ビタミン含有保健薬(ビタミン剤等)
製品群No.43
ワークシートNo.26
  リスクの程度の評価   A 薬理作用 B 相互作用 C 重篤な副作用のおそれ C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ D 濫用のおそれ E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) G 使用方法(誤使用のおそれ) H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 用法用量 効能効果
評価の視点   薬理作用 相互作用 重篤な副作用のおそれ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ 薬理に基づく習慣性 適応禁忌 慎重投与
(投与により障害の再発・悪化のおそれ)
症状の悪化につながるおそれ 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) 使用方法(誤使用のおそれ) スイッチ化等に伴う使用環境の変化
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) 併用注意 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 使用量に上限があるもの 過量使用・誤使用のおそれ 長期使用による健康被害のおそれ
ビタミンA ビタミンA チョコラA錠 網膜の暗順応を高める。
粘膜の異常乾燥、角化、損傷、眼球乾燥症、角膜軟化症を改善し、疾病に対する抵抗力を増す。
エトレチナート・トレチノイン(ビタミンA過剰症と類似した副作用症状を発症) パクリタキセル(パクリタキセルの血中濃度が上昇)     大量・長期投与にてビタミンA過剰症状:頻度不明(大泉門膨隆、神経過敏、頭痛、食欲不振、嘔吐、肝腫大、脱毛、そう痒感、体重増加停止、四肢痛、骨痛、関節痛) 頻度不明(過敏症)   エトレチナート製剤を投与中(ビタミンA過剰症と類似した副作用症状を発症)、トレチノイン製剤を投与中(ビタミンA過剰症と類似した副作用症状を発症)、ビタミンA欠乏症の婦人以外の妊娠3ヶ月以内又は妊娠を希望する婦人(海外で奇形発現) 高齢者     妊婦、産婦、授乳婦等への投与では、ビタミンAの補給を目的として本剤を用いる場合は食品などからの摂取量に注意し、本剤による投与は5,000IU/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。 ビタミンA過剰症はビタミンA摂取後12時間前後で発病する急性過剰症(急性症)とビタミンAを数ヵ月以上摂取して次第に症状の現われる慢性過剰症(慢性症)とがある。 大量・長期投与により、ビタミンA過剰症状があらわれることがある。   治療の目的には、ビタミンAとして通常成人1日10,000〜100,000ビタミンA単位を経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。なお、ビタミンAとして通常成人1日3,000〜100,000ビタミンA単位である。高齢者では減量。 ビタミンA欠乏症の治療
夜盲症、結膜乾燥症、角膜乾燥症、角膜軟化症

下記疾患のうち、ビタミンAの欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合
角化性皮膚疾患
ビタミンB1 ビタミンB1(塩酸チアミン) 塩酸チアミン散0.1%「ホエイ」/塩酸チアミン散1%「ホエイ」 ビタミンB1はATP存在下にthiamine diphosphateに変換し、生理作用を現す。ピルピン酸の脱炭酸反応やTCAサイクル内のαケトグルタル酸の脱炭酸反応に関与。トランスケトラーゼの補酵素として五炭糖リン酸回路での糖代謝や核酸代謝にも関与           頻度不明(過敏症)               ビタミンB1の欠乏または代謝障害が関与すると推定される疾患(神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、心筋代謝障害)では、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。   通常、成人には塩酸チアミンとして、1回1〜10mgを1日1〜3回経口投与する。
塩酸チアミン散0.1%「ホエイ」:1回1〜10g、1日1〜3回経口投与
塩酸チアミン散1%「ホエイ」:1回0.1〜1g、1日1〜3回経口投与
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1. ビタミンB1欠乏症の予防及び治療
2. ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給
(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時等)
3. ウェルニッケ脳炎
4. 脚気衝心
5. 下記疾患のうち、ビタミンB1の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合
神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、心筋代謝障害
〔5.の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。〕
ビタミンB2 ビタミンB2 ハイボン錠20mg コレステロール上昇抑制作用
家兎に酪酸リボフラビンを投与すると,ラノリン−綿実油投与による血清コレステロール値の上昇を抑制した.
        0.1〜5%未満(下痢,悪心・嘔吐,胃膨満,腹部膨満)、0.1%未満(胃不快感,食欲不振)           尿を黄変させる(臨床検査値に影響)     高コレステロール血症及びビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合の適応に対して,効果がないのに月余にわたって漫然と使用しないこと.   酪酸リボフラビンとして,通常,成人1日5〜20mgを2〜3回に分割経口投与する.
高コレステロール血症には,通常,成人1日60〜120mgを2〜3回に分割経口投与する.
なお,年齢,症状により適宜増減する.
・高コレステロール血症

・ビタミンB2欠乏症の予防及び治療.

・下記疾患のうち,ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合.
口角炎,口唇炎,舌炎,脂漏性湿疹,結膜炎,びまん性表層角膜炎

・ビタミンB2の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患,妊産婦,授乳婦,はげしい肉体労働時等).

高コレステロール血症及びビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合の適応に対して,効果がないのに月余にわたって漫然と使用しないこと.
ビタミンB6 ビタミンB6(塩酸ピリドキシン) アデロキシン錠 塩酸ピリドキシンは体内でリン酸ピリドキサールとなり、細胞・ミトコンドリア内におけるB6酵素群の補酵素として生体のたん白質・アミノ酸代謝の中心的役割を果たす。
γ−アミノ酪酸の生成や各種のアミン類(アドレナリン、ノルアドレナリン、5−ヒドロキシトリプタミン等)の生成に不可欠である。
脂質代謝との関係も認められている。
  レボドパ (レボドパの作用を減弱)     頻度不明(手足のしびれ、知覚異常等) 頻度不明(光線過敏症)     高齢者、妊婦、産婦、授乳婦等、新生児、乳幼児、小児等         ビタミンB6の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される次の疾患では、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
口角炎、口唇炎、舌炎、急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎、末梢神経炎、放射線障害
  塩酸ピリドキシンとして、通常成人1日10〜100mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。きわめてまれであるが、依存症の場合には、より大量を用いる必要のある場合もある。依存症に大量を用いる必要のある場合は観察を十分に行いながら投与すること。特に新生児、乳幼児への投与は少量から徐々に増量し、症状に適合した投与量に到達させること。高齢者では減量。 ビタミンB6欠乏症の予防及び治療(薬物投与によるものを含む。例えばイソニアジド、サイクロセリン、ペニシラミン)
ビタミンB6の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)
ビタミンB6依存症(ビタミンB6反応性貧血、ビタミンB6依存性痙攣、アミノ酸代謝異常など)
下記疾患のうちビタミンB6の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
口角炎、口唇炎、舌炎、急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎、末梢神経炎、放射線障害(宿酔)
ビタミンB12 ビタミンB12(メコバラミン) メチコバール錠250μg/メチコバール錠500μg メコバラミンは、生体内補酵素型ビタミンB12の1種であり、ホモシステインからメチオニンを合成するメチオニン合成酵素の補酵素として働き、メチル基転位反応に重要な役割を果たす。
神経細胞内小器官へよく移行し、核酸・蛋白合成を促進する作用
軸索内輸送、軸索再生の促進する作用
髄鞘形成(リン脂質合成)の促進する作用
シナプス伝達の遅延、神経伝達物質の減少を回復する作用
を有する。
        0.1〜5%未満(食欲不振、悪心・嘔吐、下痢) 0.1%未満(過敏症)     水銀及びその化合物を取り扱う職業従事者(長期大量)         水銀及びその化合物を取り扱う職業従事者に長期にわたる大量投与は避けることが望ましい。本剤投与で効果が認められない場合、月余にわたって漫然と使用すべきではない。   錠250μg
通常、成人は1日6錠(メコバラミンとして1日1,500μg)を3回に分けて経口投与する。
ただし、年齢及び症状により適宜増減する。

錠500μg
通常、成人は1日3錠(メコバラミンとして1日1,500μg)を3回に分けて経口投与する。
ただし、年齢及び症状により適宜増減する。

本剤投与で効果が認められない場合、月余にわたって漫然と使用すべきではない。水銀及びその化合物を取り扱う職業従事者に長期にわたって大量に投与することは避けることが望ましい。
末梢性神経障害
ビタミンC ビタミンC(アスコルビン酸) アスコルビン酸「ヨシダ」 アスコルビン酸(ビタミンC)が欠乏すると、壊血病や小児ではメルレル・バロー病を生じ、一般に出血傾向の増大、骨・歯牙の発育遅延、抗体産生能や創傷治癒能の低下などを起こす。コラーゲン生成への関与、毛細血管抵抗性の増強や血液凝固時間の短縮などによる出血傾向の改善、副腎皮質機能への関与(ストレス反応の防止)、メラニン色素生成の抑制などが報告されている。         頻度不明(悪心・嘔吐・下痢等)       高齢者         下記疾患のうち、ビタミンCの欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合(毛細管出血(鼻出血、歯肉出血、血尿など)、薬物中毒、副腎皮質機能障害、骨折時の骨基質形成・骨癒合促進、肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着、光線過敏性皮膚炎)には効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。   通常成人1日50〜2,000mgを1〜数回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。高齢者で減量。
1.ビタミンC欠乏症の予防および治療(壊血病、メルレル・バロー病)、ビタミンCの需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など。)
2.下記疾患のうち、ビタミンCの欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合。
毛細管出血(鼻出血、歯肉出血、血尿など)、薬物中毒、副腎皮質機能障害、骨折時の骨基質形成・骨癒合促進、肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着、光線過敏性皮膚炎。
なお、2.の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
ビタミンD ビタミンD(アルファカルシドール) ワンアルファ錠0.25/ワンアルファ錠0.5/ワンアルファ錠1.0 本剤は、1α,25-(OH)2D3となり、腸管および骨等の標的組織に分布するレセプターに結合し腸管からのCa吸収促進作用、骨塩溶解作用および骨形成作用等一連の生理活性を発現する。腸管からのCa吸収ならびに血清Ca上昇作用を有する。   マグネシウムを含有する製剤(高マグネシウム血症を発症)、ジギタリス製剤(不整脈があらわれる)、カルシウム製剤・ビタミンD及びその誘導体(高カルシウム血症を発症) 急性腎不全(頻度不明) 、肝機能障害、黄疸(頻度不明)   0.1〜5%未満 (食欲不振、悪心・嘔気、下痢、便秘、胃痛、AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇、BUN、クレアチニンの上昇(腎機能の低下)、そう痒感、結膜充血)、0.1%未満 (嘔吐、腹部膨満感、胃部不快感、消化不良、口内異和感、口渇等、頭痛・頭重、不眠・いらいら感、脱力・倦怠感、めまい、しびれ感、眠気、記憶力・記銘力の減退、耳鳴り、老人性難聴、背部痛、肩こり、下肢のつっぱり感、胸痛等、軽度の血圧上昇、動悸、LDH、γ-GTPの上昇、腎結石、発疹、熱感、関節周囲の石灰化(化骨形成)、嗄声、浮腫)、       小児、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、授乳婦、高リン酸血症の患者   高リン血症の患者ではリン酸結合剤を併用し、血清リン値を下げる。   過量投与を防ぐため、本剤投与中、血清カルシウム値の定期的測定を行い、血清カルシウム値が正常値を超えないよう投与量を調整すること。     本剤は、患者の血清カルシウム濃度の十分な管理のもとに、投与量を調整する。
・慢性腎不全、骨粗鬆症の場合
通常、成人1日1回アルファカルシドールとして0.5〜1.0μgを経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。
・副甲状腺機能低下症、その他のビタミンD代謝異常に伴う疾患の場合
通常、成人1日1回アルファカルシドールとして1.0〜4.0μgを経口投与する。ただし、疾患、年齢、症状、病型により適宜増減する。
・小児用量
通常、小児に対しては骨粗鬆症の場合には1日1回アルファカルシドールとして0.01〜0.03μg/kgを、その他の疾患の場合には1日1回アルファカルシドールとして0.05〜0.1μg/kgを、経口投与する。ただし、疾患、症状により適宜増減する。
・高齢者では生理機能が低下しているので用量に注意。小児には少量から開始し、漸増。
・下記の疾患におけるビタミンD代謝異常に伴う諸症状(低カルシウム血症、テタニー、骨痛、骨病変等)の改善
慢性腎不全、 副甲状腺機能低下症、ビタミンD抵抗性クル病・骨軟化症
・骨粗鬆症
ビタミンE ビタミンE ユベラ錠 微小循環系の賦活作用を有し、末梢血行を促す。
膜安定化作用を有し、 血管壁の透過性や血管抵抗性を改善する。
抗酸化作用を有し、過酸化脂質の生成を抑制する。
内分泌系の賦活作用を有し、内分泌の失調を是正する。
        0.1〜5%未満(便秘、胃部不快感)、0.1%未満(下痢) 0.1%未満(過敏症               末梢循環障害や過酸化脂質の増加防止の効能に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきではない。   錠剤
通常、成人には1回1〜2錠(酢酸トコフェロールとして、50〜100mg)を、1日2〜3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1. ビタミンE欠乏症の予防及び治療
2. 末梢循環障害(間歇性跛行症、動脈硬化症、静脈血栓症、血栓性静脈炎、糖尿病性網膜症、凍瘡、四肢冷感症)
3. 過酸化脂質の増加防止
  L-アスパラギン酸マグネシウム L-アスパラギン酸マグネシウム・カリウム製剤 アスパラ錠医家用を使用 カリウム並びにマグネシウムは細胞内に多量に存在する陽イオンで、細胞の生理的機能の維持に重要な働きを示す。
L-アスパラギン酸カリウムとL-アスパラギン酸マグネシウムの等量混合物は、KCl、MgCl2などの無機塩に比べ組織移行性がよく、電解質平衡異常時のカリウム、マグネシウム補給に優れた効果を示す。
  カリウム保持性利尿剤・アンジオテンシン変換酵素阻害剤・アンジオテンシンII受容体拮抗剤(高カリウム血症)、活性型ビタミンD製剤(高マグネシウム血症) 心臓伝導障害(大量投与)   頻度不明(胃腸障害、胸やけ、下痢、嘔吐、腹部膨満感、けん怠感、熱感)     重篤な腎機能障害(高カリウム血症)、副腎機能障害(高カリウム血症)、高カリウム血症又は高マグネシウム血症 腎機能低下あるいは腎機能障害、急性脱水症、広範囲の組織損傷(熱傷、外傷等)、高カリウム血症があらわれやすい疾患(低レニン性低アルドステロン症等)、高マグネシウム血症があらわれやすい疾患、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、授乳中の婦人、低出生体重児、新生児、乳児、高齢者       大量投与で心臓伝導障害 長期投与で高カリウム血症又は高マグネシウム血症   原則として、L-アスパラギン酸カリウムとして1日225〜750mg(3〜10錠)を2〜3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
高齢者では減量投与
下記疾患又は状態におけるカリウム補給(マグネシウム欠乏を合併している疑いのある場合)降圧利尿剤、副腎皮質ホルモン、強心配糖体、インスリン、ある種の抗生物質などの連用時、低カリウム血症型周期性四肢麻痺、心疾患時の低カリウム状態、肝疾患時の低カリウム状態、重症嘔吐、下痢、カリウム摂取不足及び手術後
クエン酸鉄アンモニウム フェリセルツ 本剤は水溶液中で水プロトン信号を増強させ、消化管造影剤としての有効性が示されている。         0.1〜0.5%未満 (下痢)、0.1%未満 (嘔気・嘔吐、食欲低下等)、頻度不明(胃部不快感、腹部膨満感) 0.1%未満 (過敏症)   ヘモクロマトーシスなど鉄過剰症の治療を受けている[症状が増悪],
鉄剤に過敏症
消化性潰瘍、潰瘍性大腸炎、限局性腸炎等の胃腸管疾患、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、小児   本剤の投与により便が黒色を呈することがある。本剤の投与により一過性に歯や舌がが着色することがある         通常、成人にはクエン酸鉄アンモニウムとして600mg(1包)を300mLの水に溶かし経口投与する。
なお、必要に応じて1,200mg(2包)まで増量する。
腹部磁気共鳴コンピューター断層撮影における消化管(胃、十二指腸、空腸)造影
グルコン酸カルシウム カルチコール末 抗テタニー作用,低カルシウム血症改善作用 リン酸エストラムスチンナトリウム(リン酸エストラムスチンナトリウムの効果が減弱) 強心配糖体(強心配糖体の作用を増強)、テトラサイクリン系抗生物質・ニューキノロン系抗菌剤・エチドロン酸二ナトリウム(これらの薬剤の効果が減弱)、非脱分極性筋弛緩剤(これらの薬剤の筋弛緩作用が減弱) 高カルシウム血症・結石症(頻度不明)   頻度不明(食欲不振,悪心・嘔吐,便秘,胃痛、けん怠感)     高カルシウム血症、腎結石〔腎結石を助長〕、重篤な腎不全〔組織への石灰沈着を助長〕、リン酸エストラムスチンナトリウムを投与中〔リン酸エストラムスチンナトリウムの効果が減弱〕 活性型ビタミンD製剤を服用、強心配糖体の投与を受けている、高カルシウム血症があらわれやすい病態の患者、高齢者       高カルシウム血症となる可能性がある.食欲不振,悪心・嘔吐,便秘,筋力低下,多飲多尿,精神症状等があらわれ,さらに重篤になると不整脈,意識障害が出現する。高齢者では高カルシウム血症が起こりやすい。 長期投与により高カルシウム血症・結石症が現れることがある。   グルコン酸カルシウムとして,通常成人1日1〜5gを3回に分割経口投与する.
なお,年齢,症状により適宜増減する.高カルシウム血症があらわれやすいので,用量に留意すること.高齢者では腎機能が低下していることが多く、高カルシウム血症があらわれやすいので用量に留意すること。
高齢者では用量に留意。
低カルシウム血症に起因する下記症候の改善
 テタニー,テタニー関連症状
小児脂肪便におけるカルシウム補給
炭酸カルシウム 炭カル錠「ヨシダ」 沈降炭酸カルシウムは不溶性カルシウム製剤の1種で、制酸作用を呈し、また吸着作用もあらわすので胃潰瘍及び胃酸過多症に制酸薬として用いる   テトラサイクリン系抗生物質・ニューキノロン系抗菌剤・エチドロン酸二ナトリウム・鉄剤 (これらの薬剤の吸収を阻害し、効果を減弱)、高カリウム血症改善イオン交換樹脂製剤(これらの作用を減弱)、活性型ビタミンD製剤(高カルシウム血症があらわれる)、大量の牛乳(milk-alkali syndromeがあらわれる)、ジギタリス製剤(ジギタリス製剤の作用を増強)     頻度不明(高カルシウム血症、アルカローシス等の電解質失調、悪心、嘔吐、便秘、下痢、胃酸の反動性分泌等)、頻度不明(長期・大量投与で腎結石、尿路結石) 頻度不明(過敏症)   甲状腺機能低下症又は副甲状腺機能亢進症(病態に悪影響) 腎障害、心機能障害、肺機能障害、便秘、高カルシウム血症、高齢者         長期・大量投与で腎結石、尿路結石   沈降炭酸カルシウムとして、通常成人1日1〜3gを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。高齢者で減量。 下記疾患における制酸作用と症状の改善胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)
アミノ酸エチルスルホン酸(タウリン) タウリン散「大正」 ・胆汁酸排泄促進作用を有する。
・実験的肝障害に及ぼす影響を有し、Al-P、γ-グロブリン、BSP、血清コレステロール/血清コレステロールエステル比を改善させた。また、肝細胞の再生を促進して組織像を改善させた。さらに慢性障害群においては間質の結合織増殖を抑制した。胆汁分泌などの肝細胞機能維持に働いた。
・心筋代謝改善作用、心筋保護作用
・実験的慢性心不全による死亡率低下
        0.5%未満(嘔気、下痢、腹部不快感、便秘、食欲不振) 0.5%未満(過敏症)     高齢者             アミノエチルスルホン酸として、成人1回1gを1日3回食後に経口投与する。なお、うっ血性心不全に用いる場合、本剤は強心利尿剤で十分な効果が認められないときに、それと併用すること。高齢者で減量。 高ビリルビン血症(閉塞性黄疸を除く)における肝機能の改善
うっ血性心不全
L−アスパラギン酸ナトリウム ナトリウム塩はなし                                    
L−システイン ハイチオール錠80 L-システインは、生体内代謝系において、SH供与体としての役割を果たし、SH酵素のactivator(賦活剤)として作用する。
皮膚代謝の正常化、抗アレルギー、解毒などの作用により各種皮膚疾患に応用される。
放射線を照射した動物の延命(マウス)、白血球減少抑制(ラット)、脾障害の防護(マウス)など
        0.1〜5%未満(悪心)、0.1%未満(下痢、口渇、軽度の腹痛)     高齢者         放射線障害による白血球減少症の場合は、通常、放射線照射1時間前より投与を開始すること。     1.通常成人下記1回量を1日2〜3回経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
L-システインとして1回80mg
ハイチオール錠40 2錠、ハイチオール錠80 1錠、ハイチオール散32% 250mg
2.通常成人下記1回量を1日3回経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
L-システインとして1回160mg
ハイチオール錠40 4錠、ハイチオール錠80 2錠、ハイチオール散32% 500mg
・高齢者で減量。
1.湿疹、蕁麻疹、薬疹、中毒疹、尋常性ざ瘡、多形滲出性紅斑
2.放射線障害による白血球減少症
カフェイン 無水カフェイン「エビス」 大脳皮質を中心に中枢神経系を興奮、脳幹網様体の賦活系の刺激により知覚が鋭敏となり精神機能を亢進する。また、脳細動脈に直接作用して脳血管を収縮させ、その抵抗性を増加して脳血流量を減少する。   キサンチン系薬剤・中枢神経興奮薬(過度の中枢神経刺激作用)、MAO阻害剤 (頻脈、血圧上昇等)、シメチジン (過度の中枢神経刺激作用)             胃潰瘍又はその既往歴、心疾患、緑内障、高齢者、妊娠又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦       [大量・過量投与]消化器症状(悪心、嘔吐等)、循環器症状(不整脈、血圧上昇等)、精神神経症状(振せん、痙攣、昏睡、虚脱、眩暈、不眠、不安)、呼吸器症状(呼吸促進、呼吸麻痺等)、瞳孔散大などの増悪を起こすことがある。 妊娠又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦には長期連用を避けること。   通常成人1回0.1〜0.3gを1日2〜3回経口投与する。なお、年齢、体重により適宜増減する。 一般的に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。 ねむけ、倦怠感、血管拡張性及び脳圧亢進性頭痛(片頭痛、高血圧性頭痛、カフェイン禁断性頭痛など)
グルクロノラクトン グロンサン散 循環血流量増加                 高齢者             1回0.3〜1g、1日3回、適宜増減。高齢者では用量に注意 高ビリルビン血症(閉塞性黄疸を除く)における肝機能の改善、蕁麻疹、湿疹、中毒疹、妊娠悪阻、妊娠中毒
ローヤルゼリー なし                                    


カルシウム主薬製剤
製品群No.44
ワークシートNo.27
  リスクの程度の評価   A 薬理作用 B 相互作用 C 重篤な副作用のおそれ C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ D 濫用のおそれ E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) G 使用方法(誤使用のおそれ) H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 用法用量 効能効果
評価の視点   薬理作用 相互作用 重篤な副作用のおそれ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ 薬理に基づく習慣性 適応禁忌 慎重投与
(投与により障害の再発・悪化のおそれ)
症状の悪化につながるおそれ 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) 使用方法(誤使用のおそれ) スイッチ化等に伴う使用環境の変化
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) 併用注意 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 使用量に上限があるもの 過量使用・誤使用のおそれ 長期使用による健康被害のおそれ
カルシウム補給成分 クエン酸カルシウム なし                                    
グルコン酸カルシウム カルチコール末 抗テタニー作用,低カルシウム血症改善作用 リン酸エストラムスチンナトリウム(リン酸エストラムスチンナトリウムの効果が減弱) 強心配糖体(強心配糖体の作用を増強)、テトラサイクリン系抗生物質・ニューキノロン系抗菌剤・エチドロン酸二ナトリウム(これらの薬剤の効果が減弱)、非脱分極性筋弛緩剤(これらの薬剤の筋弛緩作用が減弱) 高カルシウム血症・結石症(頻度不明)   頻度不明(食欲不振,悪心・嘔吐,便秘,胃痛、けん怠感)     高カルシウム血症、腎結石〔腎結石を助長〕、重篤な腎不全〔組織への石灰沈着を助長〕、リン酸エストラムスチンナトリウムを投与中〔リン酸エストラムスチンナトリウムの効果が減弱〕 活性型ビタミンD製剤を服用、強心配糖体の投与を受けている、高カルシウム血症があらわれやすい病態の患者、高齢者       高カルシウム血症となる可能性がある.食欲不振,悪心・嘔吐,便秘,筋力低下,多飲多尿,精神症状等があらわれ,さらに重篤になると不整脈,意識障害が出現する。高齢者では高カルシウム血症が起こりやすい。 長期投与により高カルシウム血症・結石症が現れることがある。   グルコン酸カルシウムとして,通常成人1日1〜5gを3回に分割経口投与する.
なお,年齢,症状により適宜増減する.高カルシウム血症があらわれやすいので,用量に留意すること.高齢者では腎機能が低下していることが多く、高カルシウム血症があらわれやすいので用量に留意すること。
高齢者では用量に留意。
低カルシウム血症に起因する下記症候の改善
 テタニー,テタニー関連症状
小児脂肪便におけるカルシウム補給
炭酸カルシウム 炭カル錠「ヨシダ」 沈降炭酸カルシウムは不溶性カルシウム製剤の1種で、制酸作用を呈し、また吸着作用もあらわすので胃潰瘍及び胃酸過多症に制酸薬として用いる   テトラサイクリン系抗生物質・ニューキノロン系抗菌剤・エチドロン酸二ナトリウム・鉄剤 (これらの薬剤の吸収を阻害し、効果を減弱)、高カリウム血症改善イオン交換樹脂製剤(これらの作用を減弱)、活性型ビタミンD製剤(高カルシウム血症があらわれる)、大量の牛乳(milk-alkali syndromeがあらわれる)、ジギタリス製剤(ジギタリス製剤の作用を増強)     頻度不明(高カルシウム血症、アルカローシス等の電解質失調、悪心、嘔吐、便秘、下痢、胃酸の反動性分泌等)、頻度不明(長期・大量投与で腎結石、尿路結石) 頻度不明(過敏症)   甲状腺機能低下症又は副甲状腺機能亢進症(病態に悪影響) 腎障害、心機能障害、肺機能障害、便秘、高カルシウム血症、高齢者         長期・大量投与で腎結石、尿路結石   沈降炭酸カルシウムとして、通常成人1日1〜3gを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。高齢者で減量。 下記疾患における制酸作用と症状の改善胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)
乳酸カルシウム 乳酸カルシウム<純正> カルシウム不足による疲労、横紋筋痙攣に対し、鎮静、痙攣軽減作用。栄養補給。   テトラサイクリン系抗生物質(併用薬剤の吸収阻害)     頻度不明(便秘、長期投与:高カルシウム血症、結石症)     高カルシウム血症(症状悪化)、腎結石(症状悪化)、重篤な腎不全(組織への石灰沈着の助長) 活性型ビタミンD製剤服用中、強心配糖体服用中、高カルシウム血症のあらわれやすい病態、高齢者         長期投与により、血中、尿中カルシウムが高値になることがある。高カルシウム血症、結石症   1回1g、1日2〜5回、適宜増減。高齢者は減量 低カルシウム血症に起因する下記症状の改善:テタニー、下記代謝性骨疾患におけるカルシウム補給:妊婦・産婦の骨軟化症、発育期におけるカルシウム補給
無水リン酸水素カルシウム リン酸水素カルシウム<純正>を使用 妊娠、授乳、骨カルシウム沈着減少時などカルシウムとリン酸塩の要求が増すときに、カルシウムとリン酸塩の補給源として用いられる。   テトラサイクリン系抗生物質(併用薬剤の吸収阻害)     頻度不明(長期投与:高カルシウム血症、結石症)     高カルシウム血症(症状悪化)、腎結石(症状悪化)、重篤な腎不全(組織への石灰沈着の助長) 活性型ビタミンD製剤服用中、強心配糖体服用中、高カルシウム血症のあらわれやすい病態、高齢者         長期投与により、血中、尿中カルシウムが高値になることがある。高カルシウム血症、結石症   1日3g、3回分服、適宜増減。高齢者は減量  
その他成分 アミノ酸エチルスルホン酸(タウリン) タウリン散「大正」 ・胆汁酸排泄促進作用を有する。
・実験的肝障害に及ぼす影響を有し、Al-P、γ-グロブリン、BSP、血清コレステロール/血清コレステロールエステル比を改善させた。また、肝細胞の再生を促進して組織像を改善させた。さらに慢性障害群においては間質の結合織増殖を抑制した。胆汁分泌などの肝細胞機能維持に働いた。
・心筋代謝改善作用、心筋保護作用
・実験的慢性心不全による死亡率低下
        0.5%未満(嘔気、下痢、腹部不快感、便秘、食欲不振) 0.5%未満(過敏症)     高齢者             アミノエチルスルホン酸として、成人1回1gを1日3回食後に経口投与する。なお、うっ血性心不全に用いる場合、本剤は強心利尿剤で十分な効果が認められないときに、それと併用すること。高齢者で減量。 高ビリルビン血症(閉塞性黄疸を除く)における肝機能の改善
うっ血性心不全
塩酸リジン なし                                    
炭酸マグネシウム 「純生」炭 マ 制酸作用:効力は酸化マグネシウムの約1/2。瀉下作用:硫酸マグネシウムに劣る。
非吸収性であり、アルカローシスを生じない。
  テトラサイクリン系抗生物質・ニューキノロン系抗菌剤・エチドロン酸二ナトリウム・セフジニル(これらの薬剤の効果が減弱),他の併用薬剤(併用薬剤の吸収・排泄に影響),大量の牛乳・カルシウム製剤[milk-alkali syndrome(高カルシウム血症・高窒素血症・アルカローシス等)]     頻度不明(高マグネシウム血症・下痢)       腎障害、心機能障害、高マグネシウム血症、下痢、高齢者         長期大量投与で高マグネシウム血症   1.1日2 gを数回に分割経口投与。高齢者では減量
2.1日3 〜 8 gを頓用又は数回に分割経口投与。
高齢者では減量。
1.胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆ胃下垂、胃酸過多症) における制酸作用と症状の改善
2.便秘症
ビタミンD3 ワンアルファ錠0.25/ワンアルファ錠0.5/ワンアルファ錠1.0 本剤は、1α,25-(OH)2D3となり、腸管および骨等の標的組織に分布するレセプターに結合し腸管からのCa吸収促進作用、骨塩溶解作用および骨形成作用等一連の生理活性を発現する。腸管からのCa吸収ならびに血清Ca上昇作用を有する。   マグネシウムを含有する製剤(高マグネシウム血症を発症)、ジギタリス製剤(不整脈があらわれる)、カルシウム製剤・ビタミンD及びその誘導体(高カルシウム血症を発症) 急性腎不全(頻度不明) 、肝機能障害、黄疸(頻度不明)   0.1〜5%未満 (食欲不振、悪心・嘔気、下痢、便秘、胃痛、AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇、BUN、クレアチニンの上昇(腎機能の低下)、そう痒感、結膜充血)、0.1%未満 (嘔吐、腹部膨満感、胃部不快感、消化不良、口内異和感、口渇等、頭痛・頭重、不眠・いらいら感、脱力・倦怠感、めまい、しびれ感、眠気、記憶力・記銘力の減退、耳鳴り、老人性難聴、背部痛、肩こり、下肢のつっぱり感、胸痛等、軽度の血圧上昇、動悸、LDH、γ-GTPの上昇、腎結石、発疹、熱感、関節周囲の石灰化(化骨形成)、嗄声、浮腫)       小児、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、授乳婦、高リン酸血症の患者   高リン血症の患者ではリン酸結合剤を併用し、血清リン値を下げる。   過量投与を防ぐため、本剤投与中、血清カルシウム値の定期的測定を行い、血清カルシウム値が正常値を超えないよう投与量を調整すること。     本剤は、患者の血清カルシウム濃度の十分な管理のもとに、投与量を調整する。
・慢性腎不全、骨粗鬆症の場合
通常、成人1日1回アルファカルシドールとして0.5〜1.0μgを経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。
・副甲状腺機能低下症、その他のビタミンD代謝異常に伴う疾患の場合
通常、成人1日1回アルファカルシドールとして1.0〜4.0μgを経口投与する。ただし、疾患、年齢、症状、病型により適宜増減する。
・小児用量
通常、小児に対しては骨粗鬆症の場合には1日1回アルファカルシドールとして0.01〜0.03μg/kgを、その他の疾患の場合には1日1回アルファカルシドールとして0.05〜0.1μg/kgを、経口投与する。ただし、疾患、症状により適宜増減する。
・高齢者では生理機能が低下しているので用量に注意。小児には少量から開始し、漸増。
・下記の疾患におけるビタミンD代謝異常に伴う諸症状(低カルシウム血症、テタニー、骨痛、骨病変等)の改善
慢性腎不全、 副甲状腺機能低下症、ビタミンD抵抗性クル病・骨軟化症
・骨粗鬆症


タンパク・アミノ酸製剤
製品群No.45
ワークシートNo.28
  リスクの程度の評価   A 薬理作用 B 相互作用 C 重篤な副作用のおそれ C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ D 濫用のおそれ E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) G 使用方法(誤使用のおそれ) H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 用法用量 効能効果
評価の視点   薬理作用 相互作用 重篤な副作用のおそれ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ 薬理に基づく習慣性 適応禁忌 慎重投与
(投与により障害の再発・悪化のおそれ)
症状の悪化につながるおそれ 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) 使用方法(誤使用のおそれ) スイッチ化等に伴う使用環境の変化
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) 併用注意 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 使用量に上限があるもの 過量使用・誤使用のおそれ 長期使用による健康被害のおそれ
ビタミンC ビタミンC(アスコルビン酸) アスコルビン酸「ヨシダ」 アスコルビン酸(ビタミンC)が欠乏すると、壊血病や小児ではメルレル・バロー病を生じ、一般に出血傾向の増大、骨・歯牙の発育遅延、抗体産生能や創傷治癒能の低下などを起こす。コラーゲン生成への関与、毛細血管抵抗性の増強や血液凝固時間の短縮などによる出血傾向の改善、副腎皮質機能への関与(ストレス反応の防止)、メラニン色素生成の抑制などが報告されている。         頻度不明(悪心・嘔吐・下痢等)       高齢者         下記疾患のうち、ビタミンCの欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合(毛細管出血(鼻出血、歯肉出血、血尿など)、薬物中毒、副腎皮質機能障害、骨折時の骨基質形成・骨癒合促進、肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着、光線過敏性皮膚炎)には効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。   通常成人1日50〜2,000mgを1〜数回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。高齢者で減量。
1.ビタミンC欠乏症の予防および治療(壊血病、メルレル・バロー病)、ビタミンCの需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など。)
2.下記疾患のうち、ビタミンCの欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合。
毛細管出血(鼻出血、歯肉出血、血尿など)、薬物中毒、副腎皮質機能障害、骨折時の骨基質形成・骨癒合促進、肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着、光線過敏性皮膚炎。
なお、2.の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
アミノ酸成分 L−システイン ハイチオール錠80 L-システインは、生体内代謝系において、SH供与体としての役割を果たし、SH酵素のactivator(賦活剤)として作用する。
皮膚代謝の正常化、抗アレルギー、解毒などの作用により各種皮膚疾患に応用される。
放射線を照射した動物の延命(マウス)、白血球減少抑制(ラット)、脾障害の防護(マウス)など
        0.1〜5%未満(悪心)、0.1%未満(下痢、口渇、軽度の腹痛)     高齢者         放射線障害による白血球減少症の場合は、通常、放射線照射1時間前より投与を開始すること。     1.通常成人下記1回量を1日2〜3回経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
L-システインとして1回80mg
ハイチオール錠40 2錠、ハイチオール錠80 1錠、ハイチオール散32% 250mg
2.通常成人下記1回量を1日3回経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
L-システインとして1回160mg
ハイチオール錠40 4錠、ハイチオール錠80 2錠、ハイチオール散32% 500mg
・高齢者で減量。
1.湿疹、蕁麻疹、薬疹、中毒疹、尋常性ざ瘡、多形滲出性紅斑
2.放射線障害による白血球減少症
  パントテン酸カルシウム パンカル散 パントテン酸はCoAの構成成分であり、CoAは生体内でアセチル化をはじめ、ステロイド、脂肪酸、ポルフィリン等種々の生体必須物質の合成に関与するとともに、脂肪、蛋白質、炭水化物の代謝にも関与している。         0.1%未満(大量投与で腹痛、下痢等)               腹痛・下痢等(大量投与) パントテン酸の欠乏または代謝障害が関与すると推定される疾患(ストレプトマイシンおよびカナマイシンによる副作用の予防および治療、接触皮膚炎、急・慢性湿疹、弛緩性便秘)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでな   通常、成人にはパントテン酸カルシウムとして1日10〜200mg(0.1〜2.0g)を1〜3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1. パントテン酸欠乏症の予防および治療、パントテン酸の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦など)
2. 下記疾患のうち、パントテン酸の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合。ストレプトマイシンおよびカナマイシンによる副作用の予防および治療、接触皮膚炎、急・慢性湿疹、弛緩性便秘


婦人薬
製品群No.49
ワークシートNo.29
  リスクの程度の評価   A 薬理作用 B 相互作用 C 重篤な副作用のおそれ C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ D 濫用のおそれ E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) G 使用方法(誤使用のおそれ) H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 用法用量 効能効果
評価の視点   薬理作用 相互作用 重篤な副作用のおそれ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ 薬理に基づく習慣性 適応禁忌 慎重投与
(投与により障害の再発・悪化のおそれ)
症状の悪化につながるおそれ 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) 使用方法(誤使用のおそれ) スイッチ化等に伴う使用環境の変化
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) 併用注意 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 使用量に上限があるもの 過量使用・誤使用のおそれ 長期使用による健康被害のおそれ
ビタミン成分 ビタミンB1(塩酸チアミン) 塩酸チアミン散0.1%「ホエイ」/塩酸チアミン散1%「ホエイ」 ビタミンB1はATP存在下にthiamine diphosphateに変換し、生理作用を現す。ピルピン酸の脱炭酸反応やTCAサイクル内のαケトグルタル酸の脱炭酸反応に関与。トランスケトラーゼの補酵素として五炭糖リン酸回路での糖代謝や核酸代謝にも関与           頻度不明(過敏症)               ビタミンB1の欠乏または代謝障害が関与すると推定される疾患(神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、心筋代謝障害)では、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。   通常、成人には塩酸チアミンとして、1回1〜10mgを1日1〜3回経口投与する。
塩酸チアミン散0.1%「ホエイ」:1回1〜10g、1日1〜3回経口投与

塩酸チアミン散1%「ホエイ」:1回0.1〜1g、1日1〜3回経口投与

なお、年齢、症状により適宜増減する。
1. ビタミンB1欠乏症の予防及び治療
2. ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給
(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時等)
3. ウェルニッケ脳炎
4. 脚気衝心
5. 下記疾患のうち、ビタミンB1の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合
神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、心筋代謝障害
〔5.の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。〕
  ビタミンB2 ハイボン錠20mg コレステロール上昇抑制作用
家兎に酪酸リボフラビンを投与すると,ラノリン−綿実油投与による血清コレステロール値の上昇を抑制した.
        0.1〜5%未満(下痢,悪心・嘔吐,胃膨満,腹部膨満)、0.1%未満(胃不快感,食欲不振)           尿を黄変させる(臨床検査値に影響)     高コレステロール血症及びビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合の適応に対して,効果がないのに月余にわたって漫然と使用しないこと.   酪酸リボフラビンとして,通常,成人1日5〜20mgを2〜3回に分割経口投与する.
高コレステロール血症には,通常,成人1日60〜120mgを2〜3回に分割経口投与する.

なお,年齢,症状により適宜増減する.
・高コレステロール血症

・ビタミンB2欠乏症の予防及び治療.

・下記疾患のうち,ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合.

口角炎,口唇炎,舌炎,脂漏性湿疹,結膜炎,びまん性表層角膜炎

・ビタミンB2の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患,妊産婦,授乳婦,はげしい肉体労働時等).

高コレステロール血症及びビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合の適応に対して,効果がないのに月余にわたって漫然と使用しないこと.
  ビタミンB6(塩酸ピリドキシン) アデロキシン錠 体内でリン酸ピリドキサールとなり、細胞・ミトコンドリア内におけるB6酵素群の補酵素として生体のたん白質・アミノ酸代謝の中心的役割を果たす。γ−アミノ酪酸の生成や各種のアミン類(アドレナリン、ノルアドレナリン、5−ヒドロキシトリプタミン等)の生成に不可欠である。脂質代謝との関係も認められている。   レボドパ (レボドパの作用を減弱)     頻度不明(長期・大量投与:手足のしびれ、知覚異常等) 頻度不明(光線過敏症)     高齢者、妊婦、産婦、授乳婦等、新生児、乳幼児、小児等       長期・大量投与で手足のしびれ、知覚異常 ビタミンB6の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される疾患(口角炎、口唇炎、舌炎、急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎、末梢神経炎、放射線障害)では、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
長期・大量投与で手足のしびれ、知覚異常
  塩酸ピリドキシンとして、通常成人1日10〜100mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。きわめてまれであるが、依存症の場合には、より大量を用いる必要のある場合もある。依存症に大量を用いる必要のある場合は観察を十分に行いながら投与すること。特に新生児、乳幼児への投与は少量から徐々に増量し、症状に適合した投与量に到達させること。高齢者では減量。 ビタミンB6欠乏症の予防及び治療(薬物投与によるものを含む。例えばイソニアジド、サイクロセリン、ペニシラミン)

ビタミンB6の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)

ビタミンB6依存症(ビタミンB6反応性貧血、ビタミンB6依存性痙攣、アミノ酸代謝異常など)

下記疾患のうちビタミンB6の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合

口角炎、口唇炎、舌炎、急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎、末梢神経炎、放射線障害(宿酔)
  ビタミンB12(メコバラミン) メチコバール錠250μg/メチコバール錠500μg メコバラミンは、生体内補酵素型ビタミンB12の1種であり、ホモシステインからメチオニンを合成するメチオニン合成酵素の補酵素として働き、メチル基転位反応に重要な役割を果たす。
神経細胞内小器官へよく移行し、核酸・蛋白合成を促進する作用
軸索内輸送、軸索再生の促進する作用
髄鞘形成(リン脂質合成)の促進する作用
シナプス伝達の遅延、神経伝達物質の減少を回復する作用
を有する。
        0.1〜5%未満(食欲不振、悪心・嘔吐、下痢) 0.1%未満(過敏症)     水銀及びその化合物を取り扱う職業従事者(長期大量)         水銀及びその化合物を取り扱う職業従事者に長期にわたる大量投与は避けることが望ましい。本剤投与で効果が認められない場合、月余にわたって漫然と使用すべきではない。   錠250μg

通常、成人は1日6錠(メコバラミンとして1日1,500μg)を3回に分けて経口投与する。

ただし、年齢及び症状により適宜増減する。

錠500μg

通常、成人は1日3錠(メコバラミンとして1日1,500μg)を3回に分けて経口投与する。

ただし、年齢及び症状により適宜増減する。

本剤投与で効果が認められない場合、月余にわたって漫然と使用すべきではない。水銀及びその化合物を取り扱う職業従事者に長期にわたって大量に投与することは避けることが望ましい。
末梢性神経障害
  ビタミンC アスコルビン酸「ヨシダ」 アスコルビン酸(ビタミンC)が欠乏すると、壊血病や小児ではメルレル・バロー病を生じ、一般に出血傾向の増大、骨・歯牙の発育遅延、抗体産生能や創傷治癒能の低下などを起こす。コラーゲン生成への関与、毛細血管抵抗性の増強や血液凝固時間の短縮などによる出血傾向の改善、副腎皮質機能への関与(ストレス反応の防止)、メラニン色素生成の抑制などが報告されている。         頻度不明(悪心・嘔吐・下痢等)       高齢者         下記疾患のうち、ビタミンCの欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合(毛細管出血(鼻出血、歯肉出血、血尿など)、薬物中毒、副腎皮質機能障害、骨折時の骨基質形成・骨癒合促進、肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着、光線過敏性皮膚炎)には効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。   通常成人1日50〜2,000mgを1〜数回に分けて経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。高齢者で減量。
1.ビタミンC欠乏症の予防および治療(壊血病、メルレル・バロー病)、ビタミンCの需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など。)

2.下記疾患のうち、ビタミンCの欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合。

毛細管出血(鼻出血、歯肉出血、血尿など)、薬物中毒、副腎皮質機能障害、骨折時の骨基質形成・骨癒合促進、肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着、光線過敏性皮膚炎。

なお、2.の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
ビタミンE ユベラ錠 微小循環系の賦活作用を有し、末梢血行を促す。
膜安定化作用を有し、 血管壁の透過性や血管抵抗性を改善する。

抗酸化作用を有し、過酸化脂質の生成を抑制する。
内分泌系の賦活作用を有し、内分泌の失調を是正する。
        0.1〜5%未満(便秘、胃部不快感)、0.1%未満(下痢) 0.1%未満(過敏症               末梢循環障害や過酸化脂質の増加防止の効能に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきではない。   錠剤

通常、成人には1回1〜2錠(酢酸トコフェロールとして、50〜100mg)を、1日2〜3回経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。
1. ビタミンE欠乏症の予防及び治療

2. 末梢循環障害(間歇性跛行症、動脈硬化症、静脈血栓症、血栓性静脈炎、糖尿病性網膜症、凍瘡、四肢冷感症)

3. 過酸化脂質の増加防止
その他 アミノエチルスルホン酸 タウリン散「大正」 ・胆汁酸排泄促進作用を有する。
・実験的肝障害に及ぼす影響を有し、Al-P、γ-グロブリン、BSP、血清コレステロール/血清コレステロールエステル比を改善させた。また、肝細胞の再生を促進して組織像を改善させた。さらに慢性障害群においては間質の結合織増殖を抑制した。胆汁分泌などの肝細胞機能維持に働いた。
・心筋代謝改善作用、心筋保護作用
・実験的慢性心不全による死亡率低下
        0.5%未満(嘔気、下痢、腹部不快感、便秘、食欲不振) 0.5%未満(過敏症)     高齢者             アミノエチルスルホン酸として、成人1回1gを1日3回食後に経口投与する。なお、うっ血性心不全に用いる場合、本剤は強心利尿剤で十分な効果が認められないときに、それと併用すること。高齢者で減量。 高ビリルビン血症(閉塞性黄疸を除く)における肝機能の改善
うっ血性心不全
グルクロノラクトン グロンサン散 循環血流量増加                 高齢者             1回0.3〜1g、1日3回、適宜増減。高齢者では用量に注意 高ビリルビン血症(閉塞性黄疸を除く)における肝機能の改善、蕁麻疹、湿疹、中毒疹、妊娠悪阻、妊娠中毒


避妊薬
製品群No.50
ワークシートNo.30
  リスクの程度の評価   A 薬理作用 B 相互作用 C 重篤な副作用のおそれ C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ D 濫用のおそれ E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) G 使用方法(誤使用のおそれ) H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 用法用量 効能効果
評価の視点   薬理作用 相互作用 重篤な副作用のおそれ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ 薬理に基づく習慣性 適応禁忌 慎重投与
(投与により障害の再発・悪化のおそれ)
症状の悪化につながるおそれ 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) 使用方法(誤使用のおそれ) スイッチ化等に伴う使用環境の変化
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) 併用注意 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 使用量に上限があるもの 過量使用・誤使用のおそれ 長期使用による健康被害のおそれ
  メンフェゴール                                      


その他の女性用薬
製品群No.51
ワークシートNo.31
  リスクの程度の評価   A 薬理作用 B 相互作用 C 重篤な副作用のおそれ C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ D 濫用のおそれ E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) G 使用方法(誤使用のおそれ) H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 用法用量 効能効果
評価の視点   薬理作用 相互作用 重篤な副作用のおそれ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ 薬理に基づく習慣性 適応禁忌 慎重投与
(投与により障害の再発・悪化のおそれ)
症状の悪化につながるおそれ 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) 使用方法(誤使用のおそれ) スイッチ化等に伴う使用環境の変化
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) 併用注意 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 使用量に上限があるもの 過量使用・誤使用のおそれ 長期使用による健康被害のおそれ
  トリコマイシン なし                                    
クロラムフェニコール クロマイ膣錠 グラム陽性、陰性菌に抗菌作用         頻度不明(長期連用:内服・注射等全身投与と同様な症状) 頻度不明(過敏症)   本剤成分過敏症既往歴 高齢者       必要最小限の使用。内服させない。 長期連用しないこと。   1日1回1錠、局所に挿入 クロラムフェニコール感性菌による細菌性膣炎
  エチニルエストラジオール 外用なし、プロセキソール錠 前立腺、精のう重量を減少させ血中テストステロン値を低下させる   血糖降下薬(血糖降下作用の減少)、リトナビル(本剤の作用減少) 頻度不明(心不全、狭心症、長期連用:血栓症)   頻度不明(黄疸、肝機能異常、血圧上昇、精神障害の再発、大量継続投与により高カルシウム血症・ナトリウムや体液貯留、不正出血、経血量変化、下腹部痛、乳房緊満感、乳房痛、悪心、おう吐、食欲不振、下痢、腹痛、胃痛、頭痛、めまい、倦怠感、陰萎 頻度不明(過敏症)   エストロゲン依存性腫瘍およびその疑い(腫瘍の悪化あるいは顕性化)、血栓性静脈炎・肺塞栓症または既往歴(血液凝固能の亢進によりこれらの増悪) 肝障害、子宮筋腫、子宮内膜症または既往歴、心疾患・腎疾患または既往歴、てんかん、糖尿病、高齢者、         長期連用:血栓症、卵胞ホルモン剤を長期間(1年以上)使用した閉経期以降の婦人では子宮内膜癌を発生する危険度が対照群に比べ高く、使用期間、使用量と危険度の上昇に相関性があることを示唆する疫学調査あり   1回0.5〜1mg、1日3回。適宜増減。高齢者減量 前立腺癌、閉経後の末期乳癌(男性ホルモン療法に抵抗を示す場合)
  エストラジオール 貼付剤あり、エストラダームM 卵巣機能低下または消失によるエストロゲン欠乏症による閉経症状の改善。   リファンピシン・抗てんかん薬・HIV逆転写酵素阻害薬・セイヨウオトギリソウ含有食品・ステロイドホルモン(本剤の代謝が促進され血中濃度が低下)、プロテアーゼ阻害薬(本剤の血中濃度が変化) 頻度不明(静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎)、乳癌・冠動脈性心疾患・脳卒中・痴呆などの発生との関連性を示唆する報告あり。 頻度不明(アナフィラキシー様症状) 頻度不明(片頭痛、静脈瘤の悪化、胆石症、胆のう疾患、胆汁うっ滞黄疸、下肢痛、ポルフィリン症の悪化、喘息の悪化、耳硬化症)、5%以上(一次刺激性の接触性皮膚炎、不正出血、消退出血、帯下、乳房緊満感)、0.1〜5%未満(かぶれ、水疱、色素沈着、外陰部腫脹感、外陰部掻痒感、子宮内膜増殖、乳房痛、乳頭痛、乳腺症、頭痛、眠気、めまい、動悸、おう吐、吐気、下痢、腹部膨満感、便秘、心窩部痛、浮腫、肝機能障害、腹痛、下腹部痛、関節痛、腰痛、耳鳴、体重増加・減少、倦怠感、トリグリセライド上昇、フィブリノーゲン増加)、0.1%未満(不眠、胸部不快感、血圧上昇、発熱) 頻度不明(過敏症)   エストロゲン依存性腫瘍およびその疑い(腫瘍の悪化あるいは顕性化)、血栓性静脈炎・肺塞栓症または既往歴(血液凝固能の亢進によりこれらの増悪)、本剤成分過敏症既往歴、妊婦または妊娠の可能性および授乳婦、動脈性の血栓塞栓症 子宮筋腫、子宮内膜症、乳癌家族素因が強いまたは乳房結節、乳腺症、乳房レントゲンに異常、高血圧・心疾患・腎疾患または既往歴、糖尿病、片頭痛、てんかん、肝障害、術前または長期臥床状態、全身性エリテマトーデス、高齢者       大量投与:ナトリウムや体液の貯留 長期連用:血栓症、卵胞ホルモン剤と黄体ホルモンを長期間使用した女性では乳癌を発生する危険度が対照群に比べ高く、使用期間と危険度の上昇に相関性があるとの報告あり   1回1枚(0.72mg)貼付。2日ごとはりかえ 更年期障害および卵巣欠落症状に伴う:血管運動神経症状、泌尿生殖器の萎縮症状、閉経後骨粗鬆症


抗ヒスタミン薬主薬製剤
製品群No.52
ワークシートNo.32
  リスクの程度の評価   A 薬理作用 B 相互作用 C 重篤な副作用のおそれ C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ D 濫用のおそれ E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) G 使用方法(誤使用のおそれ) H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 用法用量 効能効果
評価の視点   薬理作用 相互作用 重篤な副作用のおそれ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ 薬理に基づく習慣性 適応禁忌 慎重投与
(投与により障害の再発・悪化のおそれ)
症状の悪化につながるおそれ 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) 使用方法(誤使用のおそれ) スイッチ化等に伴う使用環境の変化
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) 併用注意 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 使用量に上限があるもの 過量使用・誤使用のおそれ 長期使用による健康被害のおそれ
抗ヒスタミン成分 塩酸ジフェンヒドラミン ベナ錠 抗ヒスタミン作用:
H1受容体に対しヒスタミンと競合的に拮抗することにより作用をあらわす。
ヒスタミン遊離抑制作用:
  アルコール・中枢神経抑制剤・MAO阻害剤(中枢神経抑制作用が増強)、抗コリン作用を有する薬剤(抗コリン作用が増強)     頻度不明(口渇、悪心・嘔吐、下痢、めまい、倦怠感、神経過敏、頭痛、眠気、動悸)
自動車の運転等危険を伴う機械の操作
頻度不明(過敏症)   緑内障(悪化)、前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患(悪化) 授乳中の婦人、未熟児、新生児、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、高齢者             塩酸ジフェンヒドラミンとして、通常成人1回30〜50mg(3〜5錠)を1日2〜3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹、皮膚炎)、枯草熱、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、急性鼻炎、春季カタルに伴うそう痒
d-マレイン酸クロルフェニラミン ポララミン錠2mg 抗ヒスタミン作用   中枢神経抑制剤・アルコール・MAO阻害剤・抗コリン作用を有する薬剤(相互に作用を増強)、ドロキシドパ,ノルエピネフリン(血圧の異常上昇) 痙攣・錯乱・再生不良性貧血・無顆粒球症(頻度不明) ショック(頻度不明) 5%以上又は頻度不明(鎮静、神経過敏、頭痛、焦燥感、複視、眠気、不眠、めまい、耳鳴、前庭障害、多幸症、情緒不安、ヒステリー、振戦、神経炎、協調異常、感覚異常、霧視、口渇、胸やけ、食欲不振、悪心、嘔吐、腹痛、便秘、下痢、頻尿、排尿困難、尿閉等低血圧、心悸亢進、頻脈、期外収縮、鼻及び気道の乾燥、気管分泌液の粘性化、喘鳴、鼻閉、溶血性貧血、肝機能障害(AST(GOT)・ALT(GPT)・Al-Pの上昇等)、悪寒、発汗異常、疲労感、胸痛、月経異常、0.1%未満(血小板減少),眠気を催すことがあるので自動車の運転等危険を伴う機械の操作 5%以上又は頻度不明(過敏症)   本剤の成分又は類似化合物に対し過敏症の既往歴、緑内障(緑内障の増悪)、前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患(症状の増悪)、低出生体重児・新生児(痙攣等の重篤な反応があらわれるおそれ) 眼内圧亢進、甲状腺機能亢進症、狭窄性消化性潰瘍、幽門十二指腸通過障害、循環器系疾患、高血圧症、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人             d-マレイン酸クロルフェニラミンとして,通常,成人には1回2mgを1日1〜4回経口投与する。なお,年齢,症状により適宜増減する。 じん麻疹,血管運動性浮腫,枯草熱,皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎,皮膚そう痒症,薬疹),アレルギー性鼻炎,血管運動性鼻炎,感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽。
抗ヒスタミン成分 メキタジン ゼスラン錠 ケミカルメディエーター拮抗作用、抗ヒスタミン作用、抗アレルギー作用   中枢神経抑制剤・アルコール(眠気)、抗うつ剤 ・MAO阻害剤 ・アトロピン様作用を有する薬剤(口渇、排尿困難) 、メトキサレン(光線過敏症) 肝機能障害・黄疸・血小板減少(頻度不明) ショック、アナフィラキシー様症状 (頻度不明) 0.1〜5%未満(眠気、けん怠感、ふらふら感、口渇、胃部不快感)、0.1%未満(AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇、血小板減少、頭痛、めまい、下痢、便秘、食欲不振、嘔吐、胃痛、腹痛、胸部苦悶感、心悸亢進、排尿困難、咽頭痛、浮腫、顔面潮紅、視調節障害、月経異常、味覚異常、口内しびれ感)、頻度不明(黄疸)、自動車の運転等危険を伴う機械の操作。 0.1%未満(過敏症)   本剤の成分、フェノチアジン系化合物及びその類似化合物に対し過敏症の既往歴、緑内障(緑内障を悪化)、前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患(排尿困難等) 腎障害、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、授乳婦,低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児       過量投与で眠気、悪心、嘔吐、軽度の抗コリン作用性障害 他のフェノチアジン系化合物:長期投与又は大量投与により角膜・水晶体の混濁、網膜・角膜の色素沈着   1.通常成人1回メキタジンとして6mgを1日2回経口投与する。なお、年令、症状に応じて適宜増減する。2.通常成人1回メキタジンとして3mgを1日2回経口投与する。なお、年令、症状に応じて適宜増減する。 1.気管支喘息、2.アレルギー性鼻炎、じん麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)


その他のアレルギー用薬
製品群No.53
ワークシートNo.33
  リスクの程度の評価   A 薬理作用 B 相互作用 C 重篤な副作用のおそれ C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ D 濫用のおそれ E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) G 使用方法(誤使用のおそれ) H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 用法用量 効能効果
評価の視点   薬理作用 相互作用 重篤な副作用のおそれ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ 薬理に基づく習慣性 適応禁忌 慎重投与
(投与により障害の再発・悪化のおそれ)
症状の悪化につながるおそれ 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) 使用方法(誤使用のおそれ) スイッチ化等に伴う使用環境の変化
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) 併用注意 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 使用量に上限があるもの 過量使用・誤使用のおそれ 長期使用による健康被害のおそれ
抗炎症成分 グリチルリチン酸モノアンモニウム グリチロン注一号 抗炎症作用   ループ利尿剤・チアジド系および その類似降圧利尿剤 (低カリウム血症)、甘草(偽アルドステロン症) 偽アルドステロン症(頻度不明)、横紋筋融解症(グリチルリチン酸または甘草を含有する製剤)         偽アルドステロン症、ミオパシー、低カリウム血症(低カリウム血症、高血圧症等を悪化) 高齢者、妊婦小児等         長期連用により偽アルドステロン症   グリチルリチンとして、通常成人1日1回40mgを皮下注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 薬疹
ビタミン成分 ビタミンB1(塩酸チアミン) 塩酸チアミン散0.1%「ホエイ」/塩酸チアミン散1%「ホエイ」 ビタミンB1はATP存在下にthiamine diphosphateに変換し、生理作用を現す。ピルピン酸の脱炭酸反応やTCAサイクル内のαケトグルタル酸の脱炭酸反応に関与。トランスケトラーゼの補酵素として五炭糖リン酸回路での糖代謝や核酸代謝にも関与           頻度不明(過敏症)               ビタミンB1の欠乏または代謝障害が関与すると推定される疾患(神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、心筋代謝障害)では、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。   通常、成人には塩酸チアミンとして、1回1〜10mgを1日1〜3回経口投与する。
塩酸チアミン散0.1%「ホエイ」:1回1〜10g、1日1〜3回経口投与
塩酸チアミン散1%「ホエイ」:1回0.1〜1g、1日1〜3回経口投与
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1. ビタミンB1欠乏症の予防及び治療
2. ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給
(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時等)
3. ウェルニッケ脳炎
4. 脚気衝心
5. 下記疾患のうち、ビタミンB1の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合
神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、心筋代謝障害
〔5.の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。〕
  ビタミンB2 ハイボン錠20mg コレステロール上昇抑制作用
家兎に酪酸リボフラビンを投与すると,ラノリン−綿実油投与による血清コレステロール値の上昇を抑制した.
        0.1〜5%未満(下痢,悪心・嘔吐,胃膨満,腹部膨満)、0.1%未満(胃不快感,食欲不振)           尿を黄変させる(臨床検査値に影響)     高コレステロール血症及びビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合の適応に対して,効果がないのに月余にわたって漫然と使用しないこと.   酪酸リボフラビンとして,通常,成人1日5〜20mgを2〜3回に分割経口投与する.
高コレステロール血症には,通常,成人1日60〜120mgを2〜3回に分割経口投与する.
なお,年齢,症状により適宜増減する.
・高コレステロール血症
・ビタミンB2欠乏症の予防及び治療.
・下記疾患のうち,ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合.口角炎,口唇炎,舌炎,脂漏性湿疹,結膜炎,びまん性表層角膜炎
・ビタミンB2の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患,妊産婦,授乳婦,はげしい肉体労働時等)
.高コレステロール血症及びビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合の適応に対して,効果がないのに月余にわたって漫然と使用しないこと.
  ビタミンB6(塩酸ピリドキシン) アデロキシン錠 体内でリン酸ピリドキサールとなり、細胞・ミトコンドリア内におけるB6酵素群の補酵素として生体のたん白質・アミノ酸代謝の中心的役割を果たす。γ−アミノ酪酸の生成や各種のアミン類(アドレナリン、ノルアドレナリン、5−ヒドロキシトリプタミン等)の生成に不可欠である。脂質代謝との関係も認められている。   レボドパ (レボドパの作用を減弱)     頻度不明(長期・大量投与:手足のしびれ、知覚異常等) 頻度不明(光線過敏症)     高齢者、妊婦、産婦、授乳婦等、新生児、乳幼児、小児等       長期・大量投与で手足のしびれ、知覚異常 ビタミンB6の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される疾患(口角炎、口唇炎、舌炎、急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎、末梢神経炎、放射線障害)では、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
長期・大量投与で手足のしびれ、知覚異常
  塩酸ピリドキシンとして、通常成人1日10〜100mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。きわめてまれであるが、依存症の場合には、より大量を用いる必要のある場合もある。依存症に大量を用いる必要のある場合は観察を十分に行いながら投与すること。特に新生児、乳幼児への投与は少量から徐々に増量し、症状に適合した投与量に到達させること。高齢者では減量。 ビタミンB6欠乏症の予防及び治療(薬物投与によるものを含む。例えばイソニアジド、サイクロセリン、ペニシラミン)
ビタミンB6の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)
ビタミンB6依存症(ビタミンB6反応性貧血、ビタミンB6依存性痙攣、アミノ酸代謝異常など)
下記疾患のうちビタミンB6の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
口角炎、口唇炎、舌炎、急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎、末梢神経炎、放射線障害(宿酔)
  ニコチン酸アミド ニコチン酸アミド散ゾンネ ニコチン酸アミドはニコチン酸とともにNAD、NADPに組み込まれ、脱水素酵素の補酵素として広く生体内の酸化還元反応にあずかる。                 高齢者、妊婦、産婦、授乳婦、小児         2.の適応(効能又は効果)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。   1・2.ニコチン酸アミドとして通常成人1日25〜200mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 口角炎、口内炎、舌炎、接触皮膚炎、急・慢性湿疹、光線過敏性皮膚炎、メニエル症候群、末梢循環障害(レイノー病、四肢冷感、凍瘡、凍傷)、耳鳴、難聴
  パントテン酸カルシウム パンカル散 パントテン酸はCoAの構成成分であり,CoAは生体内でアセチル化をはじめ,ステロイド,脂肪酸,ポルフィリン等種々の生体必須物質の合成に関与するとともに,脂肪,蛋白質,炭水化物の代謝にも関与している。         0.1%未満(消化器)               大量投与により腹痛、下痢 2.の適応(効能又は効果)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。   パントテン酸カルシウムとして1日10〜200mg(0.1〜2.0g)を1〜3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 1.パントテン酸欠乏症の予防および治療、パントテン酸の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦など)2.下記疾患のうち、パントテン酸の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合。ストレプトマイシンおよびカナマイシンによる副作用の予防および治療、接触皮膚炎、急・慢性湿疹、弛緩性便秘。なお、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
気管支拡張成分 dl−塩酸メチルエフェドリン dl−塩酸メチルエフェドリン散 アドレナリン作動性の気管支拡張作用と中枢性鎮咳作用を示す。 カテコールアミン製剤(不整脈、場合によっては心停止を起こす) MAO阻害剤・甲状腺製剤(作用が増強)、キサンチン誘導体・ステロイド剤・利尿剤(血清カリウム値が低下) β2刺激剤により重篤な血清カリウム値の低下   頻度不明(熱感)、0.1〜5%未満(心悸亢進、顔面蒼白等、頭痛、不眠、めまい、眠気、神経過敏、疲労等、悪心、食欲不振、腹部膨満感等、口渇) 頻度不明(過敏症)、   カテコールアミン製剤を投与中(不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれ) 甲状腺機能亢進症、高血圧症、心疾患、糖尿病、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、授乳中の婦人、小児等、重症喘息(血清カリウム低下)       過度に使用を続けた場合、不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある     dl-塩酸メチルエフェドリンとして、通常成人1回25〜50mgを1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。
下記疾患に伴う咳嗽
気管支喘息、感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)
蕁麻疹、湿疹
アミノ酸類成分 アミノ酸エチルスルホン酸(タウリン) タウリン散「大正」 ・胆汁酸排泄促進作用を有する。
・実験的肝障害に及ぼす影響を有し、Al-P、γ-グロブリン、BSP、血清コレステロール/血清コレステロールエステル比を改善させた。また、肝細胞の再生を促進して組織像を改善させた。さらに慢性障害群においては間質の結合織増殖を抑制した。胆汁分泌などの肝細胞機能維持に働いた。
・心筋代謝改善作用、心筋保護作用
・実験的慢性心不全による死亡率低下
        0.5%未満(嘔気、下痢、腹部不快感、便秘、食欲不振) 0.5%未満(過敏症)     高齢者             アミノエチルスルホン酸として、成人1回1gを1日3回食後に経口投与する。なお、うっ血性心不全に用いる場合、本剤は強心利尿剤で十分な効果が認められないときに、それと併用すること。高齢者で減量。 高ビリルビン血症(閉塞性黄疸を除く)における肝機能の改善
うっ血性心不全
整腸成分 乾燥酵母 乾燥酵母「ホエイ」 乾燥酵母は含有する諸成分が総合して栄養補給,代謝機能促進,食欲増進,整腸などの薬効を現す。         頻度不明(大量投与による下痢)               大量で下痢     乾燥酵母として,通常成人1日5〜10gを3回に分割経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
ビタミンB群,たん白質の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の補給

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