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医薬発第 958 号
平成13年9月5日

財団法人 化学及血清療法研究所理事長 殿

厚生労働省医薬局長


血液凝固第VIII因子製剤の安定的な確保について


 血液事業につきましては、平素より特段の御尽力を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、厚生労働省においては、バイエル薬品(株)が輸入・販売している遺伝子組換え血液凝固第VIII因子製剤の出荷一時停止等の問題が生じた後、国内における血液凝固第VIII因子製剤の安定供給確保を第一と考え、平成13年7月2日付け医薬発第712号厚生労働省医薬局長通知により、本製剤の安定確保に係る協力を依頼したところであります。
 今般、各社の報告に基づき、平成14年末までの血液凝固第VIII因子製剤の需給について詳細な見通しが明らかとなったことに伴い、平成13年8月31日に開催された薬事・食品衛生審議会血液事業部会において、国内の最大生産を継続し、安定供給を確保するため、貴所をはじめとする主要4社は、引き続き必要な調査、増産、製剤輸入等について検討し、厚生労働省に報告する必要があると了解されました。
 つきましては、貴所におかれては、今後継続して血液凝固第VIII因子製剤を最大限生産できるよう生産体制について検討するとともに、引き続き今後の供給見通し等について随時当局担当課に詳細を報告されるよう特段の御配慮をお願い申し上げます。


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