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社会保険庁の不祥事への対応方策について


1 厚生労働省信頼回復対策推進チーム

 厚生労働行政において、不祥事や国民の疑惑を招く事案が頻発していることにかんがみ、その再発を防止するための具体的な対策を確立する等、国民の信頼を回復するための対策を策定・推進するため、10月1日に「厚生労働省信頼回復対策推進チーム」を設置。
※  不祥事案等の調査は、別途、チームの下に調査班等を設置し行う。
○構成員
委員長・・・・・衛藤副大臣
委員長代理・・・西副大臣
副委員長・・・・森岡政務官、藤井政務官、厚生労働事務次官
委 員・・・・・厚生労働審議官、社会保険庁長官、官房長、総括審議官 等
(1)カワグチ技研竃竭闢剪イ査班
 カワグチ技研鰍ノ発注した「金銭登録機」に関する収賄事件の発生を踏まえ、その再発を防止するため、同社への発注等について、その経緯や国家公務員倫理法上の問題点等を調査する。

○構成員


主 査・・・・・社会保険庁次長
主任調査員・・・社会保険庁総務課長
調査員・・・・・社会保険庁関係各課職員により構成
(2)監修料問題についての対応
厚生労働省職員が国庫補助金に関連する出版物等について多額の監修料を受け取っていた事案を契機に、厚生労働審議官を主査とする調査チームを設け、監修料の受け取りの実態について社会保険庁を含む全省的な調査を行うとともに、「厚生労働省信頼回復対策推進チーム」において、調査結果や今後の対応方針等について審議。
10月22日に、監修料の受け取りの状況等に関する調査結果及び信頼回復のための措置(監修料の受け取り禁止等の厳格なルールの策定、幹部職員の管理監督責任、給与の自主返納)を公表。


2.調達業務の抜本的な見直し

 カワグチ技研竃竭閧ノおいて随意契約がその背景となっていることも踏まえ、調達業務の抜本的な見直しを実施。

(1)競争入札又は企画競争の原則化
社会保険庁の物品等の調達については、会計法令上、随意契約ができる場合であっても安易に随意契約を行うのではなく、競争入札又は企画競争に付すことを原則とした。〈8月25日〜〉  
今年度の上半期に締結した随意契約についても、契約方法・随意契約理由の妥当性に関する調査を実施中

(2)調達委員会の設置
 調達コスト削減目標の策定、調達計画の進行管理、調達案件の事前審査等を行い、契約方式や購入数量等についてチェックすることにより、調達業務全般の適正化及び透明性の確保を図るため、「調達委員会」を設置。〈10月1日〜 原則として月2回の頻度で開催〉


3.内部通報制度の整備及び法令遵守委員会の設置

 社会保険庁におけるコンプライアンス(法令遵守)を徹底するため、職員に職務上の法令違反又はその疑いのある事実があった場合に、全ての職員が通報できる体制を整備するとともに、通報を受けて調査や再発防止措置等を協議する法令遵守委員会を設置。〈10月1日〜〉

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