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表1-1 看護技術の到達目標

  1.独力で安全に実践できる 2.指導の下で安全に実践できる
環境調整技術 療養生活環境調整
(温・湿度、換気、採光、臭気・騒音、病室整備)
ベットメーキング
リネン交換
 
食事援助技術 食事介助
食生活支援
栄養状態・体液・電解質バランスの査定
経管栄養法
排泄援助技術 自然排尿・排便援助
尿器・便器の使用
オムツ交換
浣腸
留置カテーテルの挿入と管理
摘便
導尿
活動・休息援助
技術
歩行介助・移動の介助・移送
体位変換
良肢位の保持
自動・他動運動の援助
入眠、睡眠の援助
 
清潔・衣生活
援助技術
清拭、洗髪、口腔ケア
入浴介助、部分浴、陰部ケア
寝衣交換などの衣生活支援、整容
 
呼吸・循環を
整える技術
酸素吸入療法
気管内吸引
ネブライザーの実施
体温調整
体位ドレナージ
人工呼吸器の管理
創傷管理技術 創傷処置
褥創の予防ケア
包帯法
 
与薬の技術 経口薬の与薬、外用薬の与薬、直腸内与薬
皮下注射、筋肉内注射、皮内注射、
静脈内注射、点滴静脈内注射
中心静脈内注射の準備・介助・管理
輸液ポンプの準備と管理
輸血の準備、輸血中と輸血後の観察
抗生物質の用法と副作用の観察
インシュリンの種類・用法・副作用の観察
麻薬の主作用・副作用の観察
向精神薬の主作用・副作用の観察
毒薬・劇薬の主作用・副作用の観察
救命救急
処置技術
意識レベルの把握
気道確保
止血
チームメンバーへの応援要請
救急カートの場所と物品の把握
除細動器(自動体外式除細動器)
気管挿管の準備と介助
人工呼吸
閉鎖式心臓マッサージ
除細動器の必要性の把握と準備(自動体外式除細動器を除く)
症状・生体機能
管理技術
バイタルサイン(呼吸・脈拍・体温・血圧)の観察
身体計測
静脈血採血と検体の取り扱い
採尿・尿検査の方法と検体の取り扱い
血糖値測定と検体の取り扱い
心電図モニター・12誘導心電図の装着、管理
パルスオキシメーターによる測定
動脈血採血の準備と検体の取り扱い
感染予防の
技術
スタンダードプリコーション(標準予防策)の実施
無菌操作
消毒薬の適切な選択
 
安全管理の
技術
転倒転落予防策の実施
誤薬防止の手順に沿った与薬
患者誤認防止策の実施
管・ライン類の事故防止・抜去防止策の実施
薬剤・放射線暴露防止策の実施
 
安楽確保の
技術
安楽な体位の保持
罨法等身体安楽促進ケア
リラクゼーション
 
各施設、各部署の条件によって経験の機会が少ない技術については集合教育を取り入れる等、習得方法を工夫する必要がある。


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