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制度改正等がシステムに及ぼす影響範囲の洗い出し方法の改善
制度改正等によりシステム開発を行う際には、当該改正等が既存のシステムのどの部分に影響を与えるか、社会保険業務センターにおいて主に目審査でその洗い出し作業を行っているが、これを的確かつ効率的に行えるように、機械的に洗い出しのできるシステムを構築する。 |
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システム開発委託先に対する指示方法等の改善
社会保険業務センターがシステム開発委託先に行う指示は、文書によることを徹底する。また、指示事項が成果物に正確に反映されていることの相互確認を徹底する。 |
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作成したプログラムが適正に稼働することを確認するためのシステムテストの充実
システム開発委託先は、プログラム作成の最終段階で、プログラムが設計どおり稼働するかテストデータを処理させて検証している。このテストデータを作成する際には、過去のテストデータの中から適切なものを抽出して活用することが有効であることから、この抽出作業を効率的に行えるように、過去のテストデータを類型的に整理する。
また、システム開発委託先が行うシステムテストについて、プログラム機能面からのテストに加えて、業務処理機能面からのテストを追加する。 |
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作成したプログラムが適正に稼働するかについての業務処理に沿った検証の改善
作成したプログラムは、システム開発委託先におけるシステムテストの後、社会保険業務センターにおいて実際の業務処理に沿って、適正に稼働するかの検証を行っている。
この検証作業においては、データの入力や処理結果の確認等を現在は手作業で行っていることから、これをより短期間で効率的に実施できるように、できる限り機械化を図る。 |
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システムテストを行う際のテスト環境の充実
システムテストを行うためのテスト環境が不十分であることから、テスト時間に制約がかかる状態になっている。
このため、オンライン稼働中であってもシステムテストができるように、記憶装置の増設などテスト環境の充実を図る。 |