平成13年12月26日
厚生労働省
厚生労働省においては情報技術を活用した今後の望ましい医療の実現を目指して平成13年3月28日より保健医療情報システム検討会において平成14年度から概ね5年間の医療の情報化を戦略的に推進するための方策の検討を進めてきた。
この間、本年9月25日に厚生労働省において「医療制度改革試案」を公表し、本年11月29日には「医療制度改革大綱」が政府・与党改革協議会において取りまとめられた。
同大綱においては「電子カルテ等について目標と達成年次を年内に策定し、その実現に向けた支援措置を講じる。」こととされている。
このような中、今般保健医療情報システム検討会において「保健医療分野の情報化にむけてのグランドデザイン」(PDF:253KB)が取りまとめられた。
このグランドデザインにおいては「医療の将来像を踏まえた医療の課題と情報化」、「医療情報システム構築のための戦略」、「情報化の進展にともなう保健医療福祉総合ネットワーク化への展開」、特に医療情報システムの構築においては電子カルテ・レセプト電算処理システムの目標と達成年次、国の講ずるべき施策等が盛り込まれている。
厚生労働省においてはこのグランドデザインを踏まえ、電子カルテ・レセプト電算処理システムの目標の達成に努めるとともにグランドデザインで描かれた情報技術を活用した今後の望ましい医療の実現に向け、各般の施策を行っていくこととする。
保健医療分野の情報化にむけてのグランドデザイン(概要) |
「情報化が我が国医療の将来に大きな影響を与えるものであることを踏まえ、これを国として戦略的に進めていくことが極めて重要」
当面、以下のような具体的な施策について、目標、時期、国の講ずべき施策をできる限り明確に示しながら、推進する。
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【電子カルテ】
【レセプト電算処理システム】
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目標達成のための戦略を踏まえ、国家的視点から実現方策を提示することとし官民の役割分担、達成目標等を明示したアクションプランを策定 |
保健医療分野の情報化にむけてのグランドデザイン策定について |
(1)「経済財政諮問会議」閣議決定(H13.6.26)
(2)「IT戦略本部」了承(H13.9.14)
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平成14年度から5年間の保健医療の情報化計画・目標達成のための道筋と方策を示す |
電子カルテ等について目標と達成年次を年内に策定し、その実現に向けた支援措置を講じる |
「保健医療分野の情報化にむけてのグランドデザイン」策定・公表 |
保健医療情報システム検討会について |
1.検討の目的
2.これまでの取組
○ | 平成13年 3月28日 | 第一回検討会を開催 |
○ | 8月 8日 | グランドデザインの骨子となる第一次提言公表 |
○ | 12月26日 | グランドデザインを厚生労働省へ提言 |
3.検討会メンバー (○座長)
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照会先:医政局研究開発振興課 医療技術情報推進室 (担当、内線) 武末・植田、2589 (代表) 03-5253-1111 (直通) 03-3595-2430
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