第3 |
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項 |
(3) |
国内の労働衛生研究の状況の把握及び労働衛生研究機関への情報の提供
我が国の労働衛生研究機関の研究資源を有効に活用し、山積する労働衛生研究上の課題について効率的かつ質の高い研究を実施する環境を整備するため、国内の労働衛生研究機関の協力を得て、最新の労働衛生に関する研究の状況を把握し、120機関以上の関係研究機関に必要な情報を提供すること。 |
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第2 |
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置 |
(3) |
国内の労働衛生研究の状況の把握及び労働衛生研究機関への情報の提供
研究機関、大学、関係団体等の学識経験者・有識者の協力を得て、国内の最新の労働衛生研究の状況を把握するとともに、研究所刊行物等を通じて労働衛生研究機関に対し有用な情報を提供する。 |
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2 |
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する措置 |
(3) |
国内の労働衛生研究の状況の把握及び労働衛生研究機関への情報の提供 |
イ |
国内労働衛生研究の状況の把握
客員研究員との研究交流、産業医科大学との研究交流会、及び労働衛生関連学会等を通じて、国内の最新の労働衛生研究の状況を把握する。また労働衛生重点研究推進協議会の活動として労働衛生研究の現状をデータベース化し、我が国における研究の実態と課題に関する情報を労働衛生関係機関等へ提供する。
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ロ |
労働衛生機関への情報の提供
イにより把握した情報は、Industrial Healthを年4回、また産医研ニュースを4月と10月にそれぞれ発行し、90以上の労働衛生関係研究機関に提供する。 |
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2 |
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する措置 |
(3) |
国内の労働衛生研究の状況の把握及び労働衛生研究機関への情報の提供 |
イ |
国内労働衛生研究の状況の把握
研究所が主催する「労働衛生重点研究推進協議会」、同協議会第二回シンポジウム「21世紀の労働衛生研究戦略の実施と展望」、産業医学総合研究所・産業医科大学産業生態科学研究所研究交流会、客員研究員交流会、及び労働衛生関連学会等への参加等を通し、国内の労働衛生の研究状況の把握に努めた。
また、「労働衛生重点研究推進協議会」の事務局として、18優先研究課題に関する国内の原著論文数等をまとめた。同様に、全国の研究者の研究動向を把握するために、約9,000人の労働衛生研究者・実務家等を対象とするアンケート調査による研究課題登録を開始した。
<添付資料7> |
ロ |
労働衛生機関への情報の提供
Industrial Health誌(年4回)、産医研ニュース(年2回)、研究所年報をそれぞれ計画どおりに定期発行し、労働衛生の最新情報を100以上の労働衛生機関等に提供した。
Industrial Health誌の平成14年のインパクトファクターは0.74と、近年掲載論文の被引用率が上昇傾向にある。
<添付資料8, 17>
研究所が事務局を担当した「21世紀の労働衛生研究戦略協議会」の最終報告書「日本の労働衛生研究の課題」を国内外の労働衛生関係機関等へ広く配布し広報をはかった。また日本の労働衛生の研究戦略を国際的に紹介するために、NIOSH(米国国立労働安全衛生研究所)が主催したNORA(労働安全衛生研究に関する国家戦略)シンポジウムで行った招待講演の内容を、平成15年1月発行のIndustrial Health 誌に掲載した。
<添付資料8>
平成14年4月発行のIndustrial Health 誌に、「新時代の労働衛生研究の新たな局面」と題する特集を掲載し、国際的視野に基づき21世紀の労働衛生研究を展望した。 |
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最新の労働衛生に関する研究の状況を取りまとめ、当該取りまとめ結果を関係研究機関に広く提供しているか。 |
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学術誌、産医研ニュースを計画どおりに発行しているか。 |
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(理由及び特記事項)
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労働衛生重点研究推進協議会、同協議会第二回シンポジウム、産業医科大学との研究交流会、客員研究員交流会等を開催し、社会的ニーズや研究動向を把握するとともに、情報を提供した。 |
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上記協議会第1年次報告書は、約1,500部を配布した。 |
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上記協議会活動として、国内の労働衛生研究実施状況を把握するため、研究者・安全衛生実務家等約9,000人を対象とした調査を開始した。 |
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国際学術誌Industrial Health(1,300部)、産医研ニュース(2,200部)を定期発行した。 |
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(理由及び特記事項)
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国内の労働衛生研究状況の把握、関係機関への情報提供に努力している。 |
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労働衛生機関との、あるいは労働衛生機関への働きかけが弱いように見える。社会、とくに労働衛生機関としてのターゲットと情報の内容を吟味した具体的な取り組みを期待したい。 |
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Industrial Healthのインパクトファクターが上がってきているとの説明があったが、今後も内容の充実に努めて欲しい。 |
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Industrial Healthのインパクトファクターの目標値を定め、年次推移があればよりよくなると思う。 |
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情報を幅広く提供しているが、可能な部分は有料化すべき。 |
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