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痴呆性高齢者グループホーム外部評価の概要

 痴呆性高齢者グループホームについては、サービスの質の確保の観点から平成14年より外部評価を導入している。

 1 サービス評価の意義
 都道府県が実施する「指導監査」とは異なり、管理者や職員が自分たちのサービスの行き届かない点に気づくためのきっかけとし、改善のための自発的な努力を積み重ねることによりサービスの質を高めること。

 2 頻度
 年1回を原則とするが、平成16年度末までの間は、当該期間内に少なくとも1回。

 3 評価機関
 公正中立な立場で評価を行うことができる機関として、都道府県が選定した法人(自らグループホームを運営していないこと等。)。
 ただし、平成16年度末までの間は、高齢者痴呆介護研究・研修東京センターに依頼して評価を実施することが可能(43道府県が依頼済、東京都、岡山県は独自実施、神奈川県、熊本県は検討中。)。

 4 評価調査員
 家族又はボランティアとしての介護経験を有する者等で評価機関が実施する所定の研修(講義3日、実習1日)を修了した者(平成16年1月13日現在、1179名養成済み)。

 5 評価項目
 「運営理念」、「生活空間づくり」、「ケアサービス」、「運営体制」に関する71項目。

 6 調査方法
 2人の調査員が一組で、グループホームで1日利用者と共に過ごし、その中で各調査項目につき評価を行う。

 7 評価結果の公開
 入居者の家族への送付
 利用申し込みの際の重要事項説明書に添付
 グループホーム内での掲示
 インターネット(WAM NET)による公開

 8 評価結果を踏まえたサービスの質の改善
 グループホームにおいて、評価結果を踏まえ、サービスの改善計画を作成、実施。
 高齢者痴呆介護研究・研修東京センターサービス評価推進室より、外部評価を受けたグループホームに対し、「グループホームサービス評価結果活用ガイド」を配布。

 9 費用
 グループホームが負担(東京センターが実施する場合は、1回あたり6万円(3ユニットまで)。)。


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