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「自分に合った仕事に出合えるように、しっかり支援していきたい」。塩崎厚生労働大臣は、子育て中の女性、フリーターや新卒、介護・保育分野での就職を希望する方など、ハローワークが特化して取り組む就職支援について、現場の声を聞くために視察しました。

写真(2015年10月30日)

2015年10月30日
ハローワーク渋谷にあるハートフルワークコーナーについて説明を受ける塩崎大臣。

 塩崎大臣は、子育て中の女性やフリーター、人材不足が叫ばれている介護・保育分野での就職を希望する方などへの就職支援の取組みについて現場の声を聞くため、ハローワーク渋谷、マザーズハローワーク東京、東京わかものハローワークを視察しました。
 まず初めに訪れたのは、ハローワーク渋谷です。ここには平成25年7月から、福祉分野(対象職種=介護職員、看護師、保育士など)の人材確保に向け企業側と求職側のマッチング支援を行うハートフルワークコーナーが設置されています。そこで働く職員からは「介護職の資格や経験がない方でも、介護職への理解を深めるための入門セミナー、職業訓練などの受講、職場見学と面接会がセットになったツアー型面接会等の支援を通じて就職が決まりました」と就職に結びついた実例の報告がありました。
 ほかにも、さまざまな事例を聞いた塩崎大臣は、「介護や保育の分野はまだまだ人材が足りないので、厚生労働省としても、介護や保育分野でのマッチング機能の強化など、就職支援の更なる充実を図っていきたい」と話しました。
(職業安定局 首席職業指導官室)

写真(2015年10月30日)

マザーズハローワークで、求人を検索する端末の説明を受ける塩崎大臣

 続いてマザーズハローワークを訪れました。このハローワークは、平成18年4月に子育て中で、就職を希望する方のために、子ども連れでも来所しやすい施設として設置されました。一人の担当者が最初から最後まで就職支援するほか、仕事と子育てが両立しやすい求人の確保と事業所情報の収集・提供、託児付きセミナーの開催などを行っています。
 概況説明では、業務の取扱状況として、利用者の約7割が子育て中の方であること、またそのうちの2割がひとり親世帯であること、0〜3歳のお子さんがいらっしゃる利用者は全体の4割弱で、出産後まもなく就職活動を始める方が多いとの話がありました。
 その後、施設内の見学をしました。求人の検索ができる端末が設置されており、一都六県、3万件の情報を見ることができます。また、子育て中の働きやすさに配慮した求人や会社の雰囲気がよりわかりやすいように写真付きで紹介された求人票を数多く掲示するなど、仕事を探しやすくするための工夫がされています。
 このハローワークで行われているパソコン講習を活用し、土日休みの事務職へ転職することができたという方からは、「短期集中のパソコン講習でパソコンスキルの向上ができて良かった。職員さんの励ましで、不安だった就職活動を最後まであきらめずに進めることができた」と、ここで行われている講習や面接対策などの取組みが好結果につながったとの話を聞くことができました。
(職業安定局 首席職業指導官室)

写真(2015年10月30日)

わかものハローワークで支援メニューの説明を受ける塩崎大臣

 最後に、東京わかものハローワークを訪れました。フリーターや新卒者など、若者への支援を行うことを目的に平成24年10月に設置された東京わかものハローワークでは、就職の準備から職場の定着まで一貫した支援を行っています。一人ひとり個別にきめ細かな対応をするため、予約担当者制による職業相談・職業紹介を行っています。また、面接対策やビジネスマナー、応募書類作成などの各種セミナーの開催はもちろん、ここでは、「ジョブクラブ(就活応援塾)」というほかにはない特化した支援もあります。
 ジョブクラブとは、正社員として経験が浅い方が、同じ悩みや目的を持った仲間とのグループワークを通して、物の見方や考え方、相手の立場に立って考えることなど自分を客観的に見つめ直し、就職活動の第一歩を踏み出すための力を培うセミナーです。平成26年度は、276名の修了生のうち約9割が3カ月以内に就職を実現するという実績を出しています。
 当日、塩崎大臣はジョブクラブを見学しました。この日に行われていたのは、コミュニケーション演習で、グループごとに自分が見た自分と、他人が見た自分との比較をした結果を発表するというものでした。ディスカッションを真剣に聞いていた塩崎大臣は、「自分の能力を最大限に高めて自分が持っている個性、能力を生かしながらそれぞれに合った仕事を探していくということが大事です。ぜひ、自分を見つめ直して、自分の力を最大限引き出して、そして良い仕事に就いてください。多少、我慢をしなければいけないことも人生にはありますけれども、頑張って良い仕事に就いてもらいたいと思います。皆さま方の人生、1回だけですから。良い人生を歩んでいただきたいと思っておりますので、頑張っていただきたい」と参加者にエールを贈りました。
 視察後、塩崎大臣は「仕事を探している皆さまが、自分に合った仕事に出合えるようにしっかり支援をしていきたい。最終的には、職業能力、人間能力を高めていくことが大事で、それぞれの個人に応じた能力を引き出すお手伝いができれば、ハローワークもさらにいろいろな可能性が出てくるのではないか」と話しました。
(職業安定局 派遣・有期労働対策部企画課 若年者雇用対策室)

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