戻る

表1−2 助産技術の到達目標

  1.独力で安全に実践できる 2.指導の下で安全に実践できる
妊産婦のケア レオポルド触診法
子宮底・腹囲測定
胎児心音聴取(ドップラー法、トラウベ)
分娩監視装置の装着と判読
正常妊婦の健康診査と経過診断、助言
入院時期の判断
分娩第1〜4期の経過診断
内診法
産痛緩和ケア(マッサージ、温罨法、温浴、体位等)
分娩進行促進へのケア(体位、リラクゼーション等)
心理的援助(ドウーラ効果、妊産婦の主体的姿勢への援助等)
正常分娩の直接介助、間接介助
妊娠期の異常に関するケア(切迫流早産、子宮外妊娠等)
分娩期の異常に関するケア(回旋異常、微弱陣痛等)
異常分娩(吸引・鉗子・骨盤位分娩)の直接介助・間接介助
妊娠・分娩期の緊急時の判断と初期対応(過強陣痛、子癇発作、異常出血、胎児仮死等)
産科検査・処置の準備と介助
産科手術の準備、手術前後の管理とケア
新生児のケア 新生児の正常と異常との判断(出生時、入院中、退院時)
正常新生児の健康診査と経過診断
新生児胎外適応の促進ケア(呼吸・循環・排泄・栄養等)
新生児の処置(口鼻腔・胃内吸引、臍処置等)
沐浴
新生児への予防薬の与薬(ビタミンK2、点眼薬)
新生児仮死の判断と初期対応
新生児期の異常に関する判断とケア(低体温、低血糖、黄疸、痙攣等)
新生児期の異常に関する検査・処置とケア(光線療法等)
褥婦のケア 正常褥婦の健康診査と経過診断(入院中、退院時)
母親役割への援助(児との早期接触、出産レビュー等)
育児指導(母乳育児指導、沐浴、育児法等)
褥婦の退院指導(生活指導、産後家族計画等)
母子の1か月健康診査と助言
産褥期の異常に関するケア
乳房管理(乳汁うっ滞、分泌過多、母乳中止例、血乳等)
産褥期の緊急時の判断と初期対応(異常出血、血栓症、肺塞栓症等)
褥婦のメンタルヘルスケア(マタニティブルーズ、不眠等)
証明書等の
記載
出生証明書の記載と説明
母子健康手帳の記載と説明
助産録の記載
 
周産期の安全管理 新生児の取り違え・盗難・窒息・転落防止
母親の転倒・転落防止
 
各施設、各部署の条件によって経験の機会が少ない技術については集合教育を取り入れる等、習得方法を工夫する必要がある。


トップへ
戻る