厚生労働省

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2008年11月2日に、中国(北京)で、第2回日中韓三国保健大臣会合が開催されました。

1.日中韓三国保健大臣会合とは

日中韓三国保健大臣会合は、日本、中国、韓国の保健担当大臣が、新型インフルエンザ対策など保健医療分野における三国の共通課題の協力について討議する場として定期的に開催される閣僚会合です。

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2.今回の参加者

日本は舛添要一厚生労働大臣、中国は陳竺(チン・ジク)衛生部長、韓国は全在姫(チョン・ジュヒ)保健福祉家族部長官が出席しました。

3.議論の概要

(1)鳥・新型インフルエンザ対策について、「新型インフルエンザ対策における日中韓三国共同行動計画」に三大臣が署名しました。当該行動計画は、10月に行われた日中韓三国共同机上訓練に基づき、情報共有拠点の設置、新型インフルエンザの発生時における情報の効果的提供、早期封じ込め策を国籍に関係なく実施すること、三カ国の協力を他のアジア諸国に拡大することを内容としています。

(2)三大臣は、今後も日中韓三国保健大臣会合を定期的に開催することで合意しました。
(次回の日中韓三国保健大臣会合は、2009年度に日本にて開催予定。)

(3)三大臣は、食品問題について、次回会合でのテーマに含めることに合意しました。

4. 日中保健大臣会談

日中韓三国保健大臣会合に先立ち、舛添厚生労働大臣は陳竺(チン・ジク)衛生部長と会談を行いました。

両大臣は、昨年4月の第一回会合以降、三カ国で行われた様々な保健衛生分野の有意義な取組みを確認し、さらなる進展を目指していくことを確認しました。 特に、がん対策に関し、昨年4月の温家宝首相来日時において合意された「日中医学協力構想」に基づき、がんの早期発見のための研究の展開等を含む覚書を締結しました。

また、舛添大臣は、食品安全に関し、中国産食品に対する不信の払拭は、わが国民にとって重要な問題であり、平成17年4月に厚生労働大臣と国家質量監督検験検疫総局長との間で結ばれた覚書に基づく中国からの十分かつ速やかな情報提供の推進を要請しました。

5.日韓保健大臣会談

日中韓三国保健大臣会合に先立ち、舛添厚生労働大臣は韓国在姫(チョン・ジュヒ)保健福祉家族部長官と会談を行いました。

両大臣は、昨年4月の第一回会合以降、三カ国で行われた様々な保健衛生分野の有意義な取組みを確認し、さらなる進展を目指していくことを確認しました。少子化、高齢化等、保健福祉分野において両国で共通の課題となっているテーマの今後の協力関係についての意見交換を行いました。

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6.今次会合の意義

昨年4月の第一回会合以降、三カ国で行われた様々な保健衛生分野の有意義な取組みを確認し、さらなる進展を目指していくことを確認しました。

鳥・新型インフルエンザ対策については、「新型インフルエンザ対策における日中韓三国共同行動計画」に署名し、はじめて三カ国の政府レベルにおける具体的な共同対応が合意されました。

食品問題について、次回会合でのテーマに含めることに合意しました。

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大臣官房国際課


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