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ライフ・イノベーションの一体的な推進について

 厚生労働省では、新成長戦略や社会保障・税一体改革等を踏まえ、日本発の革新的な医薬品・医療機器等の創出により、健康長寿社会を実現するとともに、国際競争力強化による経済成長に貢献することを目指す「ライフ・イノベーション」を推進しております。
 具体的には、以下を主な内容としています。

  •  がんは、国民の3分の1が死亡する原因となっており、またB型肝炎も、治療成績が低く画期的な新薬の開発が望まれております。また、再生医療等については、安全性の確保等が重要な課題であり、移植後の拒絶反応等に関する研究等を行うこととしています。
     このため、国民のニーズの高いがん等6つの項目について、大学病院等の研究費を行うなど、集中的に支援を行います。
  •  新薬等の製品化には、患者に試験的に使用し安全性と有効性を確かめる「治験」や「臨床研究」の手続を経る必要があります。しかし、医師が主導して行う「臨床研究」は、臨床研究コーディネーターを始めとする人材が十分でないため、せっかくの臨床研究が有効活用できていません。
     このため、大学病院等を対象に人件費などを支援することにより、「臨床研究中核病院」を整備することとしています。
  •  現状では、革新的な技術を活用した製品は、新しい技術であるが故に、どのような試験を実施し、どのような結果が出れば有効、安全かといったガイドラインが定まっていません。研究開発に並行してこのガイドラインが作成されますと、開発が効率化し、審査も迅速になる結果、早期実用化が可能となります。
     このため、大学等で最先端の技術の有効性と安全性を評価する研究事業を実施するとともに、関係機関との人事交流を行い、人材育成を図ります。また、そこを拠点としてガイドラインを作成し、再生医療等の早期実用化を促進します。
ライフ・イノベーションの一体的な推進

○ お問い合わせ先  大臣官房厚生科学課

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