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トップページ > 社会保険統計情報 > 平成11年国民年金被保険者実態調査 > 国民年金制度に関する各種周知度 9.年金相談の周知度及び利用状況

国民年金制度に関する各種周知度



9.年金相談の周知度及び利用状況
 年金の相談は、市区町村や社会保険事務所、年金相談サービスセンター等で行っているが、このことに関する周知度は70.4%であり、うち「利用したことがある」は19.2%となっている。
 保険料納付状況別にみると、納付者の周知度は73.6%、未納者は60.2%、免除者は67.1%と納付者の周知度が高いものの、「利用したことがある」の割合は納付者が17.1%、未納者が16.1%、免除者が31.2%となっており、免除者の利用割合が高くなっている。
 利用機関別の利用状況をみると、「市区町村」の割合が10.8%で最も高く、次いで「社会保険事務所」が4.4%となっている。


年金相談の周知度及び利用機関別利用状況

年金相談の周知度及び利用機関別利用状況の表

 また、相談の形態別の利用状況をみると、「直接窓口に訪問した」の割合が9.6%で最も高くなっている。


年金相談の周知度及び相談の形態別利用状況

年金相談の周知度及び相談の形態別利用状況の表

 年金相談の窓口を選んだ理由をみると、「公的機関であり信用できるから」の割合が38.1%で最も高く、次いで「自宅から近かったから」が22.8%、「年金の専門家がいるから」が18.2%、「電話で手軽に相談できるから」が7.0%となっている。


年金相談の窓口を選んだ理由

年金相談の窓口を選んだ理由の表
注.複数回答である。

 年金相談の相談内容をみると、「保険料の免除について」の割合が36.5%で最も高く、次いで「年金番号や自分の過去履歴について」が16.3%、以下「受給できる見込み額や年金制度の将来について」(14.5%)、「未払いや免除保険料の追納について」(12.7%)、「転職、転居時の手続きについて」(12.3%)、「年金給付を受けるための手続きについて」(12.1%)、「制度加入・脱退に関することについて」(8.1%)、「保険料の納付や返還について」(7.3%)の順となっている。
 保険料納付状況別にみると、納付者では、「年金番号や自分の過去履歴について」が20.3%で最も高く、次いで「受給できる見込み額や年金制度の将来について」が19.1%となっているが、未納者及び免除者では、「保険料の免除について」がそれぞれ48.4%、74.7%と圧倒的に高くなっている。


年金相談の相談内容

年金相談の相談内容の表
注.複数回答である。

 利用機関別に年金相談の相談内容をみると、「市区町村」では、「保険料の免除について」が48.8%と特に高くなっている。一方、「社会保険事務所」、「年金相談サービスセンター」、「出張相談所」ではいずれも2割を超えている「受給できる見込み額や年金制度の将来について」及び「年金給付を受けるための手続きについて」は、「市区町村」では1割を切っている。「社会保険事務所」では、「年金番号や自分の過去履歴について」が31.5%で最も高くなっている。


利用機関別年金相談の相談内容

利用機関別年金相談の相談内容の表
注.複数回答である。


1.公的年金の物価水準維持についての周知度
2.基礎年金の国庫負担の周知度
3.年金受給の要件の周知度
4.満額の年金の受給要件の周知度
5.任意加入の周知度
6.障害基礎年金の周知度
7.国民年金に加入したきっかけ
8.国民年金の広報
9.年金相談の周知度及び利用状況
10.年金相談サービスへの要望
11.年金に関する知りたい情報



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