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竹内厚生労働副大臣は、障害者施策の現状を把握するため、国立障害者リハビリテーションセンターを視察しました。

写真(2015年12月1日)

2015年12月1日
国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)
竹内厚生労働副大臣は、障害者施策の現状を把握するため、国立障害者リハビリテーションセンターを視察しました。

 竹内副大臣は、国立障害者リハビリテーションセンターを視察しました。9月に塩崎厚生労働大臣も視察に訪れた同施設は、病院、自立支援局、研究所などで構成され、障害のある方の生活機能全体の維持・回復のために必要な保健・医療・障害福祉サービス、人材養成、研究など、先進的・総合的な取り組みをしています。
 同センターでは、総長の概況説明を受けた後、敷地内にある各施設を視察しました。担当者から、頸髄損傷者に対する自動車運転訓練やクリーニングなどの就労訓練の取り組み、義手製作などのお話しをうかがいました。また、視野障害や水晶体(※1)白濁などの視覚障害の疑似体験や障害者スポーツ「サウンドテーブルテニス(※2)」の体験をしました。
 視察後、竹内副大臣は障害のある方々の大変さについて実感したことを話し、「国立障害者リハビリテーションセンターは、とても重要であり、障害のある方を支えていることを再認識しました」と話しました。
(社会・援護局 障害保健福祉部企画課施設管理室)

※1 水晶体(すいしょうたい)=目の中の組織で、外から入ってくる光を屈折させ、網膜に像をうつすレンズの役割をはたす。

※2 サウンドテーブルテニス=視覚障害者のためのスポーツのひとつで、卓球に似た競技。卓球の球の中に金属粒を入れた音の出るボール(サウンドボール)とラバーの張っていないラケットを利用して、ボールを卓球台に転がし、転がる音を頼りに打ち合うというもの。

写真(2015年12月1日)
頸髄損傷者に対する自動車運転訓練について、説明を受ける竹内副大臣

写真(2015年9月7日)

国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)
「先駆的な試みを生きた形で、全国に住んでいる障害者の方々に反映できるようにしていくことが大事であり、私たちの責務である」。同センターで、発達障害への取り組みや研究などの説明を受ける塩崎大臣

 続いて訪れたのは、国立障害者リハビリテーションセンターです。
 同センターは、障害のある方の自立や社会参加を支援し、生活機能全体の維持、回復を目指すための保健・医療・福祉サービスの提供、リハビリテーションの技術や福祉機器の研究開発とともに、発達障害への普及啓発の取り組みなどが行われています。
 ここでは同センターの敷地内にある病院、研究所、発達障害情報・支援センターなどを視察しました。「筋電義手※1」やパソコンを使った就労訓練の取り組み、脊髄損傷者のうつ熱※2予防のための「電動車いす用接触式抜熱システム」の研究、発達障害情報・支援センターの普及啓発の取り組みなどのお話しをうかがいました。また、当日、塩崎大臣はパラリンピックの選手と一緒に障害者スポーツ「ゴールボール※3」の体験をしました。
 塩崎大臣は、「ナショナルセンターとして、難しい重度の障害、発達障害など新しい障害へのニーズなど、オーダーメイドで対応を考えていかなければならない。(国立障害者リハビリテーションセンターには)知識も技能も技術も蓄積があるということを感じました。ここにある先駆的な試みを生きた形で、全国に住んでいる障害者の方々に反映できるようにしていくことが大事であり、私たちの責務である」と話しました。
(社会・援護局 障害保健福祉部企画課施設管理室)

  1. ※1 筋電義手=脳からの命令を受けて、筋肉を動かしたときに発せられる電気信号を読み取り、操作することができる義手のこと
  2. ※2 うつ熱=脊髄損傷や脊髄損傷による自律神経系の損傷により、発汗や血流調節に必要な機能が失われ、体温を下げることができず、体内に熱がこもる状態のこと
  3. ※3 ゴールボール=障害者スポーツのひとつでパラリンピック大会の正式種目でもある。目隠しを着用した1チーム3名のプレーヤー同士が、コート内で鈴入りボールを転がすように投球し合い、味方のゴールを防御しながら相手ゴールにボールを入れることにより得点を競う。

写真(2015年9月7日)

パラリンピックの選手とともに、ゴールボールを体験する塩崎大臣

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