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塩崎厚生労働大臣は、国立療養所多磨全生園と国立障害者リハビリテーションセンターの現状を把握するため視察しました。

写真(2015年9月7日)

2015年9月7日
国立療養所多磨全生園(東京都東村山市)
入所者の方々との懇談と園内の視察後、園内にある納骨堂に献花をする塩崎大臣

 塩崎大臣は、ハンセン病施策の現状と障害者施策の現状を把握するため、国立療養所多磨全生園と国立障害者リハビリテーションセンターを視察しました。
 ハンセン病の元患者が生活されている国立療養所多磨全生園では、園長から概況説明を受けたあと、全国ハンセン病入所者協議会や入所者自治会の方々との懇談が行われました。 また、同園に併設されている国立ハンセン資料館では、語り部からハンセン病患者の隔離政策が行われていた当時の様子や入所者の暮らしぶりを、展示品の説明とともにうかがいました。
 視察後、塩崎大臣は「全国ハンセン病療養所入所者協議会や、入所者自治会の方々とお話しすることができて、大変良かったと思います。また、療養所の環境を拝見し、協議会のご要望もお聞かせいただき、できる限りのことをしていかなければならないと、ハンセン病の歴史的な経緯も踏まえて、あらためて思いました」と話しました。
(医政局 医療経営支援課国立ハンセン病療養所管理室)

写真(2015年9月7日)

全国ハンセン病療養所入所者協議会の会長と事務局長から、現状についてお話しを伺いました。

写真(2015年9月7日)

国立ハンセン病資料館では、語り部から、ハンセン病患者の隔離政策が行われていた当時の様子や入所者の暮らしぶりについて、説明を受けました。

写真(2015年9月7日)

国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)
「先駆的な試みを生きた形で、全国に住んでいる障害者の方々に反映できるようにしていくことが大事であり、私たちの責務である」。同センターで、発達障害への取り組みや研究などの説明を受ける塩崎大臣

 続いて訪れたのは、国立障害者リハビリテーションセンターです。
 同センターは、障害のある方の自立や社会参加を支援し、生活機能全体の維持、回復を目指すための保健・医療・福祉サービスの提供、リハビリテーションの技術や福祉機器の研究開発とともに、発達障害への普及啓発の取り組みなどが行われています。
 ここでは同センターの敷地内にある病院、研究所、発達障害情報・支援センターなどを視察しました。「筋電義手※1」やパソコンを使った就労訓練の取り組み、脊髄損傷者のうつ熱※2予防のための「電動車いす用接触式抜熱システム」の研究、発達障害情報・支援センターの普及啓発の取り組みなどのお話しをうかがいました。また、当日、塩崎大臣はパラリンピックの選手と一緒に障害者スポーツ「ゴールボール※3」の体験をしました。
 塩崎大臣は、「ナショナルセンターとして、難しい重度の障害、発達障害など新しい障害へのニーズなど、オーダーメイドで対応を考えていかなければならない。(国立障害者リハビリテーションセンターには)知識も技能も技術も蓄積があるということを感じました。ここにある先駆的な試みを生きた形で、全国に住んでいる障害者の方々に反映できるようにしていくことが大事であり、私たちの責務である」と話しました。
(社会・援護局 障害保健福祉部企画課施設管理室)

  1. ※1 筋電義手=脳からの命令を受けて、筋肉を動かしたときに発せられる電気を読み取り、操作することができる義手のこと
  2. ※2 うつ熱=脊髄損傷や脊髄損傷による自律神経系の損傷により、発汗や血流調節に必要な機能が失われ、体温を下げることができず、体内に熱がこもる状態のこと
  3. ※3 ゴールボール=障害者スポーツのひとつでパラリンピック大会の正式種目でもある。目隠しを着用した1チーム3名のプレーヤー同士が、コート内で鈴入りボールを転がすように投球し合い、味方のゴールを防御しながら相手ゴールにボールを入れることにより得点を競う。

写真(2015年9月7日)

パラリンピックの選手とともに、ゴールボールを体験する塩崎大臣

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