厚生労働省

戻る

目からうろこの◯×クイズ目からうろこの◯×クイズ

大麻の正しい知識を○×でチェック。
意外な落とし穴があるかもしれません。
早速、チャレンジしてみましょう。

クリックタップして選んでみましょう

1

「大麻は安全」っていう人がたくさんいるけど本当?「大麻は安全」っていう人がたくさんいるけど本当?

NO

大麻は精神・身体に大変有害です。
特に10代にとっては取り返しのつかない害も。

大麻は肺や心臓、脳などに影響し、うつ病や記憶障害、妄想などを引き起こします。そのほかにも、多様な身体・精神的症状に結びつくといわれています。
特に20歳までで成長が完成されるといわれる脳には影響が大きく、ダメージを受けた脳は治療しても、多くは元に戻らず、使用したタイミングが若いほど、認知機能の低下、感情がコントロールできない、疲れやすく無気力になるなどの症状が深刻に出ます。

2

うつ病は、大麻で治療できるの?うつ病は、大麻で治療できるの?

NO

むしろ、うつ病・自殺のリスクが高まるなど、精神的な影響があります。

「元気が出る」「疲れを癒せる」「リラックスできる」といった言葉には騙されないでください。どの状態も、無理やり体をコントロールした一時的なもの。
海外の研究において、思春期の大麻使用は、うつ病や自殺願望のリスクを高めると報告されています。ストレス解消のためにはじめた大麻で、重いうつ病を引き起こし自殺してしまった乱用者もいます。

3

大麻は、お酒やタバコみたいに依存性はないんでしょ?大麻は、お酒やタバコみたいに依存性はないんでしょ?

NO

大麻含有成分THCには依存性が確認されています。依存は、脳への影響で自分の意思ではやめられなくなった状態のことです。

2016年のWHO薬物依存専門委員会で、大麻に含まれる成分THCには依存性があると示した論文が公開されました。
依存とは、使用を繰り返した結果、渇望をコントロールできなくなった状態。無意識のうちに大麻が最優先の状態に変わってしまうこともあります。
現在の医療では、大麻への渇望を抑える特効薬は存在していません。薬物の怖さはこの依存形成にあります。

4

1回だけでも大麻を吸ったら薬物の「乱用」になるの?1回だけでも大麻を吸ったら薬物の「乱用」になるの?

YES

薬物乱用=決められたルールを守らずに薬物使用をすること。
回数は関係なく1回の使用でも乱用です。

薬物乱用とは、「決められたルールを守らないで、薬物を使用すること」です。違法薬物は法律によって厳しく取り締まられています。
また、医薬品についても「病気や傷の治療に使う」といった本来の目的以外に使えば薬物乱用となります。 乱用と聞くと何度も使用するイメージが強いですが、回数は関係ありません。1回でも使用すると乱用になります。
大麻などの違法薬物に関しては所持しているだけで犯罪です。

5

覚醒剤に手を出さなければ、大麻くらい平気でしょ?覚醒剤に手を出さなければ、大麻くらい平気でしょ?

NO

大麻の使用を入り口に、他の薬物も乱用してしまうケースもあります。

全国の覚醒剤取締法違反による受刑者を対象とした調査では、初めて使用した薬物が大麻である者の割合が、特に大麻の濫用拡大が著しく進む若年層になるにつれ、増加しているという結果となっています。

6

なんだかんだ言って、お酒やタバコの方が身体に悪い。なんだかんだ言って、お酒やタバコの方が身体に悪い。

NO

お酒やタバコより大麻の方が安全という情報はウソです。
大麻にはお酒やタバコとは違ったメカニズムによる健康被害があります。

そもそもお酒もタバコも、大麻を含む薬物も、すべて依存性や健康被害がある危険な存在です。単純に比較できません。
ですが、大麻にはお酒やタバコとは違ったメカニズムによる健康被害が確認されています。世界保健機関(WHO)は、大麻の害として脳機能の障害、呼吸器の障害、精神病のリスク増大を挙げています。
大麻の影響で交通事故が増加する傾向も指摘されており、アメリカで大麻を認めた州は、認めていない州と比べて交通事故の発生率が5.2%高くなったという調査もあります。

7

海外では合法の国もあるから安全だよね?海外では合法の国もあるから安全だよね?

NO

合法性と安全性は別問題。

確かに海外では大麻が合法の国もありますが、大麻を安全だと認めた国はありません。大麻を取り巻く環境は日本とは異なっており、海外の法律等はそれぞれの国の事情や背景を元に作られています。
合法の国のその多くは、大麻の使用について何らかの制限をかけており、安全なものとして見なしているというわけではありません。

8

大麻がありそうな所に行かないし、悪い人との付き合いはないから大丈夫!大麻がありそうな所に行かないし、悪い人との付き合いはないから大丈夫!

NO

SNSでの誘いに注意!いつもの生活の中で簡単に出会ってしまうことがあります。

薬物が売買される手段として危険が拡大しているのがSNSです。
SNS上では大麻を意味する絵文字や隠語などが使われ、購入を促す内容が多く投稿されています。実際に未成年者や学生がSNSを通して売人から購入した事件が複数報告されており、大きな問題となっています。
また、実際の乱用者から「友達の家で」「先輩から学校で」誘われたという体験談も多数あります。SNSで投稿を見つけても、どんなに仲が良い相手から誘われて、断ると気まずくなりそうでも、誘いに乗らない・きっぱり断る・その場から逃げることが大切です。
薬物の問題で困ったことがあれば、ぜひ相談窓口に連絡してみて下さい。

9

大麻のことで相談したら、結局、捕まっちゃうんでしょ?大麻のことで相談したら、 結局、捕まっちゃうんでしょ?

NO

秘密厳守で相談できます。不安は放っておかずに話してください。

薬物について悩みや疑問を感じたとき、親しい人の様子がおかしいなど、少しでも不安があれば放っておかずに相談してください。秘密厳守でお話を伺います。
都道府県には薬物問題についての相談窓口があります。ひとりで悩まず、まずは連絡してみてください。相談窓口は厚生労働省のホームページで確認できます。

全国のご相談窓口

9問中問正解!

どうでしたか?
正しい知識が
あなたの健康と暮らしを守ります。

戻る