症(グリチルリチン酸または甘草を含有する製剤) | アルドステロン症、ミオパシー、低カリウム血症(低カリウム血症、高血圧症等を悪化) | 高齢者、妊婦等、小児 | 長期連用により偽アルドステロン症 | グリチルリチンとして、通常成人1日1回40mgを皮下注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 | 薬疹 | |||||||||||
グリチルレチン 酸 | 皮膚科軟膏はあるが口内用はなし | |||||||||||||||||||
抗炎症成分 | トラネキサム酸 | トランサミンカプセル | ・抗プラスミン作用(抗線溶作用) ・止血作用(フィブリン分解を阻害することによって止血) ・抗アレルギー・抗炎症作用 |
トロンビン(血栓形成傾向) | ヘモコアグラーゼ(大量併用により血栓形成傾向)、バトロキソビン(血栓・塞栓症)、凝固因子製剤(口腔等,線溶系活性が強い部位では凝固系がより亢進) | 0.1〜1%未満(食欲不振,悪心,嘔吐,下痢,胸やけ)、0.1%未満(眠気) | 0.1%未満(過敏症) | トロンビンを投与中 | 血栓、消費性凝固障害、術後の臥床状態および圧迫止血の処置、腎不全、本剤に対し過敏症の既往歴、高齢者 | トラネキサム酸として,通常成人1日750〜2,000mgを3〜4回に分割経口投与する。高齢者で減量。 | ○全身性線溶亢進が関与すると考えられる出血傾向 (白血病,再生不良性貧血,紫斑病等,および手術中・術後の異常出血) ○局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血 (肺出血,鼻出血,性器出血,腎出血,前立腺手術中・術後の異常出血) ○下記疾患における紅斑・腫脹・そう痒等の症状 湿疹およびその類症,蕁麻疹,薬疹・中毒疹 ○下記疾患における咽頭痛・発赤・充血・腫脹等の症状 扁桃炎,咽喉頭炎 ○口内炎における口内痛および口内粘膜アフター |
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アラントイン | なし |
歯痛・歯槽膿漏薬 |
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リスクの程度の評価 | A 薬理作用 | B 相互作用 | C 重篤な副作用のおそれ | C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | D 濫用のおそれ | E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) | F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) | G 使用方法(誤使用のおそれ) | H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | 用法用量 | 効能効果 | |||||||||
評価の視点 | 薬理作用 | 相互作用 | 重篤な副作用のおそれ | 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | 薬理に基づく習慣性 | 適応禁忌 | 慎重投与 (投与により障害の再発・悪化のおそれ) |
症状の悪化につながるおそれ | 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) | 使用方法(誤使用のおそれ) | スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | |||||||||
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) | 併用注意 | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 使用量に上限があるもの | 過量使用・誤使用のおそれ | 長期使用による健康被害のおそれ | ||||||||||||
歯痛・歯槽膿漏薬 | ||||||||||||||||||||
殺菌成分 | イソプロピルメチルフェノール | フェノールを使用 | 本剤は、使用濃度においてグラム陽性菌、グラム陰性菌、結核菌には有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及び大部分のウイルスに対する効果は期待できない。 | 頻度不明(過敏症) | ・損傷皮膚及び粘膜(吸収され中毒症状発現) | ・原液または濃厚液が皮膚に付着した場合には腐蝕及び吸収され、中毒症状を起こすことがある ・眼に入らないように注意すること。 ・本剤は必ず希釈し、濃度に注意して使用すること。 ・炎症または易刺激性の部位に使用する場合には、濃度に注意して正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。 ・外用にのみ使用すること。 ・密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状及び吸収され、中毒症状があらわれるおそれがあるので、使用しないこと。 ・長期間または広範囲に使用しないこと。[吸収され、中毒症状を起こすおそれがある。] ・誤飲を避けるため、保管及び取扱いには十分注意すること。 |
長期間に使用しないこと。(吸収され、中毒症状の発現のおそれ。) | 効能・効果 用法・用量(本品希釈倍数) ・手指・皮膚の消毒:フェノールとして1.5〜2%溶液を用いる。(50〜67倍) ・医療用具、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒 :フェノールとして2〜5%溶液を用いる。(20〜50倍) 排泄物の消毒:フェノールとして3〜5%溶液を用いる。(20〜33倍) 下記疾患の鎮痒 痒疹(小児ストロフルスを含む)、じん麻疹、虫さされ 液: フェノールとして1〜2%溶液を用いる。(50〜100倍) 軟膏:フェノールとして2〜5%軟膏を用いる。(20〜50倍) |
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塩化セチルピリジ | スプロールトローチ | 口中で頻繁に遭遇する病原細菌である溶血性連鎖球菌や黄色プドウ球菌またカンジダ等の真菌に対して、強力な殺菌作用を現す。 | 0.1%未満(口腔、咽頭の刺激感等) | 5%以上又は頻度不明(過敏症) | 口腔内で唾液により徐々に溶かしながら用いる(噛み砕いたり、飲み噛んだりしない)(トローチとしての注意) | 1回1錠を1日3〜4回かまずに口中で徐々に溶解して使用する。 | 咽頭炎、扁桃炎、口内炎 | |||||||||||||
グルコン酸クロルヘキシジン | 医療用には歯科用がなく、塩酸クロルヘキシジンのトローチ:ダン・トローチを使用 | 抗菌剤の中でも広範囲の微生物に作用する部類に属し、特にブドウ球菌などのグラム陽性球菌には、低濃度でも迅速な殺作用を示す。一方、大腸菌などのグラム陰性菌にも比較的低濃度で作用することが知られているが、グラム陽性菌にくらべ感受性に幅がみられる。 真菌類の多くにも感受性をしめすが、全般的に細菌類よりも抵抗性がみられる。 |
0.1〜5%未満(舌のしびれ、味覚異常、口内炎、黒舌症、胃部不快感、胃部膨満感、嘔吐、下痢等) | 頻度不明 (過敏症) | クロルヘキシジンに対して過敏症の既往歴 | 口腔内で唾液により徐々に溶かしながら用いる(噛み砕いたり、飲み噛んだりしない)(トローチとしての注意) | 通常、1回1錠(塩酸クロルヘキシジンとして5mg)を1日3〜5回、2時間ごとに投与し、口中で徐々に溶解させる。 | 口内炎、抜歯創を含む口腔創傷の感染予防 | ||||||||||||
殺菌成分 | クレオソート | 配合剤しかなしかなかったため、薬局方を用いた | 本薬の防腐、殺菌作用はフェノールに劣るが、毒性並びに刺激作用は弱い。粘膜、創傷面などに対し、初め刺激するが、後に知覚麻ひを起こす | 大量使用で粘膜の刺激、腐食、更にめまい、昏睡、けいれん | うか及び根管の消毒、歯髄炎の鎮痛・鎮静。通法に従ってうか及び根管の処置後、適量を滅菌小綿球又は綿繊維に浸潤させてか内あるいは根管内に挿入し、仮封する。 | |||||||||||||||
チモール | 保存剤としてしかなかったため、薬局方を用いた | 本薬は他の有機物が共存しなければフェノールやクレゾールより殺菌力が強い。健康な皮膚、粘膜を腐蝕せず、わずかに刺激により剥離を起こす程度である。しかし、創傷粘膜に対してはかなりの刺激性を有する。内服しても著しく胃腸を刺激することがないから内用剤としても用いられる。 | 服用後、食道や胃腔内にやけるような感覚を引き起こす。腸のぜん動作用を刺激して下痢症状を起こす。 | 局所の殺菌用に液剤、軟膏剤又は粉剤として使用されている。例えば、チモール1%とサリチル酸3%を含むエタノール溶液、酸化亜鉛やステアリン酸亜鉛を含む1〜2%の軟膏、チモール2%、ホウ酸35%を含むタルク製剤などが用いられる。その他本薬はうがいぐすり、洗浄料、歯みがき剤などに添加して用いられる。 | ||||||||||||||||
ヒノキチオール | 配合剤のみ | |||||||||||||||||||
フェノール | フェノール 歯科用ではない | 本剤は、使用濃度においてグラム陽性菌、グラム陰性菌、結核菌には有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及び大部分のウイルスに対する効果は期待できない。 | 頻度不明(過敏症) | ・損傷皮膚及び粘膜(吸収され中毒症状発現) | ・原液または濃厚液が皮膚に付着した場合には腐蝕及び吸収され、中毒症状を起こすことがある ・眼に入らないように注意すること。 ・本剤は必ず希釈し、濃度に注意して使用すること。 ・炎症または易刺激性の部位に使用する場合には、濃度に注意して正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。 ・外用にのみ使用すること。 ・密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状及び吸収され、中毒症状があらわれるおそれがあるので、使用しないこと。 ・長期間または広範囲に使用しないこと。[吸収され、中毒症状を起こすおそれがある。] ・誤飲を避けるため、保管及び取扱いには十分注意すること。 |
長期間に使用しないこと。(吸収され、中毒症状の発現のおそれ。) | 効能・効果 用法・用量(本品希釈倍数) ・手指・皮膚の消毒:フェノールとして1.5〜2%溶液を用いる。(50〜67倍) ・医療用具、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒 :フェノールとして2〜5%溶液を用いる。(20〜50倍) 排泄物の消毒:フェノールとして3〜5%溶液を用いる。(20〜33倍) 下記疾患の鎮痒 痒疹(小児ストロフルスを含む)、じん麻疹、虫さされ 液: フェノールとして1〜2%溶液を用いる。(50〜100倍) 軟膏:フェノールとして2〜5%軟膏を用いる。(20〜50倍) |
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局所麻酔成分 | アミノ安息香酸エチル | ビーゾカイン・ゼリー | 神経幹には効果はないが神経末端部において麻酔作用があり、粘膜および表皮剥離部局所の知覚を麻ひする作用がある。 本剤は塩化ベンゼトニウムを含有し、Sta.aureus FDA 209P, E.coliおよびP.aeruginosaに対し抗菌力を示した。 |
中枢神経(振戦、痙攣) | ショック | 中枢神経(眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、悪心・嘔吐) | 過敏症 | ・安息香酸エステル系局所麻酔剤に対して、過敏症の既往歴 ・メトヘモグロビン血症 |
歯科用以外に使用しないこと、 使用量は必要最少量にとどめること |
本剤を適量取り、局所に塗布する。 | 歯科領域における表面麻酔。 | |||||||||
局所麻酔成分 | 塩酸ジブカイン | ペルカミン注、表面麻酔類似と考え使用 | 感覚・求心神経繊維のNa+チャネルを遮断することにより局所麻酔作用を発現する。効力、持続性、毒性いずれも最大級の局所麻酔薬であるが、より効力を強めるために局所鎮痛以外の目的にはエピネフリンを添加して用いる | 振戦、痙攣等の中毒症状(頻度不明) | ショック(頻度不明) | 頻度不明(眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、悪心・嘔吐等) | 頻度不明(過敏症) | 本剤に対し過敏症の既往歴 | 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー反応を起こしやすい体質。高齢者。妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。 | 使用に際し、目的濃度の水性注射液または水性液として使用する。 ただし、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する。 仙骨麻酔0.05〜0.1%注射液にエピネフリンを添加したものを用い、塩酸ジブカインとして、通常成人10〜30mgを使用する。 伝達麻酔(基準最高用量:1回40mg) 0.05〜0.1%注射液にエピネフリンを添加したものを用い、塩酸ジブカインとして、通常成人3〜40mgを使用する。 浸潤麻酔(基準最高用量:1回40mg) 0.05〜0.1%注射液にエピネフリンを添加したものを用い、塩酸ジブカインとして、通常成人1〜40mgを使用する。 表面麻酔 ・耳鼻咽喉科領域の粘膜麻酔には、1〜2%液にエピネフリンを添加したものを用い、噴霧または塗布する。 ・眼科領域の麻酔には、0.05〜0.1%液にエピネフリンを添加したものを用い、通常成人には1〜5滴を点眼する。 ・尿道粘膜麻酔には、0.1%液にエピネフリンを添加したものを用い、塩酸ジブカインとして、通常成人男子10〜20mg、女子3〜7mg ・膀胱粘膜麻酔には、0.025〜0.05%液にエピネフリンを添加したものを用い、塩酸ジブカインとして、通常成人10〜20mg ・局所鎮痛には、0.025〜0.05%液を用い、適量を使用する。 歯科領域麻酔 0.1%注射液にエピネフリンを添加したものを用い、伝達麻酔・浸潤麻酔には塩酸ジブカインとして、通常成人1〜2mg |
仙骨麻酔、伝達麻酔、浸潤麻酔、表面麻酔、歯科領域における伝達麻酔・浸潤麻酔 | |||||||||
抗炎症成分 | グリチルリチン酸二カリウム | ノイボルミチン 歯痛・歯槽膿漏薬がなかったため、点眼薬の添付文書を使用 |
抗アレルギー作用、角膜上皮再生促進作用を有する | 頻度不明(眼の刺激感) | 頻度不明(過敏症) | 点眼用にのみ使用(点眼としの注意) | 通常、1回2〜3滴を1日5〜6回点眼する。なお、症状により適宜増減する。 | アレルギー性結膜炎 | ||||||||||||
グリチルレチン酸 | デルマクリン軟膏 歯科用でない軟膏 |
グリチルレチン酸は急性炎症に対する抗炎症作用(浮腫抑制-ラット、肉芽腫抑制-ラット、抗紅斑-モルモット)を有する。抗炎症作用は主成分であるグリチルレチン酸の化学構造がハイドロコーチゾンの化学構造に類似しているところによると推定される。 | 5%以上又は頻度不明(過敏症) | 眼科用として使用しない(軟膏としての注意) | 通常、症状により適量を1日数回患部に塗布または塗擦する。 | 湿疹、皮膚そう痒症、神経皮膚炎 | ||||||||||||||
組織修復成分 | 銅クロロフィリンナトリウム | 内服の配合剤のみしかなかった | ||||||||||||||||||
止血成分 | カルバゾクロム | アドナ(AC-17)錠(10mg)/アドナ(AC-17)錠30mg/アドナ(AC-17)散10% カルバゾクロムがなかったのでカルバゾクロムスルホン酸ナトリウム製剤の添付文書を使用 |
細血管に作用して、血管透過性亢進を抑制し、血管抵抗値を増強する。血液凝固・線溶系に影響を与えることなく出血時間を短縮し、止血作用を示す。 血管透過性抑制作用 、細血管抵抗値増強作用 、出血時間短縮作用 、血小板・血液凝固系に対する作用 、呼吸系・循環系に対する作用を有する。 |
0.1〜5%未満(食欲不振、胃部不快感) 0.1%未満(悪心、嘔吐) |
頻度不明(過敏症) | 本剤の成分に対し過敏症の既往歴、高齢者 | カルバゾクロムスルホン酸ナトリウムとして、通常成人1日30〜90mgを3回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 高齢者では減量。 |
毛細血管抵抗性の減弱及び透過性の亢進によると考えられる出血傾向(例えば紫斑病等) 毛細血管抵抗性の減弱による皮膚あるいは粘膜及び内膜からの出血、眼底出血・腎出血・子宮出血 毛細血管抵抗性の減弱による手術中・術後の異常出血 |
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内服歯槽膿漏薬 | ||||||||||||||||||||
抗炎症成分 | 塩化リゾチーム | レフトーゼ錠 | 抗炎症作用: 瘢痕形成・組織修復作用: 膿粘液の分解と排出作用: 出血抑制作用 |
ショック、アナフィラキシー様症状・SJ症候群・Lyell 症候群 (頻度不明) | 0.1〜5%未満(下痢、胃部不快感、悪心・嘔吐、食欲不振)、0.1%未満(口内炎等)、頻度不明{肝機能障害(AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP、LDHの上昇等、めまい} | 0.1%未満(過敏症) | 本剤の成分過敏症の既往歴、卵白アレルギー(アナフィラキシー・ショックを含む過敏症状) | アトピー性皮膚炎、気管支喘息、薬剤アレルギー、食物アレルギー等のアレルギー性素因、両親、兄弟等がアレルギー症状の既往歴、高齢者 | 作用機序は解明されていない点も多く、用量・効果の関係も必ずしも明らかにされていないので、漫然と投与しない。 | 1.慢性副鼻腔炎の腫脹の融解、痰の切れが悪く、喀出回数の多い気管支炎、気管支喘息、気管支拡張症の喀痰喀出困難、小手術時の術中術後出血の場合、通常、成人は1日塩化リゾチームとして、60〜270mg(力価)を3回に分けて経口投与する。2.歯槽膿漏症(炎症型)腫脹の緩解の場合、通常、成人は1日塩化リゾチームとして、180〜270mg(力価)を3回に分けて経口投与する。高齢者減量 | 1.慢性副鼻腔炎の腫脹の緩解、痰の切れが悪く、喀出回数の多い気管支炎、気管支喘息、気管支拡張症の喀痰喀出困難、小手術時の術中術後出血(歯科、泌尿器科領域)の場合 2.歯槽膿漏症(炎症型)腫脹の緩解の場合 | |||||||||
組織修復成分 | 銅クロロフィリンナトリウム | 内服の配合剤のみしかなかった | ||||||||||||||||||
止血成分 | カルバゾクロム | アドナ(AC-17)錠(10mg)/アドナ(AC-17)錠30mg/アドナ(AC-17)散10% カルバゾクロムがなかったのでカルバゾクロムスルホン酸ナトリウム製剤の添付文書を使用 |
細血管に作用して、血管透過性亢進を抑制し、血管抵抗値を増強する。血液凝固・線溶系に影響を与えることなく出血時間を短縮し、止血作用を示す。 血管透過性抑制作用 、細血管抵抗値増強作用 、出血時間短縮作用 、血小板・血液凝固系に対する作用 、呼吸系・循環系に対する作用を有する。 |
0.1〜5%未満(食欲不振、胃部不快感) 0.1%未満(悪心、嘔吐) |
頻度不明(過敏症) | 本剤の成分に対し過敏症の既往歴、高齢者 | カルバゾクロムスルホン酸ナトリウムとして、通常成人1日30〜90mgを3回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 高齢者では減量。 |
毛細血管抵抗性の減弱及び透過性の亢進によると考えられる出血傾向(例えば紫斑病等) 毛細血管抵抗性の減弱による皮膚あるいは粘膜及び内膜からの出血、眼底出血・腎出血・子宮出血 毛細血管抵抗性の減弱による手術中・術後の異常出血 |
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ビタミン成分 | ビタミンC(アスコルビン酸) | アスコルビン酸「ヨシダ」 | アスコルビン酸(ビタミンC)が欠乏すると、壊血病や小児ではメルレル・バロー病を生じ、一般に出血傾向の増大、骨・歯牙の発育遅延、抗体産生能や創傷治癒能の低下などを起こす。コラーゲン生成への関与、毛細血管抵抗性の増強や血液凝固時間の短縮などによる出血傾向の改善、副腎皮質機能への関与(ストレス反応の防止)、メラニン色素生成の抑制などが報告されている。 | 頻度不明(悪心・嘔吐・下痢等) | 高齢者 | 下記疾患のうち、ビタミンCの欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合(毛細管出血(鼻出血、歯肉出血、血尿など)、薬物中毒、副腎皮質機能障害、骨折時の骨基質形成・骨癒合促進、肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着、光線過敏性皮膚炎)には効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。 | 通常成人1日50〜2,000mgを1〜数回に分けて経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。高齢者で減量。 |
1.ビタミンC欠乏症の予防および治療(壊血病、メルレル・バロー病)、ビタミンCの需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など。) 2.下記疾患のうち、ビタミンCの欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合。 毛細管出血(鼻出血、歯肉出血、血尿など)、薬物中毒、副腎皮質機能障害、骨折時の骨基質形成・骨癒合促進、肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着、光線過敏性皮膚炎。 なお、2.の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。 |
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フィトナジオン | カチーフN錠(5mg錠)/カチーフN錠(10mg錠)/カチーフN散10mg/g | ビタミンKは血液凝固機転に関与して、血液凝固機能を正常に維持する。 | クマリン系抗凝血薬(ワルファリン)(ワルファリンの作用減弱) | 類薬(メナジオン)により、高ビリルビン血症(大量・長期投与) 頻度不明(悪心、嘔吐、軟便) |
妊娠末期(大量投与) | ・大量・長期投与で高ビリルビン血症(類薬-メナジオン) ・妊娠末期の婦人には大量投与を避けること。(類薬-メナジオンで、新生児等に高ビリルビン血症) |
フィトナジオンとして、通常成人1日5〜15mg、新生児出血の予防には母体に対し10mg、薬剤投与中におこる低プロトロンビン血症、胆道及び胃腸障害に伴うビタミンKの吸収障害、肝障害に伴う低プロトロンビン血症には20〜50mgを分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 |
ビタミンK欠乏症の予防及び治療 各種薬剤(クマリン系抗凝血薬、サリチル酸、抗生物質等)投与中におこる低プロトロンビン血症 胆道及び胃腸障害に伴うビタミンKの吸収障害 新生児の低プロトロンビン血症 肝障害に伴う低プロトロンビン血症 ビタミンK欠乏が推定される出血 |
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ビタミン成分 | 酢酸トコフェロール | ビタミンE剤:ユベラ錠 | 微小循環系の賦活作用を有し、末梢血行を促す。 膜安定化作用を有し、 血管壁の透過性や血管抵抗性を改善する。 抗酸化作用を有し、過酸化脂質の生成を抑制する。 内分泌系の賦活作用を有し、内分泌の失調を是正する。 |
0.1〜5%未満(便秘、胃部不快感)、0.1%未満(下痢) | 0.1%未満(過敏症 | 末梢循環障害や過酸化脂質の増加防止の効能に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきではない。 | 錠剤 通常、成人には1回1〜2錠(酢酸トコフェロールとして、50〜100mg)を、1日2〜3回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 |
1. ビタミンE欠乏症の予防及び治療 2. 末梢循環障害(間歇性跛行症、動脈硬化症、静脈血栓症、血栓性静脈炎、糖尿病性網膜症、凍瘡、四肢冷感症) 3. 過酸化脂質の増加防止 |
禁煙補助剤 |
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リスクの程度の評価 | A 薬理作用 | B 相互作用 | C 重篤な副作用のおそれ | C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | D 濫用のおそれ | E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) | F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) | G 使用方法(誤使用のおそれ) | H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | 用法用量 | 効能効果 | |||||||||
評価の視点 | 薬理作用 | 相互作用 | 重篤な副作用のおそれ | 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | 薬理に基づく習慣性 | 適応禁忌 | 慎重投与 (投与により障害の再発・悪化のおそれ) |
症状の悪化につながるおそれ | 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) | 使用方法(誤使用のおそれ) | スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | |||||||||
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) | 併用注意 | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 使用量に上限があるもの | 過量使用・誤使用のおそれ | 長期使用による健康被害のおそれ | ||||||||||||
禁煙補助薬 | ニコチン | ニコチネルTTS | タバコに含まれるニコチンを経皮的に吸収させ、禁煙時の離脱症状を軽減 | アドレナリン遮断薬(アドレナリン遮断性の減弱)、アドレナリン作動薬(アドレナリン作動性の増強)、禁煙開始後(フェナセチン・カフェイン・テオフィリン・イミプラミン・ペンタゾシン・フロセミド・プロプラノロールの作用の増強) | 5%以上(一次刺激性の接触皮膚炎(パッチのため)、不眠)、0.1〜5%未満(皮膚剥離・色素沈着(パッチのため)、頭痛、めまい、倦怠感、異夢、悪夢、集中困難、嘔気、嘔吐、腹痛、口内炎、下痢、食欲不振、ALT,LDH,γGTP,総ビリルビンの上昇)、0.1%未満(疲労、しびれ、眠気、易刺激性、胸焼け、AST上昇) | 非喫煙者、妊婦・授乳婦、不安定狭心症・急性期の心筋梗塞・重篤な不整脈・経皮的冠動脈形成術直後・冠動脈バイパス術直後、脳血管障害、本剤成分過敏症既往歴 | 心筋梗塞・狭心症既往歴、狭心症で症状が安定している、高血圧、不整脈、脳血管障害、心不全、末梢血管障害、甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫、糖尿病、消化性潰瘍、肝・腎機能障害、アトピー性皮膚炎・湿疹性皮膚炎(パッチとしての注意)、てんかん又は既往歴、神経筋接合部疾患又はその既往歴、高齢者、 | 禁煙の意志が強く、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、代謝性疾患等の基礎疾患を持つ患者であって、禁煙の困難な喫煙者にしようすること。 | 過量投与で急性ニコチン中毒症状。禁煙指導を実施。本剤使用中は喫煙により循環器系等への影響が増強されるので、喫煙させない。 | 類薬の長期使用によりニコチン依存性が製剤に引き継がれ離脱が困難になる症例が報告。10週間を超えて投与しない。 | ニコチネルTTS10(ニコチンとして17.5mg含有)、ニコチネルTTS20(ニコチンとして35mg含有)又はニコチネルTTS30(ニコチンとして52.5mg含有)を1日1回1枚、24時間貼付する。通常、最初の4週間はニコチネルTTS30から貼付し、次の2週間はニコチネルTTS20を貼付し、最後の2週間はニコチネルTTS10を貼付する。なお、最初の4週間に減量の必要が生じた場合には、ニコチネルTTS20を貼付する。本剤は10週間を超えて継続投与しないこと。 | 循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、代謝性疾患等の基礎疾患を持ち、医師により禁煙が必要と診断された禁煙意志の強い喫煙者が、医師の指導の下に行う禁煙の補助 |